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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2022年06月29日

練習は度を越した所へ、がコツ(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/w2Ywut3vC1o

何回練習してもイマイチな事

例えば、
・ポジションチェンジ、特に跳躍(ポンと遠くへ移動)、思った位置に行けない
・弓を充分端まで使えない
・音量が厚みがなく薄っぺらい
・指の広げ方が足りないから音が低い
など

こういうのを練習する時は、一旦度を越した事をする、という作戦です。

例えば、
ポジションチェンジが届かない、ならば、通り越す所を目指して移動する。
もちろん音は外れるが、手に、がぼっと移動するという選択肢を与えられる。
音を外れるほど越してみる、そうやって練習していくと、だんだん修正されて、まともな音に行けるようになります。
決してまともな音を目指してはいけません、自然に修正されるまで回数を重ねること。

例えば弓を端まで使えないなら、
弓がガツンと当たるまで引き、ツンと手に当たるまで推すのです。
ちょうど端まで、を目指すからいつまでも行かないんです。通り越すのです。
いつもいつも通り越すのを目標に練習し、自然と当たらない程度になるのを見守るのです。

例えば音量が厚みがなく薄っぺらいなら、
べったりねっちり弾きをして、肩が凝るほどやる。
または、めっちゃしっかり擦って、ギーギー弾きにする。

そうやって練習し続けたら、自然と余計な力だけ抜けて、厚みのあるいい音色だけが残る。
決して初めからいい音色を目指してはいけない、通り越すのです。

例えば指の広げ方が足りないから音が低い
なら、
自分がこのくらいだろうと思っているより大幅に越して指を広げてやる。
もちろん音は外れるが、体は指を広げるという選択肢を学ぶ。
そして自然と自分の音感が戻していってくれるのを待つのです。

私の教授経験から言うと、
ポジション移動が届かない人は、何年経っても、届かない傾向にあり、
弓が使えない人は、弓を無駄にしたまま、
音が薄い人は、薄いまま、
指が広がらない人は、何を弾いても音が低いまま、

なのです。何年やってもです、何年指摘されてもです。

カレンダー、
クルクル巻いてあるカレンダーを壁に掛けたい時、
反対巻きに巻いて、まっすぐに戻そうとしますよね?
あれと同じです。

一旦逆方向、行き過ぎの方にしないと、
効果はありませんのよ。
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Posted by 由紀子 at 16:35二胡上達