2024年03月14日
チューナーで音高確認の落とし穴(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/gMNuuJ80e_I
チューナーで音が合ってるか確認する。
いいと思います。
チューナーは先生がわり、
音がズレていたら教えてくれる便利なアイテム
しかしながら、その使い方ではためにならん、何も身につかないし、弊害さえ出てるよ、っていう使い方に注意です。
自分が思っている所を押さえて、音が合っているか、チューナーを見ますよね、そう、それでいいんです。
ところが、ここからが問題。
合ってれば何もないのですが、違っている時のこの後の行動、意識が大切。
指をにょいとずらして、チューナーを見ながら正しい音に押さえに行く。ちょっとずらして行き過ぎたら戻したりしてばっちりの音に合わす。
あ、ここか、と次に進む。
はい、ダメー
あなたの押さえた音は高かったのか低かったのか記憶がありますか?
ない? 話にならないですね。
例えば、第二ポジションから始まる曲で、
ここかなと思う所を押さえたあと、チューナーを見て正確に合わせて、曲を弾き始められた方に、あ、すみません、さっきチューナーで合わせた時、はじめズレてたのはどちらにズレてたんですか?って聞くと、意識してなかったって答え。
ありゃりゃ。
まず確認すべきは、自分の思っている所はどちらにどれくらいズレていたかです。
そして、それを踏まえて、学習する
曲の途中なら、指を離して、前の音からもう一度やり直すのです。
にょいとずらしてはいけません。
身につけたいのは、まずは感覚です。
前の音から指の広げ具合、あるいはポジションチェンジなら虎口の移動具合、をどのくらいか身につけないと。
あとでにょいとずらして、これが合ってるのか、なんてやっても意味はありません。
例えばです。あなたの立っている所に印をつけました。
そして、5メートル先に線を引きました。
目を閉じてこの線ぴったりにつま先が来るよう歩いてください、と言われました。
あなたは線よりずれました。そして、ちょっと移動して線につま先を合わせました。この日は線にぴったりつま先を合わせたという事になって終了。
また次の日、印の所から線まで歩きます。
またずれたので、ちょっと移動して合わせました。
また次の日、ちょいと移動して終了。…
分かりますか?
これではダメなんです。学習の過程がない。
線まで足りなかったのか越えたのか、
何センチ足りなかったのか、何センチ越えたのか、
これをちゃんと認識して、次はそうならないように意識しなければいけません。
そして、ちょっと移動して合わせたのを、「合わせた」と勘定しない事。
ちゃんと一発的中でないと意味がありません。
学習して、歩幅を広げるなり狭めるなり、
歩数を増やすなり減らすなりして、
次のチャレンジをしなければいけません。
という事で、
チューナーで音を見たら、
音が高かったのか低かったのか、あとどれくらいだったのかをしっかり確認する。
そして、もう一度もといに戻って、前の音から、修正を加えてチャレンジです。
この作業を何度も繰り返し、音に一発的中で当たるようになったら、耳の出番です。
よく聴いて、音程を覚えるようにします。
だから、一発的中したら終わりじゃないんです。
的中音を何度も耳に聴かせて、覚えさせる。
そして手にもクセづけする。
これでこそ練習です。
チューナーの有効利用です。
毎回にょいとずらして学習した気になっていては、いつまで経っても身につかないどころか、
その間違った音に毎回行ってるという事なのだから、間違った手指感覚をがんばって積み重ねているということになるので、その使い方は身につける弊害になっていますよ。 続きを読む
https://youtu.be/gMNuuJ80e_I
チューナーで音が合ってるか確認する。
いいと思います。
チューナーは先生がわり、
音がズレていたら教えてくれる便利なアイテム
しかしながら、その使い方ではためにならん、何も身につかないし、弊害さえ出てるよ、っていう使い方に注意です。
自分が思っている所を押さえて、音が合っているか、チューナーを見ますよね、そう、それでいいんです。
ところが、ここからが問題。
合ってれば何もないのですが、違っている時のこの後の行動、意識が大切。
指をにょいとずらして、チューナーを見ながら正しい音に押さえに行く。ちょっとずらして行き過ぎたら戻したりしてばっちりの音に合わす。
あ、ここか、と次に進む。
はい、ダメー
あなたの押さえた音は高かったのか低かったのか記憶がありますか?
