2014年10月25日
速く弾く練習3
今回は連弓のもの。

速く弾く練習1と2をよく理解した上で読んでくださいね。
例はC調です。引き弓で弾きます。
⑴ポジションチェンジの箇所を練習する。
まず、②の・6・・1を練習して、正確に速くポジションチェンジできるように練習します。そして後ろ2音を足して、
・6・・1・・2・・3と練習しますが、ここで注意、弓の先1/3だけを使って弾くようにします。次に①を練習します。ポジションチェンジが正確になったら、その後をつけて、・3・5・6・・1・・2・・3と練習します。これを弓の先1/2だけを使って練習します。
⑵ポジションチェンジポイントに区切って練習する。
はじめの8音は第一ポジションです。この8音を速く弾く練習をします。弓の根元から半分、できれば1/3くらいだけを使って弾く練習をします。思わず弓をたくさん使わないように十分注意してください。最後は全部を通して弾く練習をします。
⑶左手の練習
右手は使わず、無音で練習します。
まず、指の順番を練習します。
この楽譜の指だけを取り出すと、
一二一二0一二三一二一二三 ですね。
まずはポジションチェンジをせず、(空中ででもいいので、)この動きを練習します。慣れてきたら雰囲気だけポジションチェンジをして手の移動をいれて練習します。慣れたら、正確な位置を目指す意識をして練習します。音は鳴らしていませんよ。音を鳴らさないと位置が分からないではダメです。スムーズにできるようになったら、いよいよ音を出して練習します。
こんな⑴⑵⑶を織り交ぜて練習してみてください。
本気で習得したいと思ってる方は、
ブログ記事を読むだけにとどまらず、この楽譜を書き写して、実際やって、こんな速弓が出て来たら、この練習方法が利用できるようになってくださいね。 続きを読む
2014年10月22日
速く弾く練習2
今回はポジションチェンジが入った分弓のフレーズを速く弾く練習です。

速く弾く練習1をしっかり理解した上で、今回のを見てくださいね。
説明の時は数字の上に・とかつけられないので、横につけます。高音ドなら・1と書きますのでよろしく。
では練習していきましょう。
⑴ポジションチェンジのある箇所を練習します。
例の中のポジションチェンジがある箇所は①②③④の4ヶ所ですが、①と④は開放弦の間に移動します。
まずこれから練習しましょう。
開放弦の間にポジションを移動する時、二胡が倒れそうな気がしたり、二胡から手がゆるめられずに握っていたり、中指や薬指で竿をつたって移動したりする人がいます。こんな人達は基本の構え方からやり直してください、ということで、ここでは度外視しますよ〜ごめんね。
まず①を練習してみましょう。
3を引き弓、5を推し弓と同時に手を移動して、・1を引き弓。この3音だけを速く弾く練習をします。できるようになったら、35・1・3と練習。④も同じ要領で練習します。弓は推すからの・1なのを注意してください。
次に②は引くで・3を弾いたらすぐに移動し、・5を押さえたら推す。この2音だけを速くできるように練習します。できるようになったら、5・1・3・5と弾く練習をします。③も同じ要領で練習します。
そしたら今度は少しずつつなげて弾く練習をします。やりにくいのが②と③のフレーズなので、5・1・3・5・・1・5・3・1と弾く練習をします。次は2小節めからそこまで。次は③の小節と④の小節をつなげて弾く練習。最後に最初から最後まで弾く練習。
⑵右手の練習
速く弾く練習1の要領で、右手のみを練習します。この楽譜だと、引き弓から始めて
外外内外外内外外内外外内外外外外外外外外外外外外外外外内外外内内 ですね。
⑶左手の練習
右手は使わず、無音で練習します。
まず、指の順番を練習します。
この楽譜の指だけを取り出すと、
三0二0三二0三二0一三0一三一四一三一一三一0三一0二三0二0 ですね。
まずはポジションチェンジをせず、(空中ででもいいので、)この動きを練習します。慣れてきたら雰囲気だけポジションチェンジをして手の移動をいれて練習します。慣れたら、正確な位置を目指す意識をして練習します。音は鳴らしていませんよ。音を鳴らさないと位置が分からないではダメです。スムーズにできるようになったら、いよいよ音を出して練習します。
こんな⑴⑵⑶を織り交ぜて練習してみてください。
本気で習得したいと思ってる方は、
ブログ記事を読むだけにとどまらず、この楽譜を書き写して、実際やって、こんな速弓が出て来たら、この練習方法が利用できるようになってくださいね。 続きを読む

