2023年06月08日
素人音色の原因当て方編(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/8Ryq8QoddfY
私が先生とコンサートで共演した時、
ある人に、やっぱり先生とは違うね、と言われた。
そりゃ違うでしょ、と思ったものの、
悔しいなぁという思いもありました。
そして10年ほど経った今、
音色もずいぶん磨かれ、
あの時の私と違うことの内の一つ、
結構な力で擦ってるよね
って事を思います。
素人っぽい音色の理由として、
擦り方の話をしました
参考はこちら
ブログ https://niko.shiga-saku.net/e1602447.html
動画 https://youtu.be/wzGAC12ha6s
その中の擦り方についてもうちょっと深掘りしたいと思います。
少々ややこしい話になるかもしれません。
がんばって聞いてみてください。
そもそも、擦り方と弓を動かす量というのは比例しています。
強く擦れば弓を多く使って弾かなければいけません、弓を少なく使うとギーギーいいます。
弱く擦れば弓を少なく使って弾かなければいけません、弓を多く使うと音にならなくカスカスになります。
擦り方と弓を動かす量というのは比例しているという理論を頭において聞き進めてくださいね。
弓で弦を擦ると音が出ますが、
その擦り方は1〜100まであると考えます。
0は音が出ていない状態で、100以上はガリガリの雑音が入るという状態です。(曲によってはこの雑音入りをわざと弾くこともあるでしょう、馬のいななきとかね)
で、この1〜100までは音が出ています。
そして、私の言いたい、
結構な力で擦ってる、というのは、
100のことです。
つまりギーという手前。
素人音色は音が出ている事に納得していて、50〜70ぐらいで擦ってる。
そこで皆さんから疑問が出そうな事、
え?全弓そんなフォルテで弾くの?それじゃ曲としておかしいでしょ?って。
いいえ、フォルテではないです。
そう、ややこしいかもしれませんと言ったポイントがここからです。
擦り方が100です
でも、弓の使い方はさまざまです。
だから、弱いピアノで弾きたい時は、弓をごく少なく動かすんです。
その中で擦り方は100です。
100の定義はギーという手前です。
だから力はすごく弱く擦ってる、でもギーという手前ギリギリの力を込めて擦っているのです。
メゾピアノなら弓を少なめに使って、その中でギーという手前ギリギリの100で擦る。
フォルテなら弓を満弓使って、力を入れてギーという手前の100の力、結構な力です、で擦る。
これが素人音色との違いかと。
100で擦る。
ただ、100で擦らない場合もあります。
例えば、3拍引いて1拍だけで推しきらなくてはいけない、なんかの時。
この時の1拍を100でやると、ずいぶん飛び出た大きな音になってしまい、フレーズの中でバランスが悪くなってしまいますよね、
だから、音量がつり合う強さにします。
また、曲によって、虚音という音色、
ま、いうとハスキーな音色です、を出す場合は100にしません。
だから、全部が全部の音を100で弾くわけではありませんが、
P弱くであろうが、mpやや弱くであろうが、
擦り方は100目指すのです。
いつもギーというのを恐れて薄めに弾いている、
Pやmpだからと思って薄めに擦っている、
これが素人音色の原因です。 続きを読む
https://youtu.be/8Ryq8QoddfY
私が先生とコンサートで共演した時、
ある人に、やっぱり先生とは違うね、と言われた。
そりゃ違うでしょ、と思ったものの、
悔しいなぁという思いもありました。
そして10年ほど経った今、
音色もずいぶん磨かれ、
あの時の私と違うことの内の一つ、
結構な力で擦ってるよね
って事を思います。
素人っぽい音色の理由として、
擦り方の話をしました
参考はこちら
ブログ https://niko.shiga-saku.net/e1602447.html
動画 https://youtu.be/wzGAC12ha6s
その中の擦り方についてもうちょっと深掘りしたいと思います。
少々ややこしい話になるかもしれません。
がんばって聞いてみてください。
そもそも、擦り方と弓を動かす量というのは比例しています。
強く擦れば弓を多く使って弾かなければいけません、弓を少なく使うとギーギーいいます。
弱く擦れば弓を少なく使って弾かなければいけません、弓を多く使うと音にならなくカスカスになります。
擦り方と弓を動かす量というのは比例しているという理論を頭において聞き進めてくださいね。
弓で弦を擦ると音が出ますが、
その擦り方は1〜100まであると考えます。
0は音が出ていない状態で、100以上はガリガリの雑音が入るという状態です。(曲によってはこの雑音入りをわざと弾くこともあるでしょう、馬のいななきとかね)
で、この1〜100までは音が出ています。
そして、私の言いたい、
結構な力で擦ってる、というのは、
100のことです。
つまりギーという手前。
素人音色は音が出ている事に納得していて、50〜70ぐらいで擦ってる。
そこで皆さんから疑問が出そうな事、
え?全弓そんなフォルテで弾くの?それじゃ曲としておかしいでしょ?って。
いいえ、フォルテではないです。
そう、ややこしいかもしれませんと言ったポイントがここからです。
擦り方が100です
でも、弓の使い方はさまざまです。
だから、弱いピアノで弾きたい時は、弓をごく少なく動かすんです。
その中で擦り方は100です。
100の定義はギーという手前です。
だから力はすごく弱く擦ってる、でもギーという手前ギリギリの力を込めて擦っているのです。
メゾピアノなら弓を少なめに使って、その中でギーという手前ギリギリの100で擦る。
フォルテなら弓を満弓使って、力を入れてギーという手前の100の力、結構な力です、で擦る。
これが素人音色との違いかと。
100で擦る。
ただ、100で擦らない場合もあります。
例えば、3拍引いて1拍だけで推しきらなくてはいけない、なんかの時。
この時の1拍を100でやると、ずいぶん飛び出た大きな音になってしまい、フレーズの中でバランスが悪くなってしまいますよね、
だから、音量がつり合う強さにします。
また、曲によって、虚音という音色、
ま、いうとハスキーな音色です、を出す場合は100にしません。
だから、全部が全部の音を100で弾くわけではありませんが、
P弱くであろうが、mpやや弱くであろうが、
擦り方は100目指すのです。
いつもギーというのを恐れて薄めに弾いている、
Pやmpだからと思って薄めに擦っている、
これが素人音色の原因です。 続きを読む