ない? 話にならないですね。
例えば、第二ポジションから始まる曲で、
ここかなと思う所を押さえたあと、チューナーを見て正確に合わせて、曲を弾き始められた方に、あ、すみません、さっきチューナーで合わせた時、はじめズレてたのはどちらにズレてたんですか?って聞くと、意識してなかったって答え。
ありゃりゃ。
まず確認すべきは、自分の思っている所はどちらにどれくらいズレていたかです。
そして、それを踏まえて、学習する
曲の途中なら、指を離して、前の音からもう一度やり直すのです。
にょいとずらしてはいけません。
身につけたいのは、まずは感覚です。
前の音から指の広げ具合、あるいはポジションチェンジなら虎口の移動具合、をどのくらいか身につけないと。
あとでにょいとずらして、これが合ってるのか、なんてやっても意味はありません。
例えばです。あなたの立っている所に印をつけました。
そして、5メートル先に線を引きました。
目を閉じてこの線ぴったりにつま先が来るよう歩いてください、と言われました。
あなたは線よりずれました。そして、ちょっと移動して線につま先を合わせました。この日は線にぴったりつま先を合わせたという事になって終了。
また次の日、印の所から線まで歩きます。
またずれたので、ちょっと移動して合わせました。
また次の日、ちょいと移動して終了。…
分かりますか?
これではダメなんです。学習の過程がない。
線まで足りなかったのか越えたのか、
何センチ足りなかったのか、何センチ越えたのか、
これをちゃんと認識して、次はそうならないように意識しなければいけません。
そして、ちょっと移動して合わせたのを、「合わせた」と勘定しない事。
ちゃんと一発的中でないと意味がありません。
学習して、歩幅を広げるなり狭めるなり、
歩数を増やすなり減らすなりして、
次のチャレンジをしなければいけません。
という事で、
チューナーで音を見たら、
音が高かったのか低かったのか、あとどれくらいだったのかをしっかり確認する。
そして、もう一度もといに戻って、前の音から、修正を加えてチャレンジです。
この作業を何度も繰り返し、音に一発的中で当たるようになったら、耳の出番です。
よく聴いて、音程を覚えるようにします。
だから、一発的中したら終わりじゃないんです。
的中音を何度も耳に聴かせて、覚えさせる。
そして手にもクセづけする。
これでこそ練習です。
チューナーの有効利用です。
毎回にょいとずらして学習した気になっていては、いつまで経っても身につかないどころか、
その間違った音に毎回行ってるという事なのだから、間違った手指感覚をがんばって積み重ねているということになるので、その使い方は身につける弊害になっていますよ。 続きを読む
2023年11月30日
変えよ雰囲気、のリズム(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/glq7P-z1LGU
タッタラーターのリズムはスラーのかかり方で雰囲気がずいぶん変わります。
そう、変えなければいけないのです。
どのパターンも聞こえ方が同じでは、スラーを変えている意味がありませんから。
全部で6パターンあります。

①タッタ タッタッ
②タータ タッタッ
③タッタ ターラー
④ターラ ターラー
⑤タータッ ターラー
⑥タッ タラッ タッ
分弓の部分は短めに切ること
スラーの部分はなめらかにつなげること
これをはっきり使い分けると
全然違うように聞こえます
同じように弾いていてはダメですよ。 続きを読む
https://youtu.be/glq7P-z1LGU
タッタラーターのリズムはスラーのかかり方で雰囲気がずいぶん変わります。
そう、変えなければいけないのです。
どのパターンも聞こえ方が同じでは、スラーを変えている意味がありませんから。
全部で6パターンあります。

①タッタ タッタッ
②タータ タッタッ
③タッタ ターラー
④ターラ ターラー
⑤タータッ ターラー
⑥タッ タラッ タッ
分弓の部分は短めに切ること
スラーの部分はなめらかにつなげること
これをはっきり使い分けると
全然違うように聞こえます
同じように弾いていてはダメですよ。 続きを読む
2023年10月19日
その練習法に喝!(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/yvzVOte6T5k
もう100回は弾いたかと思うぐらい何回も練習してるのに、うまくならない、いつもできてない〜
そんなあなたの練習法に喝です。
それ練習の仕方が悪いんです。
何回も何回も弾いてもだめッスよ。
一番のポイントは、
的を絞る、です。そして攻撃。
分かってるって?
