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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2019年12月08日

ビブラート特訓⑤転がしを味わう2(動画つき)

動画はこちら 転がしを味わう1と同じ動画です
https://youtu.be/nUmLh-DeMis

まねきビブラートは左右と上下の斜め動きみたいな感じですが、前も言ったように、人差し指第三関節が左右に動きます。





私のは上下に動きます。


(写真は見えやすいように親指をどけてます)


で、私のを話す程で話しますので、上とか下とかいう表現にしますが、
まねきビブラートなら左や右になります。
私でいう上=左、下=右になります。よろしく。

では、まずは動きをやってみましょう。

前回のでくにゅの動きが分かりました、以後くにゅで話していきます。

中指が目に見えやすいので、中指でやりますと、

ビブラートというのは、まず音を低くする動作から始まります。

中指を押さえて、くにゅっと上に上げると、中指の第一関節が伸び、指の腹で弦を押さえる状態になってしまいます。



ここで注目

なってしまいますと表現しました、後で話しますので覚えておいてくださいね。

で、これで指先が浮いて、結果音が低くなります。

次に、くにゅっと元のニュートラルな位置に戻し、さらに下に向けてくにゅっとします。超指先で押さえてる状態になってしまいます。


これで音がニュートラルより高くなります。

これの繰り返しにより、ビブラートになります。

さて、さっきの「なってしまいます」の意味ですが、

虎口が上下にくにゅっとなるのが主な動きで、指や第一関節は超脱力状態です。

だから、くにゅっと上がるから仕方なく指が伸び、くにゅっと下がるから仕方なく指が曲がる。

よく指を意識して指を曲げ伸ばしする人がいますが、そのように指自体に力を入れてはいけません。

指が弦をスルスル滑って、滑揉状態になってしまう人がいますが、

指先はしっかり弦をとらえていなくてはいけないんです。

上下のくにゅと同時に指先もスルスル上下してしまう人は、やはり指の力が入っていると考えられます。つまり固まっちゃってる。

指の第一関節、第二関節はふにゃふにゃでないと、虎口が引っ張っぱったり押したりすることに指全体が引っ張っぱられる。

でも弦はとらえていなくてはいけないので、指先にほどよい力は残ってます。

これもまた、指先まで超脱力する人が、くにゅっと上がるたびに指先が弦から離れてしまって、開放弦の音が混じるという雑音入りビブラートになってしまっています。

難しいですね、
指を脱力するのに指先は弦をつかんではいる。

この、くにゅに合わせて指が曲げ伸ばしされる動作や力、脱力状態、原理を味わって、
ゆっくり、上に
ゆっくり下に
と、
動作を味わってください。

決して速くくにゅくにゅしてはいけませんよ。

筋肉を味わってください。

ここであせって、ビブラートらしいビブラートをやりたがる人は、

まともなビブラートにはたどり着けません。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 16:59二胡上達

2019年12月08日

ビブラート特訓⑤転がしを味わう1(動画つき)

動画はこちら

まねきビブラートが利用人口が一番多いですし、
まねきビブラートと私の上下ビブラートは同じように練習を進めていけるので、この2つのやり方でやっていくという前提で話していきます。

ビブラートはできるときれいだし、憧れると思うのですが、
あわてて習得しようとすると、また、見よう見まねで適当にやっちゃうと、気持ち悪い、酔うような、またはうるさい、人を不安定にさせるビブラートが身につくので、
くれぐれも、習得を焦らないこと。

ステップをきっちり踏んで、一歩一歩地道に練習するようにしてください。

もう一回言います。

焦るな!

では、ビブラート第一歩。

開放弦でやってみましょう。

人差し指つけ根の部分、ま、虎口ですね、
ここに瞬間接着剤を塗り、竿にくっつけます。(っと、本気にしないでよ、冗談冗談。イメージです。)
さて、虎口の皮は竿にくっついちゃいました。
でも皮一枚はくっついているけど、中の肉や骨は動きますね?

では、皮は竿にくっついた状態で、中の骨を上に上げてみましょう。

(写真は分かりやすいように親指をどけて撮影してます)

皮がよれてるのが分かりますか?
皮がよれるけど、中はくにゅっと動きますね?

じゃ、下にも動かしてみましょう。


しわのところに注目です。

皮だけくにゅっとなります。

できます?分かります?


竿に皮をくっつけて、中の肉や骨だけくにゅくにゅ動かすという練習。

実はこの動き、すでに立派にビブラートなんです。

開放弦にもビブラートをかけたい時にこうします。

このくにゅくにゅが竿に振動を与えて、ビブラートになるんです。
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Posted by 由紀子 at 16:53二胡上達

2019年12月08日

最終的にどっちが大事?

生徒さんからこんな質問があった

今一生懸命手の形を直そうとしてますけど、二胡は最終的には、音がちゃんとしてればいいのか、手の形がちゃんとしてればいいのか、どっちですか?

答えは、音がちゃんとしてればいい、です

昔は二胡は指先で弦を押さえていませんでした。関節部分で押さえていたんです。

その後いろんな変化を経て今に至っている
そして今も進化している
手の形も変わって行ってるんです

だからいまだに「コップを持つように」なんて言ってる先生はこういうこと

昔、指の関節で握るように二胡持っていた時代に伝えられた言葉

その時代の先生が生徒に伝え、またその生徒が先生になってその言葉を伝え…と

二胡の持ち方は進化しているというのに、言葉だけが残って伝えられた、というわけ

で、手の形を一生懸命直すのは、音をちゃんとするための手段ですね

手の形がちゃんとしてるから、その状態で弾けばどんな曲も早くちゃんと弾ける。

一番効率がいい

だから、手の形がおかしかろうが
音が正しく美しいならOKちゃOK

ただ、検定やコンクールなどでは、手の形は評価対象です

悪い手の形で弾いていれば減点です

だから、音か手の形か
どちらが大事、という事ではない

正確な音や動きが出来るために
効率の良い手の形にするってこと  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 09:54ひとりごと