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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2014年01月23日

練習とは

練習っていうのは、できるようになるためにするって思っているよね?

もちろん、できないことをできるようにする。

まず頭で理解して、
それを手に現せるようにする。

じゃ、できるようになったら終わりか?

例えば、スポーツ選手を思い起こしてみよう

今ちょうど冬のオリンピックの時期なので、フィギュアスケートで考えてみると、

私はたいして知らないので、細かいことはわからないが、

例えば三回転ジャンプを試合で成功させたいからと、
少し体を温めたら、三回転ジャンプばかり練習するだろうか?

できるようになっている技やステップはもうやらないだろうか?

きっと、初心者がやるような、柔軟体操、前滑り、後ろ滑り、全部メニューとしてやっていると思う。

なぜだろうか?まさかできないから?
もちろんそうじゃない。

二胡の練習だって、
弾けるように練習しているだけではない。

D調の第一ポジションなんて、
もうお茶の子さいさいだろう。
けど、多くの人が、なぜかそのど初級レベルで間違う。

上級レベルにもかかわらず、
新しい曲になると34の指が離れている。

今自分のできないところだけ、弾けるように練習しているから、そんなことになる。

練習とは、できるようになるためだけではない。

体に叩き込むためにするのだ。
まさに体が覚え込んで、くせにまでするためだ。

新しい曲になろうと、
先生が弓法を変更しようと、
強弱をつけろ、
ビブラートを大きくしろ、
速くしろ、遅くしろ、
だんだん速くしろ、だんだん遅くしろ、
楽しげに弾むように、などなどと言われても、
ふらつくことのないくせにするのだ。
なんと注文をつけられても、
34は指が離れない。
ポジションは正しく移動する、
手の形は基本通り、
くずれてはならないのだ。

弾ける、のレベルで練習しても、
次の曲でくずれるようなら、
レベルアップにはならない。

アスリートが、毎日同じ基本メニューをこなすように、
動作を、基本を、
叩き込んで、更に維持し続け、
上に何が載ってもくずれないようにする。
それが練習だ。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 14:31Comments(0)励まし

2014年01月16日

練習ってすごい能力

書類にハンコを押す。

はじめはある程度枠内に押そう
と思って押していた。

しかし、枠幅が狭く、少しはみ出す。

ある日、枠内にきっちり押したいと思って、
挑戦した。

シャチハタなので、
実際のハンコラインよりひとまわり大きいケース分があるので、
ハンコのきわがどこなのか見えない。

でも、周囲のはみ出し具合を観察して、何度か押した。



これではダメだ、上のラインがはみ出している。
上のラインと下のラインにハンコの円ラインがきっちり重なれば、
枠にジャストおさまり、
はみ出した感がない。

今日押す紙は全部で7枚、
すでに3枚はダメだった。

あと4枚、ちょうど真ん中に押したいと、
あともう少し上、
あともう少し下、
と練習した。

こんな事を練習したって、意味がない
こんな微妙なシャチハタのケースの枠のはみ出し具合を、
今後再現できるわけない。
次回押す時には、また線がわずかにはみ出るんだ。
なんて意味のない練習をしてるんだ。
と思いながらも、
あと4枚今度こそラインがはみ出さないように、と慎重に押した。

すると、最後の1枚は見事成功。

それから、次に押すのは二週間後。

二週間後のその日もやった。

するとなんと、成功率が高い。

これが成功パターン


その後も毎回やっているが成功率が高い。

驚いた。感動した。

練習って、したら身に着くんだ…!

こんな微妙なことすら、
練習したら、体が覚えてくれているんだ。

すごいメカニズムが、私たちの体にはあるんだ。  続きを読む
タグ :練習効果
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Posted by 由紀子 at 14:28Comments(0)励まし

2014年01月09日

左手首が曲がる

明けましておめでとうございます。いつもブログ訪問してくださりありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

左手の手首が曲がるという方がいます。

これは、一言で言うと、
手や腕の姿勢が違うということです。

多くの人は、肘を引いて脇をしめています。そして、指を届かせようと努力した結果、手首が曲がってしまう。

肘を前に出して、二胡を抱きかかえるようにするといい。これは実際のレッスンで直さないと、言葉ではとらえにくいですが。

ある生徒さんが、いくら抱きかかえるようにしても、すぐ手首が曲がってしまうのでしたが、あることを意識すると直りました。

肘を前に出して抱きかかえるようにしたら、上腕の内側が突っ張った感じがするということで、その感じを意識するようにしたら、手首が曲がらなくなりました。

私はいつも、上腕の外側が突っ張った感じがするようにと指導しています。

どちらかの方法を試してみてください。

二胡の演奏に体のどこかが痛むなんて、おかしいと思うかもしれません。
この話についてはまた次回。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 14:02Comments(0)二胡上達