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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2017年12月27日

二胡で政治を弾いている?

二胡の中国曲、日本人は結構何も知らないで弾いている人も多いのではないだろうか?

中国曲には、かなりの割合で政治色のある曲がある。

共産党
毛沢東

とかを歌っている。

曲目に
紅、金、花、太陽などがついていれば、その確率は高い。


例えば、
銹金匾、八月桂花遍地開、山丹丹開花紅艶艶、北京有個金太陽、在北京的金山上などなど

日本人は知らず知らずに
毛沢東や中国共産党を崇めるような曲を弾いているのだ。

毛主席さま〜私達の太陽〜
なんて、日本人の私達が弾いていることになる。


楽曲として美しいメロディーだと、割り切って、教えているし、日本で出されている数ある教本にも載せてあるが、

歌詞を知っているので、抵抗を感じなくもない。


ともすれば日本が中国と戦った時の、日本人を鬼呼ばわりした曲、だと思われる曲まである。
弾起我心愛的土琵琶はそうだと思われる。


あかんやろ、
これを日本で売り出す本の中に入れるぅ?

と強く思う。
これを日本人に弾かせるってどうよ?って。


でも、ま、曲として教えてる。矛盾。


こういう、中国を歌った曲の事を中国語で紅歌という。


共産党でなくなったら演奏禁止になりそうだなとか思う。


では今年はこれでブログ更新なしです。

みなさん、よいお年を。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 10:20二胡関係

2017年12月25日

二胡は鉛筆で描くが如し?

二胡の、弓で弦をこする感じは、
鉛筆で字を書く時の筆圧に似ている。

筆圧は人によって違う。

筆跡も人によって違う。

だから同じ曲でも、演奏者によって違う。


筆圧は、弱い人も強い人もいる、
二胡のこすり方も、弱い人も強い人もいる。

いい音色とこの弓で弦をこする強さ(筆圧と呼んじゃいますよ)筆圧とは深い関係がある。

鉛筆の先から粉が出るほど筆圧が強い人、

薄ーくて弱々しい人、


いい音色とは、どのくらいの筆圧で弾くのだろうか?

ま、そこもその人の味だったり個性だったりするのだろう。


例えば、シャープペンシルで書くとする。

筆圧が強すぎると折れる。

芯がHBだと薄いしBだと濃い。

折れやすい芯もあれば、最近なら折れにくい芯もある。

書き味のなめらかなもの、
疲れやすいもの、
持ちやすいもの、

いろいろある。

こういったことは、二胡でいうところの
弓の種類だったり、弦の種類だったり
するのだろう。


どんな筆圧で弾くか、
これを研究することがいい音色につながる。

あなたの筆圧を感じて、いい筆圧を探してみて。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 10:40二胡関係

2017年12月05日

ハーモニクスをしっかり出す方法

ハーモニクスシリーズで結構はなしましたが、
今回は曲中、フレーズ中
いや、一弓中にハーモニクスを出す場合、
しっかり出す方法です。

例えば、良宵

高いソはハーモニクス音を出します。

ではここでまず、
ハーモニクス音がきれいに出るための要点を話しましょう。

大切なのは2つです。

弓をたくさん使うこと。
弓を速く動かすこと。

弓をたくさん使うことというのは、弓の長さをたくさん使うということ。
10㎝より20㎝がいいし、多ければ多いほどいい。

弓を速く動かすことというのは、やはり弓をたくさん使うことと同じ。
弓が足りなければ速く動かせないのでね。

では例を良宵からあげましょう。

丸く囲んである音がハーモニクスです。

長ーいソの末にハーモニクスでド、しかもクレッシェンド。

最後の最後にハーモニクスがあると、弓が少なくてきれいに出せなくなる。
だから、
長ーいソで、とにかく弓をケチること。
長ーいソは弓の半分だけしか使わないこと、
そして残り半分を使ってドを弾く。

