2019年10月13日
小指のやり方(動画つき)
動画はこちら
小指について書こうと思います。
まず、小指が届かない原因
短い?
ではありません。
手が小さい?
でもありません。
ま、千金をどの位置に設定しているかによって
多少違うかもしれません。
千金を前腕の長さに合わせている人は問題ないですが、
二胡がよく鳴る位置に、(体が小さいのに)合わせている人もいますね。
でも、ま、やり方によって届くんです。
なぜ届かないか?
届かないだけでなく、
音が割れる
音が裏返る
音色が重い
などの症状が出ます。
原因は
大きく言うと、
・手の回し込みが浅い
・やり方が違う
でまあ、本当に指が短いとか、他の指との長さバランスが悪いとかいう人もいます。
まずやり方が悪い
について話します。
写真で表すのがなかなか難しいと思いますが、がんばります。
まずは中指から小指や、薬指から小指に
いきたい場合です。
まず、悪い例です。

着目ポイント
・手の平が自分の方を向いている
・小指の弦の押さえる方向が、外弦側からになっている。
これは横から見たもの

・人差し指やその根元が、弦から離れている
(これを私は剥(む)けていると呼んでます、みかんの皮を剥いたように外に広がっているでしょ)
これは小指を押さえようとする途中です

・外側から手の平を扇ぐように動かしている。
なので、手の平の動きは、外から内。
これが良い例です

着目ポイントは
・弦が人差し指の深いところ、(なんなら手の平)に触れている
・弦を顔の方向(二胡の皮のところを顔と私は呼んでます)から押さえている
・中指や薬指の関節が、より曲がる。
これが小指を押さえようとする途中です

では、さらに詳しく
やり方を解説していきます。
続きは次回。
次回記事を読んでね。
さてやり方ですが、
写真では難しいですね、
動きですからね〜
がんばります。
もう連続写真で伝えるしかないですね。





ポイント
・人差し指に当たっている弦が、
ずーっと人差し指横っ腹に当たったまま、人差し指の側面をスライドしていく。(写真では立体感がないので見えにくいですが、ここ最重要)
・中指や薬指が曲がっていく。
(まるで人が歩く時に、膝を曲げて、次の足を踏み出す様子に似ています)
・弦を顔の方向から押さえる。
・手の平の動きは左から右。
分かります?
さて次は
なんと、
深くない持ち方になるっていう
例外の話。
全指を保留したい時があります。
その時はこんな感じ。

人差し指の側面は弦につきそうな、ギリギリのところ。
そして指はすごく曲がってます。
特に人差し指。
人差し指が曲がらないと、この手つきは難しいですね。
なので、指のストレッチをして、
指をやわらかくする努力も必要です。
次は
F調1ポジやG調の2ポジなどの
近い小指の時
多くの人が
小指の時に、思わず
一指や二指を離してしまいます。
必ず、
一指や二指を保留して四指を置くこと。

F調なんかだと、
少々遠くて
一指が下がってきやすいですが、
が、です、
がんばって曲げて、
その場に踏みとどまってください。
やはり、一指が曲がるように
ストレッチしてくださいね。
さて、このシリーズ、
同じ小指ではあるものの
いろいろな形が出てきました。
でも、共通点があります。
それは必ず守ってください、
というか、そこを言うためにこのネタ書いてきました。
それは、
『『人差し指側面を弦につけよ!』』
(剥(む)いたらだめ!)
です。
どの形も、人差し指横っ腹が弦についてます。
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