2019年10月20日
スラーはスラーっといかなくてよい?(動画つき)
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スラーというのは
異なる音をひと弓で弾くこと。スラーをすると
つながったような、滑らかな音の移り変わりの効果がある。
スラーには種類がある
同弦のスラーと異弦のスラー。
同じ弦でのスラーは
その言葉通り、スラーっと弾きやすい。
しかし、異弦のスラーは
なかなか難しい。
結論から言うと、
熟練していないのにスラーっと弾かなくていい。
熟練していても、
実は
弦を移る時はスラーっとはしていない。
意識の中では
しっかり意識して弦を換えている。
ただ、聴いている人には感じられない程速くてスマートなだけ。
だから、初めは
ちゃんと切って練習した方がいい。
一度止まって、
しっかり弦を換えて、
また進む。
この練習がないと
雑音が入ったり
弓が足りなくなったり
音が裏返ったり
音色が曇ったり する。
初めは
何だか途切れ途切れだなぁと思っても
きれいなスラーっとスラーを目指し、
逆に途切れスラーを練習してください。
熟練すると、
その途切れが超一瞬で
聴こえないのさ。
(ちなみに、同弦スラーでも上記のような弊害が出る人は、一音一音止まって、途切れ途切れスラーを練習していくといいよ。)
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