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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2022年04月14日

ビブラート活用術(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/EArRJUhsONI

ビブラートが自由自在にできるようになった上級者向きの話になるかも。

ビブラートはこんなタイミングで活用できますよっていう話

ビブラートは基本、長く伸ばしている音に潤いを与える効果で付けますよね

今回は、それプラス、自由自在に操ろうって事と、
こんな活用法がありますよっていう事を、
ご紹介します

まず、自由自在にビブる
パターンはおおよそ3つ

①だんだん消していく
ワンフレーズ終わりの時や曲終わりに使う事が多いでしょうね
気をつけたいのは、余韻までつける事
右手の弓は動かなくなってもビブり続ける

②だんだん大きくする
曲を盛り上げるきっかけになる時に多いでしょうね
大きくビブってつなげるようにフォルテで次に入る時など

③だんだんつけてだんだん消す
曲終わりが多いでしょうか
長い音をしっとり入って盛り上げてしっとり閉じる時など

さてここまでは普通の長い音につけるビブラート

そのほか、こんなタイミングでビブるよというのが、今回のおもしろいところ

①強くさせたい時
弱〜く弾いているのに強く聞こえる
強いのを更に強く聞かせる という技

高音って大きな音出ませんよね
長ーい音って大きな音出ませんよね
なのになのに、
ビブると強く聞こえる、という不思議

強い音をビブれば鬼に金棒、
超強ができるのです

②悲しくさせたい時
これは泣く表現とも言える
弱く薄く弾いたところへビブる
この時のビブラートは圧揉(弦を押してしならせる)を使うことが多い

③トレモロを激しくしたり歌わせたりする時
これは単純に、トレモロと同時にビブる
右手はトレモロ、左手はビブラート

④短い音を柔らかく楽しい感じにしたい時
短い音のスタッカートにもつけられますし、
付点八分音符にもつけたりします

短い音に余韻を付けることによって、固く止まった感じがなくなり、
ルンルンな感じになります

⑤単調な所に味付けしたい時
同じような音符が並んでいる場所にこれをします
全部ビブるとうるさいし、全部ビブらないと潤いがなくてブサイク
そんなところで使います

ビブったりビブらなかったりするんです

とこんなふうです。
ビブラートが自在に操れるようになったらやってみて。

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Posted by 由紀子 at 11:25二胡上達