2022年06月29日
練習は度を越した所へ、がコツ(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/w2Ywut3vC1o
何回練習してもイマイチな事
例えば、
・ポジションチェンジ、特に跳躍(ポンと遠くへ移動)、思った位置に行けない
・弓を充分端まで使えない
・音量が厚みがなく薄っぺらい
・指の広げ方が足りないから音が低い
など
こういうのを練習する時は、一旦度を越した事をする、という作戦です。
例えば、
ポジションチェンジが届かない、ならば、通り越す所を目指して移動する。
もちろん音は外れるが、手に、がぼっと移動するという選択肢を与えられる。
音を外れるほど越してみる、そうやって練習していくと、だんだん修正されて、まともな音に行けるようになります。
決してまともな音を目指してはいけません、自然に修正されるまで回数を重ねること。
例えば弓を端まで使えないなら、
弓がガツンと当たるまで引き、ツンと手に当たるまで推すのです。
ちょうど端まで、を目指すからいつまでも行かないんです。通り越すのです。
いつもいつも通り越すのを目標に練習し、自然と当たらない程度になるのを見守るのです。
例えば音量が厚みがなく薄っぺらいなら、
べったりねっちり弾きをして、肩が凝るほどやる。
または、めっちゃしっかり擦って、ギーギー弾きにする。
そうやって練習し続けたら、自然と余計な力だけ抜けて、厚みのあるいい音色だけが残る。
決して初めからいい音色を目指してはいけない、通り越すのです。
例えば指の広げ方が足りないから音が低い
なら、
自分がこのくらいだろうと思っているより大幅に越して指を広げてやる。
もちろん音は外れるが、体は指を広げるという選択肢を学ぶ。
そして自然と自分の音感が戻していってくれるのを待つのです。
私の教授経験から言うと、
ポジション移動が届かない人は、何年経っても、届かない傾向にあり、
弓が使えない人は、弓を無駄にしたまま、
音が薄い人は、薄いまま、
指が広がらない人は、何を弾いても音が低いまま、
なのです。何年やってもです、何年指摘されてもです。
カレンダー、
クルクル巻いてあるカレンダーを壁に掛けたい時、
反対巻きに巻いて、まっすぐに戻そうとしますよね?
あれと同じです。
一旦逆方向、行き過ぎの方にしないと、
効果はありませんのよ。
続きを読む
https://youtu.be/w2Ywut3vC1o
何回練習してもイマイチな事
例えば、
・ポジションチェンジ、特に跳躍(ポンと遠くへ移動)、思った位置に行けない
・弓を充分端まで使えない
・音量が厚みがなく薄っぺらい
・指の広げ方が足りないから音が低い
など
こういうのを練習する時は、一旦度を越した事をする、という作戦です。
例えば、
ポジションチェンジが届かない、ならば、通り越す所を目指して移動する。
もちろん音は外れるが、手に、がぼっと移動するという選択肢を与えられる。
音を外れるほど越してみる、そうやって練習していくと、だんだん修正されて、まともな音に行けるようになります。
決してまともな音を目指してはいけません、自然に修正されるまで回数を重ねること。
例えば弓を端まで使えないなら、
弓がガツンと当たるまで引き、ツンと手に当たるまで推すのです。
ちょうど端まで、を目指すからいつまでも行かないんです。通り越すのです。
いつもいつも通り越すのを目標に練習し、自然と当たらない程度になるのを見守るのです。
例えば音量が厚みがなく薄っぺらいなら、
べったりねっちり弾きをして、肩が凝るほどやる。
または、めっちゃしっかり擦って、ギーギー弾きにする。
そうやって練習し続けたら、自然と余計な力だけ抜けて、厚みのあるいい音色だけが残る。
決して初めからいい音色を目指してはいけない、通り越すのです。
例えば指の広げ方が足りないから音が低い
なら、
自分がこのくらいだろうと思っているより大幅に越して指を広げてやる。
もちろん音は外れるが、体は指を広げるという選択肢を学ぶ。
そして自然と自分の音感が戻していってくれるのを待つのです。
私の教授経験から言うと、
ポジション移動が届かない人は、何年経っても、届かない傾向にあり、
弓が使えない人は、弓を無駄にしたまま、
音が薄い人は、薄いまま、
指が広がらない人は、何を弾いても音が低いまま、
なのです。何年やってもです、何年指摘されてもです。
カレンダー、
クルクル巻いてあるカレンダーを壁に掛けたい時、
反対巻きに巻いて、まっすぐに戻そうとしますよね?