いつもこの辺ができてないって分かってる。
なんなら部分練習もしてるって。
そうその「この辺」がダメ。
的はもっと小さく絞らなくちゃ。
言います。
1音に絞ってください。
こいつ、この音が出来てないんだ、って。
結構これって難しかったりするんですよね、
この辺だとは分かるけど、1音って言われると、一体どれでつまづいてるか不明、ってね。
それがいつまでも何回練習してもうまくならない原因です。
これめっちゃ大事。
1音、こいつだぁ!って分かったら、
その前の1音との2音を練習してください。
できるようになったら、その前のも入れて3音で練習してください。
そしてできるようになったら、ワンフレーズを。
また次回練習したら出来なくなってるんで、また2音から練習です。
さて、もし、この1音もしくはワンフレーズの問題がひとつではない場合、
例えば、音程が違うし、リズムは間に合ってないし、指は出てこないし、弓は足りないし、とかね。
そういう場合は、一つずつ攻略していってください。
他はほっておいて、まずとりあえずは指が出るようにしよう、それが出来たらリズムに間に合うようにしよう、それが出来たら正しい位置に行けるようにしよう…というふうにね。
1音から、そして
1項目ずつ 攻略です。
時間かかりそうだけど、そしてつまらなそうだけど、
この練習法が身につく方法です。OK?
続きを読む
https://youtu.be/yvzVOte6T5k
もう100回は弾いたかと思うぐらい何回も練習してるのに、うまくならない、いつもできてない〜
そんなあなたの練習法に喝です。
それ練習の仕方が悪いんです。
何回も何回も弾いてもだめッスよ。
一番のポイントは、
的を絞る、です。そして攻撃。
分かってるって?
いつもこの辺ができてないって分かってる。
なんなら部分練習もしてるって。
そうその「この辺」がダメ。
的はもっと小さく絞らなくちゃ。
言います。
1音に絞ってください。
こいつ、この音が出来てないんだ、って。
結構これって難しかったりするんですよね、
この辺だとは分かるけど、1音って言われると、一体どれでつまづいてるか不明、ってね。
それがいつまでも何回練習してもうまくならない原因です。
これめっちゃ大事。
1音、こいつだぁ!って分かったら、
その前の1音との2音を練習してください。
できるようになったら、その前のも入れて3音で練習してください。
そしてできるようになったら、ワンフレーズを。
また次回練習したら出来なくなってるんで、また2音から練習です。
さて、もし、この1音もしくはワンフレーズの問題がひとつではない場合、
例えば、音程が違うし、リズムは間に合ってないし、指は出てこないし、弓は足りないし、とかね。
そういう場合は、一つずつ攻略していってください。
他はほっておいて、まずとりあえずは指が出るようにしよう、それが出来たらリズムに間に合うようにしよう、それが出来たら正しい位置に行けるようにしよう…というふうにね。
1音から、そして
1項目ずつ 攻略です。
時間かかりそうだけど、そしてつまらなそうだけど、
この練習法が身につく方法です。OK?
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2023年09月22日
トレモロが軽やかにできる持ち方(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/dtVmRJUxixc
トレモロとは、弓を細かく小さく動かしてダグダグダグダグという音を弾く奏法。
多くの人のトレモロが効率悪い動きをしていますね。
腕ごとエッサユッサ振ってる。
腕どころか、体までユッサユッサしてる。
トレモロは細かく動きます、だから、腕を使ってはいけません。
人によって場所が異なる場合がありますが、
肘まで固定して肘から先を動かす、
あるいは手首近くまで固定して手首から先を動かします。
上腕、前腕、肘はリラックスさせて、手首から先のみを脱力させて動かし弦を擦ります。
弓を持つ手や指も弓を握りしめてロック(固めては)してはいけません。親指や人差し指は弓をしっかり持たず、自由に回転できる状態に。
fやffでなければ、力を入れて一生懸命擦らなくていい。
腕や体をエッサユッサして弾きません。
普通にメロディを弾いていた筋肉を瞬時に休ませて、手首近くだけにする。この切り替えが必要です。
内弦のトレモロ、やりにくいですね。
内弦も握りしめてはいけません。
内弦は特に握りしめやすいですね。問題は親指と人差し指です、弓竿をぎゅっと挟んで持たないように。
そして内弦に押さえてる中指と薬指に集中し、それ以外の指の力を抜いて、特に親指(そうすると手首がロックされないので)、体が固まらないように腕や肩の力を抜いて弾くようにすると楽です。
続きを読む
https://youtu.be/dtVmRJUxixc
トレモロとは、弓を細かく小さく動かしてダグダグダグダグという音を弾く奏法。
多くの人のトレモロが効率悪い動きをしていますね。
腕ごとエッサユッサ振ってる。
腕どころか、体までユッサユッサしてる。
トレモロは細かく動きます、だから、腕を使ってはいけません。
人によって場所が異なる場合がありますが、
肘まで固定して肘から先を動かす、
あるいは手首近くまで固定して手首から先を動かします。
上腕、前腕、肘はリラックスさせて、手首から先のみを脱力させて動かし弦を擦ります。
弓を持つ手や指も弓を握りしめてロック(固めては)してはいけません。親指や人差し指は弓をしっかり持たず、自由に回転できる状態に。
fやffでなければ、力を入れて一生懸命擦らなくていい。
腕や体をエッサユッサして弾きません。
普通にメロディを弾いていた筋肉を瞬時に休ませて、手首近くだけにする。この切り替えが必要です。
内弦のトレモロ、やりにくいですね。
内弦も握りしめてはいけません。
内弦は特に握りしめやすいですね。問題は親指と人差し指です、弓竿をぎゅっと挟んで持たないように。
そして内弦に押さえてる中指と薬指に集中し、それ以外の指の力を抜いて、特に親指(そうすると手首がロックされないので)、体が固まらないように腕や肩の力を抜いて弾くようにすると楽です。
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2023年09月07日
弓の操作は〇〇を変えろ(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/fSik7Ie4eXE
弓の動かしには全ての関節を駆使せよ、という内容を話しましたが、
ブログ https://niko.shiga-saku.net/e1662275.html
動画 https://youtu.be/C0dguc4nCrE
今回は、それと似ていますが、ちょい違って、そもそも…という話。
弓の推し引きは腕を横に振る事、と思っていませんか?
