2017年07月28日
F調の位置を簡単にとる方法
ポジションチェンジについては長く続いたので、一旦小休憩して、F調について考えていきましょう。またそのあとポジションチェンジの続きあります。
F調は内弦が低い6、外弦が3
という開放弦です。
しかし、D調やG調のように
千斤があてに出来ない。
まず内弦は
開放弦6、一音開けて7、
本来ならここが一指でしたよね、
でも、この7は無視します。
次は半音開けて1
この1の位置に一指を持ってきます。
さてここで問題。
D調に比べて、人差し指の上側(D調なら千斤に合わせてました)は何音分、下に下がっていますか?
答え
半音分です。
この半音分下がっているのがF調の難しいところ。
一指の音が分かりにくい。この辺か?的な。
で、今回は
この位置を簡単にとる方法。
まず、右手の指一本を千斤に合わせて置きます。
それにきっちり重ねて左手人差し指を置きます。

ここが一指の位置。
大抵の人がこれで正しい音が出ます。
でも毎回人差し指を置く必要はありません。
もう目測で、左手の人差し指の分を開ければいいんです。

ただ、たまにこれが当てはまらない人もいます。
なので、念のため、チューナーで内弦一指でFの音がでるところを確認して、本当に指一本分か見てみてください。
違う人は、
じゃあ何ミリ開いてるか(定規で測らないで自分の感覚で何ミリか見てくださいね、毎回定規はないんですから、定規基準に合わせないで自分基準で)見てください。
あるいはやはり人差し指の太さを基準にして、一本ちょいなのか、一本半なのか、と観察してください。
それがあなたのサイズ、
私の一指の位置、
と覚えましょう。 続きを読む
F調は内弦が低い6、外弦が3
という開放弦です。
しかし、D調やG調のように
千斤があてに出来ない。
まず内弦は
開放弦6、一音開けて7、
本来ならここが一指でしたよね、
でも、この7は無視します。
次は半音開けて1
この1の位置に一指を持ってきます。
さてここで問題。
D調に比べて、人差し指の上側(D調なら千斤に合わせてました)は何音分、下に下がっていますか?
答え
半音分です。
この半音分下がっているのがF調の難しいところ。
一指の音が分かりにくい。この辺か?的な。
で、今回は
この位置を簡単にとる方法。
まず、右手の指一本を千斤に合わせて置きます。
それにきっちり重ねて左手人差し指を置きます。

ここが一指の位置。
大抵の人がこれで正しい音が出ます。
でも毎回人差し指を置く必要はありません。
もう目測で、左手の人差し指の分を開ければいいんです。

ただ、たまにこれが当てはまらない人もいます。
なので、念のため、チューナーで内弦一指でFの音がでるところを確認して、本当に指一本分か見てみてください。
違う人は、
じゃあ何ミリ開いてるか(定規で測らないで自分の感覚で何ミリか見てくださいね、毎回定規はないんですから、定規基準に合わせないで自分基準で)見てください。
あるいはやはり人差し指の太さを基準にして、一本ちょいなのか、一本半なのか、と観察してください。
それがあなたのサイズ、
私の一指の位置、
と覚えましょう。 続きを読む
2017年07月22日
トゥルルルルー
空山鳥語って曲知ってます?
鳥の鳴き声をふんだんに入れた曲です。
自然を音で描いた素晴らしい曲で、
山が、山の空気が、光が、生命が、
感じられ、
こんな風に自然を体感できる曲を作ることができる作曲者を尊敬します。
んで、
あの曲の中に
トリルをしながら低い音にいくという
トゥルルルルーってところがあります。
その鳴き声について思ったことがあるんです。
ないやろ?って。
私は山のふもとに住んでいます。
だから、鳥の鳴き声をよく観察して聞いてみました。
ひばりでしょうか?トゥルルルルって鳴くの。
トンビでしょうか?
たしかにトゥルルルルって鳴く声が聞こえます。
でも、音の高さは一定で、トゥルルルルーなんです。
低くなっていかない。
どの鳥も。
飛んで距離が変わるから音が変化する様子か?救急車とすれ違う時に音が変わるように。
ところが、その鳥って、いつもどこかにとまって鳴いてるんです、飛びながらはない。
トンビも飛びながら鳴いてても、音高は一定。
私の疑問
あの曲のトゥルルルルーの鳥はいるのか?
ひょっとして、本当は鳥はあんな風に鳴かないのではないか、
二胡の曲としてデフォルメしてるか、
技を見せるためにそうしたんじゃないか?
うそやで、あれ。
って思ってるんです。 続きを読む
鳥の鳴き声をふんだんに入れた曲です。
自然を音で描いた素晴らしい曲で、
山が、山の空気が、光が、生命が、
感じられ、
こんな風に自然を体感できる曲を作ることができる作曲者を尊敬します。
んで、
あの曲の中に
トリルをしながら低い音にいくという
トゥルルルルーってところがあります。
その鳴き声について思ったことがあるんです。
ないやろ?って。
私は山のふもとに住んでいます。
だから、鳥の鳴き声をよく観察して聞いてみました。
ひばりでしょうか?トゥルルルルって鳴くの。
トンビでしょうか?
