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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2023年05月25日

内と外の音が合わない原因(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/nYnquALxrG4

生徒さんがいい事を発見したので、シェアしたいと思います。

そして二胡調整会でプロに教えてもらった事もシェアしたいと思います。

チューニングはちゃんと合っているのに、第二ポジションとかだと、内弦と外弦の音がピッタリ五度にならない。
という問題についてです。

例えば、チューナーで確認しながら、内弦の第二ポジション一指の音(G)を鳴らして、外弦の同じ位置を鳴らした時、Dにぴったりにならなくて、割とズレている、という現象。

原因はいろいろ考えられます。
・弦が劣化している
・チューニングの際、弦をもまずにいた
・指の押さえ方が均等でない
・弓の弾き方が歪んでいる
          など

で、今回、それらが全て大丈夫なのにズレるということで、研究なさいました。

で、そういうこともあるのか、と
勉強になりましたのでシェアします。

微調整の道具アジャスター
これを最大限ゆるめ、なるべくアジャスターに頼らないようにチューニングをし、それから、本当の微調整のみアジャスターで調整する。
これで、合うようになったそうです。

ま、アジャスターで弦をめちゃ曲げてしまうのは良くないのは分かりますよね。

でも、つい、前のチューニングからアジャスターはそのままで、今のチューニングを始めてしまいます。

でもそれは良くないということですね。

チューニングの前は、アジャスターを最大限ゆるめて、軸でがんばって近づける、そしてどうしても調整しきれない分をアジャスターに助けてもらう。
というチューニングをしなければならないのですね。

そして、もう一人の生徒さんも同じ問題で悩んでいらっしゃいました。
その方は弦の質や不良を疑って、弦を交換されましたが、改善されず。

調整のプロに見ていただいたところ、二胡には問題なし、もちろん弦にも問題なし。

因みに弦が劣化していれば、その現象はあります。でも弦は新品で不良品ということは、今の時代あり得ない、との事でした。

ついでの情報として、トマスティークの弦はチューニングが安定する、替えたてでも安定すると、定評があるとのことです。

解決法は、
まず弓をまっすぐ水平に近いラインで安定して弾くことが前提。

そして、その方の場合、
指の押さえ方に問題があったようです。
ちょうど手を痛めていらっしゃる時で、
指を十分縦向けにできてなくて、いわゆる横押さえになっていた。これを極めて気をつけて縦向け押さえにすると大丈夫になりました。
つまり、はじめに言った、
指の押さえ方が均等でない、でした。


そのほか、推すと引くで音が変わるという問題についても話してくださいました。
これは二胡の問題で、修理不可能だそう。

(こういう方は多いです。でも紐千斤はそういう問題は多少あります、あまり神経質にならなくて大丈夫。そしてもう少し高くなる方にチューニングをすると、振れ幅は少なくなります。そしてやはり右手の弾き方でだいぶ違ったりします。早々と二胡本体を疑わないように。)

ということで、
押さえ方&弾き方はもちろん

今回の話は、
アジャスターをチェックです。

はあ〜ためになったねぇ〜
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Posted by 由紀子 at 15:36二胡関係