2014年12月13日
指の分析

F調のシを弾く時、指だけをずらして弾く。
さて、例のレはどうしたらいいと思う?
このパターンでよく間違いの手つきをする人が多い。
ひとつは、シを弾いた後、二指を広げてレに届かせるという間違い。
もうひとつは、シを弾いた後、そのまま二指を置いて♭レを弾いてしまうという間違い。
さて、このシレの移り変わりはどうしたらいいのだろうか?
普通手首は、手の甲から前腕までまっすぐだ。この形を基本型と呼ぶことにする。
シを弾く時、虎口は動かさないのに指が上にいくので、手首は凹形になる。これを変形型と呼ぶことにする。
やり方は二つある。
ひとつは、シを弾いた後、弓を止めて手首を基本型に戻してからレを弾く。
しかしこれだとスラー感はなくなる。が、手つきとしては正しい。
もうひとつは、シを弾いた後、二指をそのまま一音離れた位置、つまり♭レに置いて、手首を基本型に戻してレにいく。この場合、♭レからレの滑音が入ることになる。これだとスラー感があるし、またその滑音が良かったりもする。
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