あれと同じです。
一旦逆方向、行き過ぎの方にしないと、
効果はありませんのよ。
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2022年06月19日
食べられれば良い?
お箸の持ち方、皆さん正しいですか?

正しくないとしても食べられるからいいですか?
二胡も同じようなことを考えられます
構えが悪くても、変な手元でも、
音楽として、リズムが正しくて音程が良くて音色が美しいなら、
問題ない?
これにはそれぞれ考え方が分かれるかも知れませんね
どんな持ち方でも、お箸の最終目的、食べ物を口に運ぶということを達成できれば良し、でしょうか?
私はきっとそうではないと思います
正しくない持ち方だと、何かのタイミングで不便を感じるかもしれません
お豆をつまむ時、お豆腐を挟む時、卵焼きを焼く時…
そして見た目も良くありません
見た目は関係ないですか?
では二胡ならどうでしょう
初級の曲なら弾けても、中級、上級になってくると弊害が出てくる
人前で弾くなら見た目がきたない
衣装だって、Tシャツに短パンではエンターテイメント性がないでしょう
もちろん、きれいな衣装に、音が響く環境で、正しい弾き方で、すばらしい演奏がいいでしょう
え?人前で弾かない?
人前で食事しない?スプーン使うから大丈夫?
例えば、野球ならどうでしょう?
どんな打ち方でも、ガム噛みながらでも、
かっ飛ばして点数取りさえすれば良いですもんね、ホームラン打ちまくればヒーローです
しかしながら、物事なんでも、
悪い方に甘んじるのではなく、良い方向を選ぶのがいいでしょう?
なんだか道徳くさいですかね
趣味だから、楽しければ良い?
でも、ちょっと真剣に取り組む方が趣味って楽しいのでは?
気楽にテキトーにやるぐらいが楽しい、ま、そういうこともあるでしょうね。
はてさて、皆さんはどうお考えになるでしょう?
食べられれば良いと思うのか?
朝食時の「小さい頃はお箸の持ち方こんなだった」という会話から、こんな事に思いを馳せたという、たわいもない話です。
皆さんはどうお考えでしょうか?
そして、食べられればよい、で二胡を練習してないでしょうか? 続きを読む

正しくないとしても食べられるからいいですか?
二胡も同じようなことを考えられます
構えが悪くても、変な手元でも、
音楽として、リズムが正しくて音程が良くて音色が美しいなら、
問題ない?
これにはそれぞれ考え方が分かれるかも知れませんね
どんな持ち方でも、お箸の最終目的、食べ物を口に運ぶということを達成できれば良し、でしょうか?
私はきっとそうではないと思います
正しくない持ち方だと、何かのタイミングで不便を感じるかもしれません
お豆をつまむ時、お豆腐を挟む時、卵焼きを焼く時…
そして見た目も良くありません
見た目は関係ないですか?
では二胡ならどうでしょう
初級の曲なら弾けても、中級、上級になってくると弊害が出てくる
人前で弾くなら見た目がきたない
衣装だって、Tシャツに短パンではエンターテイメント性がないでしょう
もちろん、きれいな衣装に、音が響く環境で、正しい弾き方で、すばらしい演奏がいいでしょう
え?人前で弾かない?
人前で食事しない?スプーン使うから大丈夫?
例えば、野球ならどうでしょう?
どんな打ち方でも、ガム噛みながらでも、
かっ飛ばして点数取りさえすれば良いですもんね、ホームラン打ちまくればヒーローです
しかしながら、物事なんでも、
悪い方に甘んじるのではなく、良い方向を選ぶのがいいでしょう?
なんだか道徳くさいですかね
趣味だから、楽しければ良い?
でも、ちょっと真剣に取り組む方が趣味って楽しいのでは?