そう、ざっくり言うとね。
それがダメだという事。
弓は大きく振る時もあれば、小さく振る時もありますよね?
じゃ大きく振る時は腕を大きく振って、
小さく振る時は腕を小さく振るの?
違います。
振る事の出来る場所はたくさんあります。
支点がたくさんある、という話です。
肩を支点にすると一番大きく振れます。
そして、肘支点、肘と手首の真ん中支点、手首支点、指の第三関節支点…と。
支点の位置を変えれば振り幅は小さくなります。
そう、変えなければいけないのです!
弓の操作は〇〇を変えろ
弓の操作は支点を変えろ
弓の操作は場所を変えろ です。
例えば色を塗るとします。
大きな壁を塗るなら腕を使って塗るでしょう、
テレビぐらいの大きさなら肘を曲げ伸ばしするでしょう、
ノートぐらいなら手首を振って塗るでしょう、
5センチの幅なら第三関節を動かすでしょう、
5ミリの幅なら指先第一関節を使って塗るでしょう。
二胡の弓も同じく、支点、使う場所は変えなければいけません。
サッと自在に変えられなければいけません。
練習が必要です。
例えば、タータタ タータタ というリズム
ターの時は肩を支点に上腕を使って大きく振って、タタの時はサッと上腕の力を抜いて手首の動きに変える。
長ーい音や大きな音の時は肩支点で上腕を使って、分弓や細かいリズムを刻む時はサッと肘以下の支点に切り替え、使う筋肉もシフトチェンジする。
ただただ横にブンブン振らないよ。
続きを読む
https://youtu.be/fSik7Ie4eXE
弓の動かしには全ての関節を駆使せよ、という内容を話しましたが、
ブログ https://niko.shiga-saku.net/e1662275.html
動画 https://youtu.be/C0dguc4nCrE
今回は、それと似ていますが、ちょい違って、そもそも…という話。
弓の推し引きは腕を横に振る事、と思っていませんか?
そう、ざっくり言うとね。
それがダメだという事。
弓は大きく振る時もあれば、小さく振る時もありますよね?
じゃ大きく振る時は腕を大きく振って、
小さく振る時は腕を小さく振るの?
違います。
振る事の出来る場所はたくさんあります。
支点がたくさんある、という話です。
肩を支点にすると一番大きく振れます。
そして、肘支点、肘と手首の真ん中支点、手首支点、指の第三関節支点…と。
支点の位置を変えれば振り幅は小さくなります。
そう、変えなければいけないのです!
弓の操作は〇〇を変えろ
弓の操作は支点を変えろ
弓の操作は場所を変えろ です。
例えば色を塗るとします。
大きな壁を塗るなら腕を使って塗るでしょう、
テレビぐらいの大きさなら肘を曲げ伸ばしするでしょう、
ノートぐらいなら手首を振って塗るでしょう、
5センチの幅なら第三関節を動かすでしょう、
5ミリの幅なら指先第一関節を使って塗るでしょう。
二胡の弓も同じく、支点、使う場所は変えなければいけません。
サッと自在に変えられなければいけません。
練習が必要です。
例えば、タータタ タータタ というリズム
ターの時は肩を支点に上腕を使って大きく振って、タタの時はサッと上腕の力を抜いて手首の動きに変える。
長ーい音や大きな音の時は肩支点で上腕を使って、分弓や細かいリズムを刻む時はサッと肘以下の支点に切り替え、使う筋肉もシフトチェンジする。
ただただ横にブンブン振らないよ。
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