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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2024年02月29日

たるんだ弓毛の直し方(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/dQJn_Tjh1II

弓製作の名師、王小迪さんに教えてもらいました。

弓の毛がたるーんってなった時の直し方。

まず、全体的にちょっとたるんだ毛が多いなあ、という場合。

これは陽の光に当てる、です。

日当たりの良い窓際に立てかけて、しっかりお日様に当てると、まっすぐになるそう。
30分ぐらいでいいそうですが、直らなければ更に長く。
自然の力はすごいのよぉ、とおっしゃってました。

ただ、夏の暑い中は、松脂が溶けちゃうので、ほどよい日当たり場所、時間を選んでね。

毛が数本、たらーんとなっている場合は、
火で炙るんです。

ライターを火を小さめにして、弓毛の3センチほど下から、左右に進め、たるんだ毛を炙ります。
あーら不思議、みるみる毛がシャキンと戻っていきますよ。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 14:13二胡関係

2024年02月15日

弓の簡単な付け外し方法(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/LNS_f_uMp3c

弓製作の名師、王小迪さんに、弓の簡単な外し方、取り付け方を教えていただきました。

今までは、弓の先にあるネジを一生懸命ねじって、つけ外ししていました。

これはその必要なし。

王小迪さんのやるように、壁に対してつけてお腹とでやるのが一番やりやすいですね。

壁が使えない場合は地面に対してやることになりますが、ちょっと力が入らないのでやりにくいですが。

すごく手間と時間がかからない。

それを習った後二胡屋さんに行ったら、二胡屋さんもその方法でやってはりました。

なんだ、こっちが普通なんか?
もう、ほんま今さらやわ。
と思いました。

でも慣れないと、なんか弓がバキッと折れそうでこわいんですけどね。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 15:51二胡関係

2024年02月01日

弓製作名師王小迪さんに聞く弓の選び方(動画あり)

動画はこちら
https://youtu.be/rF1uQUrL6Oo

弓作りの名師、王小迪さん
こちらでいつも弓を購入しています。

弾力性がちょうど良く、毛の質もいいです。

弓作りにはとてもこだわっているとおっしゃってました。
儲けは少なくても、ギリギリでもいい、
とにかく少しでも納得のいかない物は人に渡したくないの、とおっしゃってました。

竹の産地にこだわって、一番育ちのぴったりの産地の竹を仕入れ、しかもその産地の竹は買い占めているそう。
馬の尻尾の毛もこだわって、だから私の作る弓の弓毛は長持ちするのよ、とおっしゃってました。

弓選びには、
きっとほかの弓製作者の物も良いだろうけど、質の良い方が、音色のコントロールやいろんな技(抛弓や跳弓など)がやりやすい、
だからこだわって作っていらっしゃる王さんのなんかはピカ一でしょうね。
だからやはり値段も他作者より高いですね。
一番質のいい物を仕入れるから、どうしても原価が高いのよ、とおっしゃってました。

そしてどうやって弓を選べば良いのかのポイントは動画をご覧ください。

王さんはとてもとてもおしゃべりです。
では弓を見せてください、と、隙あらば言わないと、いつまでもだべらはります。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 14:42二胡関係

2023年10月05日

発表会に出る時はこれやって(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/OaeLSeZclYc

勇気を出して発表会に出ると決めたあなた
がんばってね

さあ、発表会に向けての練習や準備について話したいと思います。

まず練習について
・発表会はもちろん緊張しまくります。
いきなり多くの人前で弾くのはハードルが高いので、なるべく多い回数、周りの友達や家族を捕まえて演奏を聞いてもらいましょう。

・自分の演奏を録音してみましょう。
ま、録音の音というのは響きがない分、めっちゃヘタくそに聞こえるので、ちょっと凹むかもしれませんが、録音の目的は2つあります。録音はあらがよく見えますので、直すべきところがよく分かる。そして、録音というのは少し気持ちがあらたまるので緊張します、このちょい緊張をする事を繰り返して緊張に慣れるのです。

次は準備について
・楽譜は一枚の紙ペラにしない事。
空調などで風が吹いて飛ぶかもしれません。厚紙に貼り付けてしっかりした感じにしましょう。ファイルは照明の関係で光って見にくくなる可能性があるのであまりよくありません。

・当日はとってもきれいに着飾って。
もし用意できるようなら、よくプロがコンサートで着るような衣装を用意しましょう。そして髪には髪飾り、首にはネックレス(全てキラキラした物がいいね)をしましょう。演奏はエンターテイメントです、演奏だけが良ければいいのではなく、音響、照明、衣装なんかもちゃんとしないといけません。音響、照明はコントロールできないとして、衣装、髪型をがんばって。

