2015年03月30日
根深い問題4
根深い問題を持っている人の例を挙げてきましたが、
次はこんなタイプ。
プライド壁を持っている人。
違う楽器をやってた経験のある人や、自分は理解力が高いと思っている人。つまりプライドが高い人。
同じことを指摘されていても、割とちゃんとメロディーが弾けるので、その部分を直さなくても、別に弊害や苦痛を感じない。だから、重要だと認識しない。
あるいは、注意を受けることを恥だと思っているので、潜在的に、言われたことをなかったことにする機能が働く。
こういうプライド壁。
何度も同じ指摘をされているにもかかわらず、ブロックされて心に届かない。
根深い問題だ。
他には、
自分の技術以上に速いスピードで弾き、弓の方向も指もぐちゃぐちゃで、ガチャガチャな人がいる。
そういう人は何回やっても、ゆっくり弾いてくださいと言っても、手が、脳が、めちゃ焦って弾きたがり、コントロールできない。
こういう人もメロディー弾くぞ症候群だ。
ここまで何回かに渡っていろんなタイプを挙げてきたが、まだまだある。
大抵のパターンがメロディー弾くぞ症候群に当てはまる。
(何回も言うけど、メロディーは最後の最後の事、手の形や基本を練習してほしいために曲を使っているだけと考えて!曲弾けるなんてもうな、いいねん。)
いずれも、壁があって、何度指摘されても心が認識しない。
ウィルスバスターが入ってんのか?
逆に、ちゃんと受け入れて、時間はかかっても、指摘されたことを直すように意識して、実際直すタイプの人もいる。
指摘が心に入っているかブロックされているかは、レッスンしていて分かる。
いろんなタイプを挙げてきたが、何も批判するために書き連ねたわけではない。
さて、あなたはどうだろうか?と自問してほしい。
自分に壁があるかどうか?
先生が同じような内容の事を指摘したら、電流がビシッと流れるとかだったら?壁ブロックも壊せるかも?(¬_¬)
続きを読む
次はこんなタイプ。
プライド壁を持っている人。
違う楽器をやってた経験のある人や、自分は理解力が高いと思っている人。つまりプライドが高い人。
同じことを指摘されていても、割とちゃんとメロディーが弾けるので、その部分を直さなくても、別に弊害や苦痛を感じない。だから、重要だと認識しない。
あるいは、注意を受けることを恥だと思っているので、潜在的に、言われたことをなかったことにする機能が働く。
こういうプライド壁。
何度も同じ指摘をされているにもかかわらず、ブロックされて心に届かない。
根深い問題だ。
他には、
自分の技術以上に速いスピードで弾き、弓の方向も指もぐちゃぐちゃで、ガチャガチャな人がいる。
そういう人は何回やっても、ゆっくり弾いてくださいと言っても、手が、脳が、めちゃ焦って弾きたがり、コントロールできない。
こういう人もメロディー弾くぞ症候群だ。
ここまで何回かに渡っていろんなタイプを挙げてきたが、まだまだある。
大抵のパターンがメロディー弾くぞ症候群に当てはまる。
(何回も言うけど、メロディーは最後の最後の事、手の形や基本を練習してほしいために曲を使っているだけと考えて!曲弾けるなんてもうな、いいねん。)
いずれも、壁があって、何度指摘されても心が認識しない。
ウィルスバスターが入ってんのか?
逆に、ちゃんと受け入れて、時間はかかっても、指摘されたことを直すように意識して、実際直すタイプの人もいる。
指摘が心に入っているかブロックされているかは、レッスンしていて分かる。
いろんなタイプを挙げてきたが、何も批判するために書き連ねたわけではない。
さて、あなたはどうだろうか?と自問してほしい。
自分に壁があるかどうか?
