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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2018年12月22日

鬼と愛

生徒さんが可愛い小さな犬を飼っている。

毛がもふもふ生えているので見た目分かりにくいが、肥満らしい。

ドッグフードは肥満用のを与えていると。

しかし、食後に必ずおやつをねだられ、見るに忍びず、あげていると。

獣医さんには、それをやめなさい、と言われていると。

それって愛してるならあげちゃダメよねって言うと、

わかってるけど、かわいそうで。って言う。

私にはその考えはわからない。
どっちがかわいそうで、愛に欠けるのか。

本当に愛していて、健康にいてほしいなら、
鬼になるのが愛ではないか?

かわいそうな様子を見ていられないのも愛だが、
鬼になるのは、それを上回る愛ではないか?


二胡の生徒たち、
基本が出来てない、手の形が悪い、
でも、音楽とは音を楽しむと書く、
楽しみが苦痛に変わるならと、見逃してきた事もある。

しかし、出来ていない手つきで弾けても二胡を弾けてることにはならないし、いづれ壁にぶち当たる。

きっと基本が出来てちゃんと弾ける方のが実は本当の意味で楽しいはず。

生徒の皆さん、
私、鬼になってもいいですか?  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 12:45ひとりごと

2018年12月17日

キレてしまった

私は生徒に、レッスンでキレることは、いままでありませんでした。

キレそうでも抑えられた。

でもキレてしまいました。

「ダメですっ!左手が分からないのになぜ右手弾くんですかっ!!」

結構な大きな声で叫んで、
私キレてる、って我に返り、ながらも言い続けましたが。

その前の人からそんな内容を叫んでたんです。

「左手が決まってから右手を動かしてください!」
「左手が押さえるなら押さえる、離すなら離す、それまで右手を動かさないでください!」
「まだ位置に行ってないのに右手動かしてます!」

二人連続で同じことばっかり言ってたので、つい大きな声で叫んでしまった。


いや、でもキレまっせ。
一ポジか二ポジか、一指か二指か三指か、
何も分からず左指が一ポジと二ポジの間で泳いでいるのに右手動かして音出すかい?

えーそうですね、それが出来ないのを指導するのが務め、キレてはなりませぬなぁ。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 21:59ひとりごと

2018年12月11日

進むほど先生のすごさが見える

初めっから自分の腕をバンバン出す先生もいるのですが、

私のレッスンの場合、レッスンが進めば進むほど、先生やっぱりうまいって思うようになってます。

入門の頃は、入門レベルに特化した模範演奏をしています。

ゆーっくりで、ビブラートもなく、装飾音もなく、まっすぐな音で演奏します。

ビブラートを習った人への模範演奏でやっとビブラートをつけます。

抑揚や感情をつけることを習った人への模範演奏でやっと表現を出します。

速さは常にゆっくりでします。

なので、入門の人は先生の能力を一部しか見ることはありません。
音色の美しさに感動するぐらいなもんです。

進むほど、ビブラートは表現豊かにつくし、感情はこもるし、抑揚はあるし、滑音はうっとりするし、打音は速いしと、

だんだんその腕が見えてくる。

ま、私の腕などは全然レベルが低いので、こういうのはおこがましいのですが、それでも、進むにつれ感動するようになってます。

私はこれは、わざとしてます。

入門の人に、ビブラートつき抑揚つきの通常の速さの模範を弾いて見せると、
感動や感心はされますが、学ぶ要点が見えにくくなると考えています。

ビブラートや抑揚で音は揺れるし、
速さもその速いイメージがつくと練習のじゃまになります。

そして、下手にビブラートや抑揚、美しいメロディを奏でる事に憧れ、
やるべき基本にスポットが当たらなくなって、
本当に練習してほしいポイントがないがしろになると考えます。

よく、どんな曲か聞くために、ユーチューブで検索して見る人が多いです。
あとCDの模範演奏とか。

これってすごくぶち壊しになります。

そして、ユーチューブでイメージのついた人は、出来もせぬ速さで、落ち着きなくガチャグチャ弾きで練習し、
やるべき基本、こっちがマスターしてほしい事が、何も出来ない、

という結果になりやすいです。
(ある程度レベルの高い人にとっては参考になりますがね)

練習すればするほど悪いくせがついてしまう可能性があるのです。

こちらはわざとゆっくり弾いて、やるべき技術を誇張して弾いてるのです。

ということで、レッスンが進めば進むほど、先生のすごさが見える、という話。でした。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 23:18ひとりごと