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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2023年04月27日

0を0たらしめよ(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/-X4-zuMgQNQ

0とは休符のこと

0がフレーズの頭についている時や、
フレーズの途中でついている時

ちゃんと、この0感を出さなければいけない

この0は大切なのです

フレーズや曲の
呼吸、息づかい、
そしてスパイスであり、味となる

これがちゃんとしてるのと、してないのとでは
雰囲気、味が変わるのです
だらだらのんべんだらりんになる

さて、この0を0たらしめる方法

まず考えてみましょう
音での0、つまり「ない」「空白」を表現するには、って話です

絵なら白くできるのでわかりやすく作れる
でも音なら?

ということで、白黒をはっきりさせるため、
音がない、つまり空白、の反対、
音がある所をはっきりさせれば、白が浮き出てきます

ということで、音の終わり(つまり空白の始まり)と音の始まり(つまり空白の終わり)を、
はっきりくっきりさせる処理が必要

2つパターンがある
①音の終わりはふわっと終わり、0があり、くっきり始める
②音の終わりにキチッと終わり、0があり、くっきり始める

①の例はこれにしましょう
《夜来香》


いきなり第一音めから休符です。
フレーズの終わりはふわりと伸ばして終わるのに、始まりはいつも休符。この休符感を出す。

0の時にしっかり弓毛を弦につけて、指を弦の上に用意して、音の頭を大切に音を発する。もちろんリズムはズレることなく、バッチリのタイミングで。多くが裏拍タイミングですからね。
大切なのは音の頭です。決して、ぼやっと発してはいけません。ポリっと弦に毛を引っかけること。

②の例はこれ
《別れても好きな人》


音の長さまできっちり弾きパチっと終わり、0の後、しっかり音の頭をつけて始める

0の前の音は、音のパッキリおしりをつけます。
音のパッキリおしりの付け方は、
0の前の音をしっかりめの音で弾き終わると同時に弓毛を弦に貼り付けて、ぼやっと尾を引かないようにするのです。

そして0の間にやる事は①と同じ。
しっかり弓毛を弦につけて、指を弦の上に用意して、音の頭を大切に音を発する。


両方とも、注意すべきは、
その動作ーー音の頭をつける準備動作を
0の時にやること。

0が終わって次の音の出る瞬間にやりがちなんです。それでは0効果は出ません。

0を0たらしめるには、
0の間に音の頭をつけるべく動作を完了しておくこと、そして音の頭をしっかりつけて0の次の音を発することです。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 17:45二胡上達