速く弾く練習1をしっかり理解した上で、今回のを見てくださいね。
説明の時は数字の上に・とかつけられないので、横につけます。高音ドなら・1と書きますのでよろしく。
では練習していきましょう。
⑴ポジションチェンジのある箇所を練習します。
例の中のポジションチェンジがある箇所は①②③④の4ヶ所ですが、①と④は開放弦の間に移動します。
まずこれから練習しましょう。
開放弦の間にポジションを移動する時、二胡が倒れそうな気がしたり、二胡から手がゆるめられずに握っていたり、中指や薬指で竿をつたって移動したりする人がいます。こんな人達は基本の構え方からやり直してください、ということで、ここでは度外視しますよ〜ごめんね。
まず①を練習してみましょう。
3を引き弓、5を推し弓と同時に手を移動して、・1を引き弓。この3音だけを速く弾く練習をします。できるようになったら、35・1・3と練習。④も同じ要領で練習します。弓は推すからの・1なのを注意してください。
次に②は引くで・3を弾いたらすぐに移動し、・5を押さえたら推す。この2音だけを速くできるように練習します。できるようになったら、5・1・3・5と弾く練習をします。③も同じ要領で練習します。
そしたら今度は少しずつつなげて弾く練習をします。やりにくいのが②と③のフレーズなので、5・1・3・5・・1・5・3・1と弾く練習をします。次は2小節めからそこまで。次は③の小節と④の小節をつなげて弾く練習。最後に最初から最後まで弾く練習。
⑵右手の練習
速く弾く練習1の要領で、右手のみを練習します。この楽譜だと、引き弓から始めて
外外内外外内外外内外外内外外外外外外外外外外外外外外外内外外内内 ですね。
⑶左手の練習
右手は使わず、無音で練習します。
まず、指の順番を練習します。
この楽譜の指だけを取り出すと、
三0二0三二0三二0一三0一三一四一三一一三一0三一0二三0二0 ですね。
まずはポジションチェンジをせず、(空中ででもいいので、)この動きを練習します。慣れてきたら雰囲気だけポジションチェンジをして手の移動をいれて練習します。慣れたら、正確な位置を目指す意識をして練習します。音は鳴らしていませんよ。音を鳴らさないと位置が分からないではダメです。スムーズにできるようになったら、いよいよ音を出して練習します。
こんな⑴⑵⑶を織り交ぜて練習してみてください。
本気で習得したいと思ってる方は、
ブログ記事を読むだけにとどまらず、この楽譜を書き写して、実際やって、こんな速弓が出て来たら、この練習方法が利用できるようになってくださいね。 続きを読む
2014年10月04日
速く弾く練習1
速く弾く練習と題しましたが、まあ速く弾かなくともですが、手がもつれて、いくら練習してもなかなか弾けないフレーズってありますよね。
その練習手順を紹介します。
今回は[換弦]でもつれるパターンについて。
換弦というのは、内弦と外弦の入れ替えのこと。
これが原因でもつれるパターン。
例えば、こんなの

みんなは、左手の原因だと思いがちですが、結構右手がちゃんと動いてないことが原因。
だから、左手は弾かずに右手だけをまず練習します。
例のだと、
外外外内 内内外外 を開放弦で弾けるようにします。
始めはゆっくり、だんだんスピードアップをします。
引き弓と推し弓はしっかり守ること。弾いているうちに、入れ替わったりしないように。また、雑音が入らないように。弱い音や空振りの音がないように。ということに気をつけて。
この時点でつまずくようなら、左手がつけられるわけがない。
右手がしっかりできるようになったら、左手をつけましょう。
それでもつまずくなら、
ポイントをしぼり、二音に目をつけます。
今は換弦がウィークポイントという話なので、
例の53の所、引くで5推すで3、
これを5-3-としっかり弾けるようにして、53、そして53とスピードアップして練習していきます。
そのあと、5653と練習します。
後半は、35の所、3で推す5で引く、
の二音をしっかり練習し、2356と練習します。
そして、56532356と弾く練習をします。
それと、これはまた別問題なのですが、念のためこの例において注意をつけ加えておくと、保留指してねということです。
一指なんかは始めからずっと離さないですよ。
このあと、ほかの原因のもつれるパターンをみていきたいと思いますが、
いづれもポイントは、「二音にしぼる」です。
何回も繰り返しフレーズを(始めから終わりまで)練習するよりも、この分解練習法が効果的ですよ。
続きを読む
その練習手順を紹介します。
今回は[換弦]でもつれるパターンについて。
換弦というのは、内弦と外弦の入れ替えのこと。
これが原因でもつれるパターン。
例えば、こんなの

みんなは、左手の原因だと思いがちですが、結構右手がちゃんと動いてないことが原因。
だから、左手は弾かずに右手だけをまず練習します。
例のだと、
外外外内 内内外外 を開放弦で弾けるようにします。
始めはゆっくり、だんだんスピードアップをします。
引き弓と推し弓はしっかり守ること。弾いているうちに、入れ替わったりしないように。また、雑音が入らないように。弱い音や空振りの音がないように。ということに気をつけて。
この時点でつまずくようなら、左手がつけられるわけがない。
右手がしっかりできるようになったら、左手をつけましょう。
それでもつまずくなら、
ポイントをしぼり、二音に目をつけます。
今は換弦がウィークポイントという話なので、
例の53の所、引くで5推すで3、
これを5-3-としっかり弾けるようにして、53、そして53とスピードアップして練習していきます。
そのあと、5653と練習します。
後半は、35の所、3で推す5で引く、
の二音をしっかり練習し、2356と練習します。
そして、56532356と弾く練習をします。
それと、これはまた別問題なのですが、念のためこの例において注意をつけ加えておくと、保留指してねということです。
一指なんかは始めからずっと離さないですよ。
このあと、ほかの原因のもつれるパターンをみていきたいと思いますが、
いづれもポイントは、「二音にしぼる」です。
何回も繰り返しフレーズを(始めから終わりまで)練習するよりも、この分解練習法が効果的ですよ。
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