プロフィール
由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
QRコード
QRCODE
Information
ログインはこちら
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人

2021年04月17日

旨すぎるから旨さ控えてる?なんそれ

4月なので、メンテナンス用品を受注していて、
こんな事を言う人が何人かいるのだが。

「音が大きすぎるから抑えたい」

もちろん、方法がないではない
弦を落ち着いた音の出るものにしたり、コントロールマットをウールにしたり、千斤を綿糸にしたり、駒を黒檀にしたりと。

しかし、そもそも話がおかしいだろ、と私は思うよ。

二胡各自が持っているポテンシャル(能力)を最大限発揮させてあげるようにメンテナンスするべきだろう

もちろん音色の好みってもんもあるから、明るい音に仕上げるか豊潤な音に仕上げるかは自由だが、

どちらにしても、その二胡の持てる力を抑えるべきではないだろう

演奏家を思い浮かべてみよう
一人でマイクを付けずにホールいっぱいに響かせることができる事が必要
なんならオーケストラを後ろにすることだってある

音を抑えるメンテナンスなんぞしないでしょう

お店のシェフが、みんながあまりにも旨い旨いというから、いつも80%くらいのおいしさ目指して作ってるんですよ、って言ったらどうよ、いやいや100%のおいしさ発揮してくれよって思うでしょ、それみたいなもんよ。

音を抑えるメンテナンスをするべき時は、ウルフトーン(音が割れる等の症状がある)が出る時。

二胡って不思議なもんで、
いつも小さい音で弾くとか、
音を出さないようにするとか、
そういう弾き方してると音が出ない二胡になっちゃうんです

蛇皮は変化します
皮の靴やカバンやジャケット、何年もほったらかしにした事ありません?ないか…
硬くなっちゃうのよ

二胡の皮も、しっかりたっぷり振動させないと、皮が硬くなって振動が小さくなっちゃう

だからせっかくの二胡のポテンシャルを殺してしまう

二胡が良い音色で100%響くメンテナンスをするべきでしょ

そしてしっかり振動させて大音量目指して弾くべきでしょ

音が大きすぎるから抑えたいて…
なんちゅうもったいない事すんの  続きを読む
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 08:56二胡関係