先生が同じような内容の事を指摘したら、電流がビシッと流れるとかだったら?壁ブロックも壊せるかも?(¬_¬)
続きを読む
2015年03月25日
根深い問題3
根深い問題パターンふたつ目を紹介しましょう。
適当な指を使って、適当なポジション感で位置や音をとる人。
音を聞いて、適当に例えば、ドの四指を弾いた後のラを一指で弾く、とか、ラを二指で弾いた後の高音レを三指と書いてあるので薬指を思いきり伸ばして弾くとかいう人。
いっそのこと、完全に音だけ聞いてポジションもへったくれもなく手当たりしだいに位置を変えて音を出してそれっぽそうな音にヒットするのをねらう人もいる。
私は「ゆっくり、適当にある指を使わないで、音を探らないで、理性的に音の位置をとってください」と言います。
「ちゃんとどの指でどの音か確定してないのなら音を出さないでください!時間がかかってもいいです、私は何もせかしてません。」と言います。
こういう人は音感が割といいので、メロディーっぽくなれば、どの指なのかどのポジションなのか無視して、適当に指を使いメロディーを弾く、メロディー弾くぞ症候群になります。
メロディー弾くぞ症候群は根深い問題です。
潜在的に、メロディーを奏でなくちゃいけないとか、初見でもサッと取れるという自負発揮欲か、なんかあるんでしょう。
脳で考えがまとまることを待たずに音を出さないよう、今のところ、弓が動かないようにつかんだり、音を出さずに音の位置とりをしてもらったりしていますが、それでは根本的な根深い問題の自覚には至らないと思われる。
ハッとして、グサッと刺さってほしい。
続きを読む
適当な指を使って、適当なポジション感で位置や音をとる人。
音を聞いて、適当に例えば、ドの四指を弾いた後のラを一指で弾く、とか、ラを二指で弾いた後の高音レを三指と書いてあるので薬指を思いきり伸ばして弾くとかいう人。
いっそのこと、完全に音だけ聞いてポジションもへったくれもなく手当たりしだいに位置を変えて音を出してそれっぽそうな音にヒットするのをねらう人もいる。
私は「ゆっくり、適当にある指を使わないで、音を探らないで、理性的に音の位置をとってください」と言います。
「ちゃんとどの指でどの音か確定してないのなら音を出さないでください!時間がかかってもいいです、私は何もせかしてません。」と言います。
こういう人は音感が割といいので、メロディーっぽくなれば、どの指なのかどのポジションなのか無視して、適当に指を使いメロディーを弾く、メロディー弾くぞ症候群になります。
メロディー弾くぞ症候群は根深い問題です。
潜在的に、メロディーを奏でなくちゃいけないとか、初見でもサッと取れるという自負発揮欲か、なんかあるんでしょう。
脳で考えがまとまることを待たずに音を出さないよう、今のところ、弓が動かないようにつかんだり、音を出さずに音の位置とりをしてもらったりしていますが、それでは根本的な根深い問題の自覚には至らないと思われる。
ハッとして、グサッと刺さってほしい。
続きを読む
2015年03月20日
根深い問題2
さて、根深い問題を抱えた人の例をみてみよう。
このパターンの人は、しっとり丁寧に弾くことが欠けている人だ。
何を弾いても、音やリズムはとれるし、手もよく動く。
しかし、しっとり色っぽく弾くことが欠けている。
レッスンの時、毎回、毎曲、指摘する。指摘するとできる。しかし、次回はまた相変わらずできてない。曲を変えるとできてない。
私は楽譜に箇条書きで注意点を書く。
・保留指
・#の音程
ここで「そして特にこれです」と言いながら、
・しっとり
と書く。
レッスンの終わりにレッスンノートに注意することを書いてもらっているが、保留指 #の音 と書いた後、違う内容を書いた。私は「あ〜また心に届かず⤵︎、壁に遮断されたか…」と愕然とした。
人には心に壁がある。この壁は、人の話が耳に入らない、見たものを客観的に見れない、人の行動や考えを善悪に分けてしまうなどの症状を起こさせる。
そして、何らかのショック、言い変えれば、目からウロコ的な感覚を受けないと壊れない、頑丈な壁だ。
これじゃ、二胡の魅力が出ない。音程よし、リズムよしで、つまらず弾けたらよしというOKライン、それはだめよ。
しかし、これはサバサバした性格なのか、メロディー=音楽という概念なのか、つまり、潜在意識からの根深い問題である。
なんとか気づいてほしいもんだが…
壁のある人には何らかのショックか、ハッとする事を与えなければいけないのだが、
「あなたの弾き方はガサツで乱暴だ」なんて傷つきそうな事を言ってショックを与えると、
「ひどい先生だ」
と思うんでしょ?