もう一つのも同じ要領。
長ーいミで弓をケチって、半弓だけで弾き、
あとの半弓を使ってソを出します。

こうすると、
ハーモニクスはきれいに出るし、
クレッシェンドになるし、
一挙両得です。


まず長ーい音の方だけ練習します。
がんばってケチっても、ついたくさん弓を使っちゃうので、この前の音をいかに弓を使わず小さな音できれいに伸ばせるかが練習どころ。
次はポジション移動につらされて、弓を引かないようにすること。
そしてハーモニクスを残りの半弓全て使い切って、必ず弓の端まで使うこと。

このように練習してみて。
聞いてるだけじゃなく、実際やってみないとダメだよ!
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Posted by 由紀子 at 20:04二胡上達

2017年12月04日

鍵盤は狭いと思え?

二胡の弦を押さえている指、

弦に接触している部分は5㎜くらいあるだろう。
人差し指より中指、中指より薬指と、どんどん接触部分は多くなる。

小指になると倍になる。



絵は指の腹。
黄色の線は弦に接触している部分。
絵は薬指の感じ。

接触部分は長い。
なるべく少ない方がいい音が出るが仕方がない。
指は柔らかいので、押さえればぷにゅっと肉が触る。

だけど、意識は点で押さえる。するとあら不思議、
同じ面積の接触でも音が違う。

絵の黒い点がその意味。

点に集中させる意識を持って押さえること。


ピアノの先生がこんなことを言っていた。

「子供たちに言うの。
鍵盤はこの幅(約2㎝)あるけど、
弾く時は狭い(5㎜)と思ってタッチするのよって。」

つまり点をたたく感じ。


スポーツをやったことのある人には、こう言った方がピンとくるかな?

ボールの芯を打つ感じ。

カエルのようなペタペタした押さえ方にしないようにね。


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Posted by 由紀子 at 15:33二胡上達

2017年12月02日

先生の処方は苦いやつほど効く?

先生が練習しろと言ったこと、やってますか?

先生はお医者さんにも似ています。

具合の悪いところを治すための処方を出します。

お医者さんの出した薬を飲めば順調に治る。

病院へ行って、お医者さんの出した薬を無視して、自力で治そうとする人はいないはず。
だってそれならそもそも病院に行かない。

二胡の先生もそれに似て、
あなたの不具合を直すための練習を出す。

私もブログでいろんな練習法を話したりしているが、

ま、やってないでしょう。

なぜなら、苦いから。

めんどくさい、地味な練習。苦いです。

ところが、この苦い項目ほど効果が高い。

そりゃみなさんは、楽しむために二胡をやっているんでしょう、
苦いもんなんかいやです。

でも、私、考えたことあるんです。
二胡を習う人って、何のためだろうって。
特に練習してこない人。

で、思うんです。
人には学習欲というものがあるそうです。
心理学を学んでいた息子が言ってました。
人間は食欲や睡眠欲という生命に直接関係するもの以外に、学習欲というものが満たされないと、生きられないと。

みなさんは学習欲があります。
だから、先生が何も指摘せずに、
いいです、いいです
ばかりだと、習いたくないはずです。

大げさに言うとマゾ気すらあるかも。

指摘されることを求めているのです。


ならば、苦いやつも痛いやつも
しっかりやっていこうよ。


ブログを毎日更新することを目指して、もうすぐ1年になります。

この1年で、基本から説明させていただき、
♭Bまで話したので、もうこの辺で基本的な事は話し終わりました。

で、ま、新しい記事も書くだろうけど、
リブログというのをやっていこうかなと思ってます。

以前の記事をもう一度アップしていくってことです。

ま、前の記事をさかのぼって読めばいいのですが、
この作業、いちいちページをめくりまくって、どこまで読んだか戻るのもめんどくさくて、結構大変です。

だから、リブログしますんで、もっかい
新たな気持ちで、
そして苦い薬を飲むつもりで、
読んだら、このチャンスにやってくださいね。
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Posted by 由紀子 at 11:34励まし