たしかにトゥルルルルって鳴く声が聞こえます。
でも、音の高さは一定で、トゥルルルルーなんです。
低くなっていかない。
どの鳥も。
飛んで距離が変わるから音が変化する様子か?救急車とすれ違う時に音が変わるように。
ところが、その鳥って、いつもどこかにとまって鳴いてるんです、飛びながらはない。
トンビも飛びながら鳴いてても、音高は一定。
私の疑問
あの曲のトゥルルルルーの鳥はいるのか?
ひょっとして、本当は鳥はあんな風に鳴かないのではないか、
二胡の曲としてデフォルメしてるか、
技を見せるためにそうしたんじゃないか?
うそやで、あれ。
って思ってるんです。 続きを読む
2017年07月20日
私の二胡生活の始まり
また北京に来ましたが、二度とおじさんは訪ねませんでした。
おじさんは自分は弾けても、教えることはできないと知ったからです。
私はまた新たに、これまた超入門用のやっすい二胡を買って、
DVD付きの教本で独学を始めました。
真剣にDVDに食いついて勉強しました。
なぜなら、そう、
たとえ超入門用二胡でも、日本には二胡がある。^_^
そして、数ヶ月ひたすらD調の第一ポジションばかり弾いていました。
なぜならG調のわけがわからなかったから。それ以上前には進めませんでした。
チューニングもせず、楽器店で調整してもらったままの状態で。松脂を塗ることも知らなかったような記憶が。
そして独学で田園春色まで弾くことができました。
そしてある日、近所を歩いていると、幼稚園の窓に、なんと、大きな大きな貼り紙
二胡 招生の文字。
二胡を習う生徒を募集しているのです。
ここが、私の第一の師匠、ジャービン先生との出会いの教室となったのです。
ジャー先生にあとから聞いた話だと、
前からここで教えていたと、
広告を貼り出した数日後、すぐに広告紙ダメと言われて剥がしたと。
つまり私は絶妙なタイミングで広告を見たのでした。
私の二胡を習いたいという念願は、こうしてやっと叶ったのです。
めでたしめでたし。
ということで、
私の二胡を始めたきっかけエピソードはここまでとさせていただきます。 続きを読む
おじさんは自分は弾けても、教えることはできないと知ったからです。
私はまた新たに、これまた超入門用のやっすい二胡を買って、
DVD付きの教本で独学を始めました。
真剣にDVDに食いついて勉強しました。
なぜなら、そう、
たとえ超入門用二胡でも、日本には二胡がある。^_^
そして、数ヶ月ひたすらD調の第一ポジションばかり弾いていました。
なぜならG調のわけがわからなかったから。それ以上前には進めませんでした。
チューニングもせず、楽器店で調整してもらったままの状態で。松脂を塗ることも知らなかったような記憶が。
そして独学で田園春色まで弾くことができました。
そしてある日、近所を歩いていると、幼稚園の窓に、なんと、大きな大きな貼り紙
二胡 招生の文字。
二胡を習う生徒を募集しているのです。
ここが、私の第一の師匠、ジャービン先生との出会いの教室となったのです。
ジャー先生にあとから聞いた話だと、
前からここで教えていたと、
広告を貼り出した数日後、すぐに広告紙ダメと言われて剥がしたと。
つまり私は絶妙なタイミングで広告を見たのでした。
私の二胡を習いたいという念願は、こうしてやっと叶ったのです。
めでたしめでたし。
ということで、
私の二胡を始めたきっかけエピソードはここまでとさせていただきます。 続きを読む
2017年07月18日
再再再度あきらめる
おじさんは
これは内弦、これは外弦、
内弦はド、外弦はソ。
だと教えます。
そして、楽譜を出してきました。
音感的なものがあるか調べてみようかな、
と、ある簡単な楽譜を指さし、
歌ってみて、と。
私は心ではすかさず
ムリに決まってるやろ、とツッこんでましたが、
まーじゃ、できないっていうことを証明してやるか、と、
歌ってみせました。
おじさんは、
なーんともいえない、
ため息すら出ない、といったリアクションをしました。
おじさんの電話がなりました。
相手は奥さんです。
何してるのと聞く奥さんに、二胡を教えてると答えます。
電話から奥さんの声がはっきりと漏れ聞こえます。
誰を?
小さい女の子。
いくら?
無料。
なに無料でおしえてんの!
と怒ってます。
おじさんが、大人の女性を家に招いて教えていることを伏せたことと、無料を攻められていることが、私の心に刺さりました。
そしてそのあと、レッスンすることもなく、私は弓の持ち方すら習いませんでした。
おじさんは私を自分の書斎に案内し、自分の趣味の絵を見せてくれました。その後絵の話がわりと続き、
ある二胡の録音を聴かせてくれました。
これは盲目の二胡弾きの曲だと。
今思うと、あの時の曲は二泉映月だったのではないかと推測されます。
そしてこう話します。
1万時間練習すれば、あなたもこれが弾けるようになる。
1万時間だ。計算してごらん、1日1時間練習するなら何年?