人間、特に大人、特にプライドの高い大人は、自分の悪い所を直撃的に指摘されると、反抗心たっぷりになり、指摘した人を敵視するっていう動物だから…困ったなァ、、、
続きを読む
このパターンの人は、しっとり丁寧に弾くことが欠けている人だ。
何を弾いても、音やリズムはとれるし、手もよく動く。
しかし、しっとり色っぽく弾くことが欠けている。
レッスンの時、毎回、毎曲、指摘する。指摘するとできる。しかし、次回はまた相変わらずできてない。曲を変えるとできてない。
私は楽譜に箇条書きで注意点を書く。
・保留指
・#の音程
ここで「そして特にこれです」と言いながら、
・しっとり
と書く。
レッスンの終わりにレッスンノートに注意することを書いてもらっているが、保留指 #の音 と書いた後、違う内容を書いた。私は「あ〜また心に届かず⤵︎、壁に遮断されたか…」と愕然とした。
人には心に壁がある。この壁は、人の話が耳に入らない、見たものを客観的に見れない、人の行動や考えを善悪に分けてしまうなどの症状を起こさせる。
そして、何らかのショック、言い変えれば、目からウロコ的な感覚を受けないと壊れない、頑丈な壁だ。
これじゃ、二胡の魅力が出ない。音程よし、リズムよしで、つまらず弾けたらよしというOKライン、それはだめよ。
しかし、これはサバサバした性格なのか、メロディー=音楽という概念なのか、つまり、潜在意識からの根深い問題である。
なんとか気づいてほしいもんだが…
壁のある人には何らかのショックか、ハッとする事を与えなければいけないのだが、
「あなたの弾き方はガサツで乱暴だ」なんて傷つきそうな事を言ってショックを与えると、
「ひどい先生だ」
と思うんでしょ?
人間、特に大人、特にプライドの高い大人は、自分の悪い所を直撃的に指摘されると、反抗心たっぷりになり、指摘した人を敵視するっていう動物だから…困ったなァ、、、
続きを読む
2015年03月15日
根深い問題1
二胡を学ぶ上で、レッスンを受けて新しいことを習ったり、悪い所を直してもらったりするわけだが、この学ぶ時に大きな弊害を持っている人がいる。
これはクセというか、性格というか、育ってきた上で形成された考え方の凝り固まりというか…潜在意識からくるものだと思われる。
この種の問題は非常に厄介であり、まあ直りにくい。
先生の言っていることが耳に入らないのである。脳に入らないのである。今の言葉で言うと、アップデートできないのである(ドラマ「ATARU」を参考に)。脳内に拒絶反応すらある。
これをなんとかしようと、今も私は思考錯誤である。
夢を見たくらいだ。
演劇の演出役で、大きな声で「ストップ!なんで○○してるんだ!」と何回も怒鳴って怒りまくってる夢だ。よほど自分が必要としていることを分かってもらえないジレンマがたまっていたのだろう。
言われている人は、そのことの重要性を感じてない、あるいは自分の言われている内容に自覚がないためピンときていない。
うちの母が耳鼻科に行った時のことである。待ち合い室で待っていた私にも、診察室の先生が怒鳴る声が聞こえた。「来ないと耳が聞こえなくなりますよ!!」
母は外耳炎になり、治療が痛いからと言って放置し、中耳炎になり、更に放置し、内耳炎になりかけていた。病院に来ては、痛さを再実感し、来なくなるのだ。ちゃんと治療に来なさいと言ってきた医者はついに切れて怒鳴ってその重症さを伝えたのだ。
母としては自覚症状は薄いし、まあいいかというレベルの認識しかない。この認識という壁は人の言うことを遮断する作用があり、よほどの出来事が起こらない限り通過しない。
これに似た症状の人が二胡を学ぶ人の中にもいるって話だ。
次回からその具体例を紹介したいと思う。
さて、自分は、認識の壁がないだろうか?
遮断していることはないだろうか?と自問してみよう。 続きを読む
これはクセというか、性格というか、育ってきた上で形成された考え方の凝り固まりというか…潜在意識からくるものだと思われる。
この種の問題は非常に厄介であり、まあ直りにくい。
先生の言っていることが耳に入らないのである。脳に入らないのである。今の言葉で言うと、アップデートできないのである(ドラマ「ATARU」を参考に)。脳内に拒絶反応すらある。
これをなんとかしようと、今も私は思考錯誤である。
夢を見たくらいだ。
演劇の演出役で、大きな声で「ストップ!なんで○○してるんだ!」と何回も怒鳴って怒りまくってる夢だ。よほど自分が必要としていることを分かってもらえないジレンマがたまっていたのだろう。
言われている人は、そのことの重要性を感じてない、あるいは自分の言われている内容に自覚がないためピンときていない。
うちの母が耳鼻科に行った時のことである。待ち合い室で待っていた私にも、診察室の先生が怒鳴る声が聞こえた。「来ないと耳が聞こえなくなりますよ!!」
母は外耳炎になり、治療が痛いからと言って放置し、中耳炎になり、更に放置し、内耳炎になりかけていた。病院に来ては、痛さを再実感し、来なくなるのだ。ちゃんと治療に来なさいと言ってきた医者はついに切れて怒鳴ってその重症さを伝えたのだ。
母としては自覚症状は薄いし、まあいいかというレベルの認識しかない。この認識という壁は人の言うことを遮断する作用があり、よほどの出来事が起こらない限り通過しない。
これに似た症状の人が二胡を学ぶ人の中にもいるって話だ。
次回からその具体例を紹介したいと思う。
さて、自分は、認識の壁がないだろうか?