・衣装を着て弾いてみておく。
本番に着る衣装を着て弾いてみてください。袖がじゃまになったり、膝が滑る生地だったり、脇が開きにくかったり、何か不都合があるかもしれません。そして、本番に急に衣装を着ると緊張が増します、衣装にも慣れておきましょう。

次は心構えについて
・とても緊張します。いつもの練習通りにいくなんぞありません。それでよしとしましょう。舞台に立って無事そでに帰れたら大したもんです。失敗しても音が外れても大したことはありません。どうせあなたはそこまで上手くはない(あ、失礼)

・発表会はとても記念になります。ある大金持ちが言ってました、人生たくさんお金を持っているより、たくさん思い出(記憶に残る事)を持っている方が有意義だと。発表会に出た事はあなたの心に残り、人生のいい思い出となります。いい思い出作りを楽しみましょう。

次はちょっと付属で、野外での演奏の場合について。
・風が吹く恐れがあるので、楽譜がめくれないように、洗濯バサミで固定する用意をしましょう。そして、譜面台ごと持って行かれる場合があるので、譜面台の脚におもりをしましょう。

・髪型はやはり風の影響を受けないように、顔になびいて来ないように髪をとめましょう。
  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 14:48二胡関係

2023年05月25日

内と外の音が合わない原因(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/nYnquALxrG4

生徒さんがいい事を発見したので、シェアしたいと思います。

そして二胡調整会でプロに教えてもらった事もシェアしたいと思います。

チューニングはちゃんと合っているのに、第二ポジションとかだと、内弦と外弦の音がピッタリ五度にならない。
という問題についてです。

例えば、チューナーで確認しながら、内弦の第二ポジション一指の音(G)を鳴らして、外弦の同じ位置を鳴らした時、Dにぴったりにならなくて、割とズレている、という現象。

原因はいろいろ考えられます。
・弦が劣化している
・チューニングの際、弦をもまずにいた
・指の押さえ方が均等でない
・弓の弾き方が歪んでいる
          など

で、今回、それらが全て大丈夫なのにズレるということで、研究なさいました。

で、そういうこともあるのか、と
勉強になりましたのでシェアします。

微調整の道具アジャスター
これを最大限ゆるめ、なるべくアジャスターに頼らないようにチューニングをし、それから、本当の微調整のみアジャスターで調整する。
これで、合うようになったそうです。

ま、アジャスターで弦をめちゃ曲げてしまうのは良くないのは分かりますよね。

でも、つい、前のチューニングからアジャスターはそのままで、今のチューニングを始めてしまいます。

でもそれは良くないということですね。

チューニングの前は、アジャスターを最大限ゆるめて、軸でがんばって近づける、そしてどうしても調整しきれない分をアジャスターに助けてもらう。
というチューニングをしなければならないのですね。

そして、もう一人の生徒さんも同じ問題で悩んでいらっしゃいました。
その方は弦の質や不良を疑って、弦を交換されましたが、改善されず。

調整のプロに見ていただいたところ、二胡には問題なし、もちろん弦にも問題なし。

因みに弦が劣化していれば、その現象はあります。でも弦は新品で不良品ということは、今の時代あり得ない、との事でした。

ついでの情報として、トマスティークの弦はチューニングが安定する、替えたてでも安定すると、定評があるとのことです。

解決法は、
まず弓をまっすぐ水平に近いラインで安定して弾くことが前提。

そして、その方の場合、
指の押さえ方に問題があったようです。
ちょうど手を痛めていらっしゃる時で、
指を十分縦向けにできてなくて、いわゆる横押さえになっていた。これを極めて気をつけて縦向け押さえにすると大丈夫になりました。
つまり、はじめに言った、
指の押さえ方が均等でない、でした。


そのほか、推すと引くで音が変わるという問題についても話してくださいました。
これは二胡の問題で、修理不可能だそう。

(こういう方は多いです。でも紐千斤はそういう問題は多少あります、あまり神経質にならなくて大丈夫。そしてもう少し高くなる方にチューニングをすると、振れ幅は少なくなります。そしてやはり右手の弾き方でだいぶ違ったりします。早々と二胡本体を疑わないように。)

ということで、
押さえ方&弾き方はもちろん

今回の話は、
アジャスターをチェックです。

はあ〜ためになったねぇ〜
ためになったよぅ〜  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 15:36二胡関係