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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2021年07月14日

親切も○○なしでは出来ないんだ

中国に電話した時の事である

人を呼び出してもらおうと、電話に出た女性に、○○さんお願いします、と言った。

女性は、「その人なら、ここではなく、違う電話番号にかけてください。」と切ってしまった。

は?どこへ?
同じ社内だが、部屋が違うのだろう
それは分かる。
でも、どうするの?

仕方ないので、もう一度かけた

また同じ事を言うので、今度は切られる前に、何番ですか、とすかさず聞いた

女性は早口で、「××××-××××」
と言って切った

ほぼ聞き取れない

仕方ない、再チャレンジ
もう一度かけた、もう一度聞いた

女性「××××-××××」
私「もう一度言ってください」
女性「××××-××××」
ガチャ

聞き取れない
なんで毎回同じ超速でええかげんな感じで言う?
なんですぐ切る?

仕方ないので、中国人のだんなに頼んでかけてもらう

女性の対応は同じ。
だんなも聞き取れない
しかしだんなは食い下がる
「え?81…何ですか?」
女性「××××-××××」
だんな「8136…何ですか?」

…とこんなラリーが何回か続いて、やっと8ケタ聞き取った

私は横で、何でなん?
なんでゆっくりとか、ひとつずつとか言わないの?
何で毎回超速?
と思っていた。

だんな曰く、
めんどくさいのだろうと。

いやいやいや、
こんな何回もかけられて、何回も聞き返されて、何回も言わされて、
そっちの方がめんどくさいやろ!

しかし、この女性に限らず、中国人はそう。
道を聞いても、外国人だってわかってるのに、何回聞いても超速。


私はわりと、小さい頃からおじいちゃん、おばあちゃんがそばにいて、話す機会も多かった

だから、年寄りは聞き取りにくいから、ゆっくり大きな声で話さなければいけないということを、誰かから言われたのか、経験的につかんだのかは忘れたが、わかっていたので、自然とそうしていた。

しかし、ほかの子は、おじいちゃんおばあちゃんにも、若い人と同じ感じで話す。何度聞き返されても。

人に対して、どのように接するか、どうするのが親切なのか、

とかいうことは、
ま、人それぞれの頭の構造や性格にも左右されるにせよ、

教えてもらわないとできないんだ、
経験しないとできないんだ、
知らないんだ

電話の女性は、めんどくさいのでも、いじわるなのでもなく、
親切な対応とはどうするのか、知識がないだけ。

中国人は外国人は聞き取りにくいから、思いのほか、ゆーっくり話さないと通じないなんて知らない。

だから、常識、と思うような事も、
ちゃんと知識として入れてあげないといけない。

子どもはもちろんだけど、
実は大人にも。

大人は知らないまま放置されがち。

教えてあげないと、
教えてもらわないと、知らない。

親切も
学習なしでは、
経験なしでは、
知識なしでは、
出来ないのだ。



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Posted by 由紀子 at 15:55ひとりごと