遮断していることはないだろうか?と自問してみよう。 続きを読む
2015年03月10日
先に左手、後右手のトレーニング
左手と右手が同時に動くくせは良くない。
ま、両手配合練習なんかは、ほぼ同時に動くように練習するわけだけど、でも同時じゃない。
左手は右手が動くより早く準備されないといけない。
ところが多くの人が、左手を動かすと右手も弾いてしまう。
逆に言うと、右手が動く時になってから左手が準備にいく。
これを左手の後に右手が動くように訓練しなければいけない。
この訓練はすごく地道にまじめにやらなければいけない。
やる覚悟を決めなければいけない。
やる覚悟というのは、曲を弾くという楽しみをお預けにする、絶対必要なことでありマスターするまでやるんだ、という決意だ。
そんなおおげさなもんか?と言えば、そんなおおげさなもんだ。
たいてい曲を弾くことに流されて、おろそかな練習態度になる。
というか、そもそもそこまで大事なことだという認識がないのだ。
いい音で、ちゃんと二胡を習得したいなら、ぜひがんばってやってほしい。
練習方法はいたって簡単。
弓を推したり引いたりする前に、いったん止まって、左手指があるべき状態になったのを確認してから、弓を動かす。
これが結構難しい、というか、ちゃんとできないもので、よっぽど気をつけてゆっくりやらないと、右手はフライングというか、同時というか、で動いてしまう。
そこで、こんな練習をしてみて、その感覚を味わってほしい。
メトロノームを80ぐらいに合わせて、
1拍めはソ、
2拍めは左手人差し指が押さえ(決して音は出さない)、
3拍めで右手を引いて音を出す。
こんな感じで、外弦ソラシドレドシラソを弾くとこんな手順。
1ソ弾く、
2ラを押さえる、
3弾く、
4シを押さえる、
5弾く、
6ドを押さえる、
7弾く、
8レを押さえる、
9弾く、
10レを離す、
11ドを弾く、
12ドを離す、
13シを弾く、
14シを離す、
15ラを弾く、
16ラを離す、
17ソを弾く。
ぜーったい、左手が動いたらついでに右手も反応して動いちゃう、がないように。
やってみそ。
続きを読む
ま、両手配合練習なんかは、ほぼ同時に動くように練習するわけだけど、でも同時じゃない。
左手は右手が動くより早く準備されないといけない。
ところが多くの人が、左手を動かすと右手も弾いてしまう。
逆に言うと、右手が動く時になってから左手が準備にいく。
これを左手の後に右手が動くように訓練しなければいけない。
この訓練はすごく地道にまじめにやらなければいけない。
やる覚悟を決めなければいけない。
やる覚悟というのは、曲を弾くという楽しみをお預けにする、絶対必要なことでありマスターするまでやるんだ、という決意だ。
そんなおおげさなもんか?と言えば、そんなおおげさなもんだ。
たいてい曲を弾くことに流されて、おろそかな練習態度になる。
というか、そもそもそこまで大事なことだという認識がないのだ。
いい音で、ちゃんと二胡を習得したいなら、ぜひがんばってやってほしい。
練習方法はいたって簡単。
弓を推したり引いたりする前に、いったん止まって、左手指があるべき状態になったのを確認してから、弓を動かす。
これが結構難しい、というか、ちゃんとできないもので、よっぽど気をつけてゆっくりやらないと、右手はフライングというか、同時というか、で動いてしまう。
そこで、こんな練習をしてみて、その感覚を味わってほしい。
メトロノームを80ぐらいに合わせて、
1拍めはソ、
2拍めは左手人差し指が押さえ(決して音は出さない)、
3拍めで右手を引いて音を出す。
こんな感じで、外弦ソラシドレドシラソを弾くとこんな手順。
1ソ弾く、
2ラを押さえる、
3弾く、
4シを押さえる、
5弾く、
6ドを押さえる、
7弾く、
8レを押さえる、
9弾く、
10レを離す、
11ドを弾く、
12ドを離す、
13シを弾く、
14シを離す、
15ラを弾く、
16ラを離す、
17ソを弾く。
ぜーったい、左手が動いたらついでに右手も反応して動いちゃう、がないように。
やってみそ。
続きを読む