気楽にテキトーにやるぐらいが楽しい、ま、そういうこともあるでしょうね。
はてさて、皆さんはどうお考えになるでしょう?
食べられれば良いと思うのか?
朝食時の「小さい頃はお箸の持ち方こんなだった」という会話から、こんな事に思いを馳せたという、たわいもない話です。
皆さんはどうお考えでしょうか?
そして、食べられればよい、で二胡を練習してないでしょうか? 続きを読む
2022年06月17日
いい音色のための練習(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/fmT7PgwIdxw
いい音色になるためには、どんな練習したらいいんだろうか?
そう思ったあなたはぜひやってください。
だいぶ退屈な練習ですよ、覚悟してください。
2つあります
①弓の端から端までゆーっくりギーーっという音で弾く
必ず、本当に端っこの所まで使いきること。(これを長弓といいます)
手元の方は強すぎると、ギッギッと止まりながらになりますが、これはアウトです。
また、弓先の方は力が届かず、ギーとならずに音として出ちゃいます、これはアウトです。
途中途中も少しでも止まったり、音として出たりしたらアウトです。
②弓の端から端までゆーっくり細い小さな音で弾く
これも必ず本当に端まで使うこと。
音に大小がついてはいけません、揺れてはいけません。
速くなって大きな音になってはいけません、出せる最小の音量です。
手元はギーッとなりやすいですが、弦に与える圧を弱める手つきや弾き方を研究するのです。
開放弦でできるようになったら、
音を押さえてやりましょう。
高音になるほど難しくなっていきます。
第ニポジション、第三ポジションでもやってみよう。
続きを読む
https://youtu.be/fmT7PgwIdxw
いい音色になるためには、どんな練習したらいいんだろうか?
そう思ったあなたはぜひやってください。
だいぶ退屈な練習ですよ、覚悟してください。
2つあります
①弓の端から端までゆーっくりギーーっという音で弾く
必ず、本当に端っこの所まで使いきること。(これを長弓といいます)
手元の方は強すぎると、ギッギッと止まりながらになりますが、これはアウトです。
また、弓先の方は力が届かず、ギーとならずに音として出ちゃいます、これはアウトです。
途中途中も少しでも止まったり、音として出たりしたらアウトです。
②弓の端から端までゆーっくり細い小さな音で弾く
これも必ず本当に端まで使うこと。
音に大小がついてはいけません、揺れてはいけません。
速くなって大きな音になってはいけません、出せる最小の音量です。
手元はギーッとなりやすいですが、弦に与える圧を弱める手つきや弾き方を研究するのです。
開放弦でできるようになったら、
音を押さえてやりましょう。
高音になるほど難しくなっていきます。
第ニポジション、第三ポジションでもやってみよう。
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2022年06月14日
できませんと言わせた先生
昔昔のこと、私は我が師にこんなお願いをしたことがありました。
私:先生、私、一つ一つの曲をもっときっちり仕上げてから次に行きたいんです。
先生:無理だと思うよ。
私:もっときびしく指導していただいて結構です。
先生:本当にきびしいよ、無理だと思うよ。
私:がんばりますから!!
先生:じゃあ、明日から毎日8時間練習してきてください。
私: (°_°) ムリです…
先生: (¬_¬)
というわけで一発撃沈 続きを読む
私:先生、私、一つ一つの曲をもっときっちり仕上げてから次に行きたいんです。
先生:無理だと思うよ。
私:もっときびしく指導していただいて結構です。
先生:本当にきびしいよ、無理だと思うよ。
私:がんばりますから!!