30年ぐらい
じゃあ1日2時間なら?
15年
一気に半分になったので、この後頭の中で、計算を間違え、
3時間なら4年、
4時間なら2年…
ここでまた、天然な私は、
そっか、時間をかければ早く弾けるんだ。
と思いました。
その後、二胡をまともに習うことなく家に帰りました。
その後おじさんにも二度と習いませんでした。
やはり二胡を習うことは叶わず、
再再再度あきらめました。
一週間後、帰国。
一か八かで、二胡を持って帰国したら、そのままスルーしてセーフ。
で、帰国して数ヶ月もたたないうちに、また北京へと行くことになったのです。
続きはまた次回。 続きを読む
これは内弦、これは外弦、
内弦はド、外弦はソ。
だと教えます。
そして、楽譜を出してきました。
音感的なものがあるか調べてみようかな、
と、ある簡単な楽譜を指さし、
歌ってみて、と。
私は心ではすかさず
ムリに決まってるやろ、とツッこんでましたが、
まーじゃ、できないっていうことを証明してやるか、と、
歌ってみせました。
おじさんは、
なーんともいえない、
ため息すら出ない、といったリアクションをしました。
おじさんの電話がなりました。
相手は奥さんです。
何してるのと聞く奥さんに、二胡を教えてると答えます。
電話から奥さんの声がはっきりと漏れ聞こえます。
誰を?
小さい女の子。
いくら?
無料。
なに無料でおしえてんの!
と怒ってます。
おじさんが、大人の女性を家に招いて教えていることを伏せたことと、無料を攻められていることが、私の心に刺さりました。
そしてそのあと、レッスンすることもなく、私は弓の持ち方すら習いませんでした。
おじさんは私を自分の書斎に案内し、自分の趣味の絵を見せてくれました。その後絵の話がわりと続き、
ある二胡の録音を聴かせてくれました。
これは盲目の二胡弾きの曲だと。
今思うと、あの時の曲は二泉映月だったのではないかと推測されます。
そしてこう話します。
1万時間練習すれば、あなたもこれが弾けるようになる。
1万時間だ。計算してごらん、1日1時間練習するなら何年?
30年ぐらい
じゃあ1日2時間なら?
15年
一気に半分になったので、この後頭の中で、計算を間違え、
3時間なら4年、
4時間なら2年…
ここでまた、天然な私は、
そっか、時間をかければ早く弾けるんだ。
と思いました。
その後、二胡をまともに習うことなく家に帰りました。
その後おじさんにも二度と習いませんでした。
やはり二胡を習うことは叶わず、
再再再度あきらめました。
一週間後、帰国。
一か八かで、二胡を持って帰国したら、そのままスルーしてセーフ。
で、帰国して数ヶ月もたたないうちに、また北京へと行くことになったのです。
続きはまた次回。 続きを読む
2017年07月15日
おじさんのレッスン
おじさんに二胡を見せます。
もちろん何も知らない私、
二胡には弓も通してないし、駒も入っていません。
おじさんは二胡を専門的に扱い慣れてないのでしょうか、
わざわざ弦を一本外して、弓を通し、また弦をはめるのに、とても時間を食っていました。
そして、駒がないので(ありえへんけど、二胡バッグの中にも付属されてない)
紙を小さく切って丸め、挟み込みました。
なんだかんだと二胡セッティングにかなり時間を食いました。
おじさんに一週間しか時間がないことを告げると、
かなり面喰らった様子で、
一週間?!的なリアクションでした。
そりゃそうでしょ、
一週間ではなーんもできません。
その頃の私は
楽器をやったこともなく、
天然だったんでしょうか、
一週間で説明さえ受けたら弾ける、
と思っていたのです。
まるで、今で言うスマホの操作のように、
ちょいと説明を受ければ
弾けると思ってたんです。
あんなにダンナに言われてたのにねー
超あんいー。
さて、おじさんのレッスンが始まります。
続きはまた次回。 続きを読む
もちろん何も知らない私、
二胡には弓も通してないし、駒も入っていません。
おじさんは二胡を専門的に扱い慣れてないのでしょうか、
わざわざ弦を一本外して、弓を通し、また弦をはめるのに、とても時間を食っていました。
そして、駒がないので(ありえへんけど、二胡バッグの中にも付属されてない)
紙を小さく切って丸め、挟み込みました。
なんだかんだと二胡セッティングにかなり時間を食いました。
おじさんに一週間しか時間がないことを告げると、
かなり面喰らった様子で、
一週間?!的なリアクションでした。
そりゃそうでしょ、
一週間ではなーんもできません。
その頃の私は
楽器をやったこともなく、
天然だったんでしょうか、
一週間で説明さえ受けたら弾ける、
と思っていたのです。
まるで、今で言うスマホの操作のように、
ちょいと説明を受ければ
弾けると思ってたんです。
あんなにダンナに言われてたのにねー
超あんいー。
さて、おじさんのレッスンが始まります。
続きはまた次回。 続きを読む