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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2022年04月28日

素人っぽい理由(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/wzGAC12ha6s

素人っぽい音色
録音して聞いてみると下手くそに聞こえる

どうしたらプロみたく、いい音色になるのかな

って思います?

もちろん、音程がへなちょこだと下手っぴに聞こえます、当たり前です。

今回は、そうではなく、割とちゃんと弾けてるのに、なんか素人音色なんだよな、っていう、
右手、弓運びについての話です。

YouTubeやインスタなんかで、演奏をアップしてる方は多くいますよね

そんなのを見る中で、やはり素人は素人っぽい

なぜだろう?と考えました

音程は悪くないのに、音色で素人。
この音色を良くしてあげようとするなら、どうしたらいいんだろう?って考えました。

で、悪い要因は大きく2つかな、と。

①弓の擦り方が足りない
サラサラと弾いていて、圧がない。
二胡って、弦を弓毛がソワって触っただけでも音は出る。その音で弾いてる。
もっとべったりねっちり弓毛を当てて、推し引きの動きもべったりねっちりの力を使って弾かなければいけない。
だから音量も足りてない。全部二胡の持てる音量の中の下ぐらいで弾いてる。
これでmpにしたら音なくなりまっせ、って感じ。

べったりねっちり弾いたらギーギーなるって?
そこはね、研究なんです。
いかにべったりねっちり弾きつつギーっていわなくするには、どういう角度で、どういう当て方で、どういう速度で、…なんてふうに

②音の立ち上がりが悪い
音の立ち上がりには、いろいろ種類がありますが、全ての音の立ち上がりがいい加減

ちゃんと塗れてない塗り絵の様です。


はみ出している所もあれば、線に足りてない所もある、塗り方もムラがある
輪郭線が描いてあるから何の絵かわかるけど、もし輪郭線を取ったら何かわからない

これを二胡にすると
音の立ち上がりがはっきりしてない、音の最後の処理もない、一弓の音はムラがあってフラフラしている、二胡には輪郭線すら存在しないので、結果ほにゃほにゃした素人音色に。

音の立ち上がりがはっきりしてない。
これはど初っぱちに話したこと。
音を出す前には、弓毛は内弦か外弦かにしっかりかんでいること、そして左手は指が既に準備完了していること。
弦に対する引っかかりがあってからの発音。
これが、輪郭となる。
輪郭のある演奏は、これができてるかだ。
これは、二胡を始めた時からきっちりやっておかないと、今日明日でできるものではない。
これをきっちり習得したいなら、覚悟を決めることと、一からやり直すことが必要。

音の最後の処理もない。
これは、音の終わりにおヒレがついたり(慣性の法則に流されて、止まれずソワって流れている)、音価(音の長さ)に足りてなかったりすること。

一弓の音はムラがあってフラフラしている。
一弓の間で圧のコントロールでできてなくて、音が揺れている。

こういったことで、輪郭のない、なにげ〜な仕上がりになるのです。

たくさん話しましたが、
①弓の擦り方
②音の立ち上がり
研究してみて下さいな。

過去のYouTube
開放弦の弾き方(再生リストの入門講座にあります)や
再生リストのいい音色、のやつなんかを参考にご覧下さると、よりわかりやすいと思います。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 11:08二胡上達

2022年04月14日

ビブラート活用術(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/EArRJUhsONI

ビブラートが自由自在にできるようになった上級者向きの話になるかも。

ビブラートはこんなタイミングで活用できますよっていう話

ビブラートは基本、長く伸ばしている音に潤いを与える効果で付けますよね

今回は、それプラス、自由自在に操ろうって事と、
こんな活用法がありますよっていう事を、
ご紹介します

まず、自由自在にビブる
パターンはおおよそ3つ

①だんだん消していく
ワンフレーズ終わりの時や曲終わりに使う事が多いでしょうね
気をつけたいのは、余韻までつける事
右手の弓は動かなくなってもビブり続ける

②だんだん大きくする
曲を盛り上げるきっかけになる時に多いでしょうね
大きくビブってつなげるようにフォルテで次に入る時など

③だんだんつけてだんだん消す
曲終わりが多いでしょうか
長い音をしっとり入って盛り上げてしっとり閉じる時など

さてここまでは普通の長い音につけるビブラート

そのほか、こんなタイミングでビブるよというのが、今回のおもしろいところ

①強くさせたい時
弱〜く弾いているのに強く聞こえる
強いのを更に強く聞かせる という技

高音って大きな音出ませんよね
長ーい音って大きな音出ませんよね
なのになのに、
ビブると強く聞こえる、という不思議

強い音をビブれば鬼に金棒、
超強ができるのです

②悲しくさせたい時
これは泣く表現とも言える
弱く薄く弾いたところへビブる
この時のビブラートは圧揉(弦を押してしならせる)を使うことが多い

③トレモロを激しくしたり歌わせたりする時
これは単純に、トレモロと同時にビブる
右手はトレモロ、左手はビブラート

④短い音を柔らかく楽しい感じにしたい時
短い音のスタッカートにもつけられますし、
付点八分音符にもつけたりします

短い音に余韻を付けることによって、固く止まった感じがなくなり、
ルンルンな感じになります

⑤単調な所に味付けしたい時
同じような音符が並んでいる場所にこれをします
全部ビブるとうるさいし、全部ビブらないと潤いがなくてブサイク
そんなところで使います

ビブったりビブらなかったりするんです

とこんなふうです。
ビブラートが自在に操れるようになったらやってみて。

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Posted by 由紀子 at 11:25二胡上達

2022年04月07日

いつ死んでも後悔しないよう

人間いつ死ぬか分かりません。
〜になったら〇〇する、なんて言ってたらダメだよ。

そして、二胡をやってるなら、
存分に楽しまないと損だよ。

いい二胡買って、
いい弦張って、
コンサート見に行って、
いっぱい習って、
発表会出て思い出作って。

私はもう45歳ぐらいの時からエンディングノートを書いてあります。毎年更新してます。
エンディングノートっていうのは、自分が死んだ後に残された人が困らないように書いておくノートです。

私は意識して、いつ死んでも後悔がないようにと過ごしています。

YouTubeを始めようと思ったのも、それがあります。
一つは、独学しかできない人の為になればと思ったから。
そしてもう一つが、死んでも後悔しないよう、やってみようかなと思う事はやっておこうと思ったからです。それにYouTubeならずっと残る、ずっと誰かの役に立つ、と思ったからです。

生徒さんにもこう言った方がいます。
私もいつもそう思って過ごしています、
だから発表会も一つ一つ丁寧に、これが最後かもしれないという気持ちで取り組んでます、と。

ガンや大病を経験した方なんかも、
それまではなんとなく過ごしていたのを、
死を間近に感じる経験をしたのをきっかけに、
人生をとにかく楽しく味わおうと、いろんな事にチャレンジしたりされるようです。

大病にならずとも、その気持ちで、
いつどうなるか分からない、
と思って過ごしたいと思うのです。

自己啓発系が好きなんですが、
その中にこんなのがありました。
もしあと1年の命なら
もしあと1ヶ月の命なら
もしあと3日の命なら

何かやり残した事はありませんか?
会いたい人は?
行きたい所は?

私はすぐ実行しました。
謝りの言葉と感謝の言葉を告げました。

私はトイレに自分で作った、自分を励ますカレンダーを置いています。
その中にこんなのがあります。



二胡を楽しんでいるあなた
すばらしいと思います。

そしてそこに更にこう付け加えたい

どうせ二胡をやっているなら、
自分のできる範囲の事はいっぱいやって
思う存分楽しみましょう!  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 15:12励まし