先生:じゃあ、明日から毎日8時間練習してきてください。
私: (°_°) ムリです…
先生: (¬_¬)
というわけで一発撃沈 続きを読む
2022年06月01日
チューニングの時のやり方注意点(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/qeit0Y9JhAU
チューニングの時に、それではよくないよ、
っていうことを紹介します。
①内弦も外弦も結構違う時、
片方を先にちゃんと合わせようとする、
これはダメです。
片方をちゃんと合わせた後、もう片方をちゃんと合わせたとします、そしてまた元の方を見てみると、大きくずれていることでしょう。
内弦、外弦は交互に少しずつ近づけていくようにチューニングします。
まるでお茶を入れる時のようです。
一杯ずつ満杯にするのではなく、
少しずつ入れて、また少しずつ足していきますよね、あれと同じ。
両弦は駒に乗っています。
シーソーのようにお互いつり合いを取っています。
片方だけを多く動かすと、つり合いが崩れてうまくいきません。
内弦を少し動かして、外弦を少し動かして、また内弦、また外弦、と交互に少しずつ合わせていきましょう。
②ずっと軸をひねることによって音に近づけるのは、ダメです。
それでチューニングが合っていても、弾けばまたおかしくなります。
軸をひねっても、弦の上方しか変わっていないので、すぐに音に反映されません。音に反映された頃は、軸をひねり過ぎています。
なので、軸を動かしたら、弦の真ん中辺りを少ししならせて、弦の張り具合を均等にしてあげます。そしてまた動かして、しならせて、と交互にし、音に近づけましょう。最後はしならせた後の音が合ってればチューニング完了です。
③アジャスター(微調整器)に頼り過ぎで、アジャスターの中の弦がくの字に曲がっている、これはダメです。
アジャスターは微調整するための物です、くの字になるまでアジャスターに音を変えさせてはいけません。
これでは弦に負担がかかってしまいます。
くの字に曲がるまでになったら、一旦全部ゆるめて、弦をまっすぐにし、軸の方である程度まで近づけてください。それからの微調整をアジャスターを使ってやってくださいね。
④ちゃんとした弾き方で弾けてない状態でチューニングする、これはダメです。
弓を上下や前後に揺れながら、または歪みながら弾いている
あるいは、二胡本体を傾けて(特に右に)いる
これでは正確な音がとらえられません。
弓は正しい角度で、二胡本体は正しい角度で弾いている状態でチューニングしてくださいね。
続きを読む
https://youtu.be/qeit0Y9JhAU
チューニングの時に、それではよくないよ、
っていうことを紹介します。
①内弦も外弦も結構違う時、
片方を先にちゃんと合わせようとする、
これはダメです。
片方をちゃんと合わせた後、もう片方をちゃんと合わせたとします、そしてまた元の方を見てみると、大きくずれていることでしょう。
内弦、外弦は交互に少しずつ近づけていくようにチューニングします。
まるでお茶を入れる時のようです。
一杯ずつ満杯にするのではなく、
少しずつ入れて、また少しずつ足していきますよね、あれと同じ。
両弦は駒に乗っています。
シーソーのようにお互いつり合いを取っています。
片方だけを多く動かすと、つり合いが崩れてうまくいきません。
内弦を少し動かして、外弦を少し動かして、また内弦、また外弦、と交互に少しずつ合わせていきましょう。
②ずっと軸をひねることによって音に近づけるのは、ダメです。
それでチューニングが合っていても、弾けばまたおかしくなります。
軸をひねっても、弦の上方しか変わっていないので、すぐに音に反映されません。音に反映された頃は、軸をひねり過ぎています。
なので、軸を動かしたら、弦の真ん中辺りを少ししならせて、弦の張り具合を均等にしてあげます。そしてまた動かして、しならせて、と交互にし、音に近づけましょう。最後はしならせた後の音が合ってればチューニング完了です。
③アジャスター(微調整器)に頼り過ぎで、アジャスターの中の弦がくの字に曲がっている、これはダメです。
アジャスターは微調整するための物です、くの字になるまでアジャスターに音を変えさせてはいけません。
これでは弦に負担がかかってしまいます。
くの字に曲がるまでになったら、一旦全部ゆるめて、弦をまっすぐにし、軸の方である程度まで近づけてください。それからの微調整をアジャスターを使ってやってくださいね。
④ちゃんとした弾き方で弾けてない状態でチューニングする、これはダメです。
弓を上下や前後に揺れながら、または歪みながら弾いている
あるいは、二胡本体を傾けて(特に右に)いる
これでは正確な音がとらえられません。
弓は正しい角度で、二胡本体は正しい角度で弾いている状態でチューニングしてくださいね。
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