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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2021年08月26日

緊張しなくなるには?(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/q9S_tjXg188

先生はもう緊張しないですか?
と聞かれます。

全然緊張しないことはあり得ませんが、
はじめの頃に比べると、ずいぶん大丈夫になりました。

いつ頃から緊張しなくなったんですか?
どうすれば緊張しなくなるんですか?
という質問をよくされるので、今回はそれに答えたいと思います。

・まずはありきたりな答えですが、

場数を踏む、ですね。

私が演奏するのは、だいたいイベント事なので、
いつも違う場所で違うお客さん相手、
でも、その年齢層になじみのある曲やよく知られた曲、また二胡っぽい曲にしますので、

だいたい曲が決まってきます。

みんなが知っていて中国を思わせるシルクロードや蘇州夜曲

二胡に合う 花や涙そうそう

だから、同じ曲を何度も発表すること、
これが緊張しなくなります。

これで緊張しなくなってくると新しい曲も大丈夫になります。

なので、同じ曲で場数を踏むこと、ですね。

・次はいかに演出するかを考えること。

それはMC(説明や話)から始まります。

どうやったら感動させられるか、
どう話したら、どう演奏したら、聞いてる人の心を揺さぶれるか、
を考えます。

曲なら、強弱、滑音、盛り上がり、しっとりさ、音色の差、活発さ、など

どのように盛り込むか考え、それを表現することに努力します。

山の風景の曲なら、如何に山を感じさせるか、涙そうそうなら如何に涙が出そうにさせるか。

すると、こちらから発信するんだという姿勢が生まれ、
そして、聴者のため、
という気持ちになり、表現に気が向きます。

・次は人のために弾く。

私がそういうタイプなのかもしれませんが、人のためになら勇気を持てたり、活動的になれたりするんです。

皆さんはどうですか?
自分一人のためにならご飯作る気がしなくて、そこらの物でテキトーに食べちゃうだろうけど、家族のためならちゃんと作る気になれる。自分が道に迷っても人に聞けないけど、人が迷っていたら、私が聞いてあげるって行く。

演奏も、発表会で自分の番だから弾くのだと、自分のためだから、自分が恥をかかないように、しくじらないように弾く、

そういうモチベーションだと緊張する。

でも、例えば、指導してくれた先生のためにお礼がわりに、何も弾けなかった私がこんな風に成長しました、ありがとう、という意味で弾けば、いかがでしょう?

ボランティアなどで、退屈に過ごしている利用者達を少しでもアゲアゲにしてあげる、ってのもそういう気持ちですよね。

・次は、まあこんな風に思える人は緊張もしないんでしょうが、
上から目線で弾く。

ほら、見てよ、という気持ちで弾くのです。

ほら、見て、初めは何も弾けなかったのに曲弾けるんだよ、ほら見て、二胡ってこういう楽器なんだよ、ほら聴いて、この中国曲っていいでしょう?って。

先生なんかが賽馬や戦馬奔騰なんか弾くのって、こういうのの複合系だよね。

この曲おもしろいでしょ?って言いたい、
こんなに速く弾けるんだぜっていう上から目線、
馬が奔走する様子を目に浮かばせようという演出、
場を盛り上げようという奉仕精神。

自分のためじゃなくて、目的を変えてみよう。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 11:29二胡上達