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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2017年06月03日

初見はしみこむ?

初見って、得意ですか?

(初見ってのは、初めて楽譜を見て曲をとっていくこと。)

みなさん、初見の時は、何らか間違えます。
当たり前っちゃ当たり前です。

そんな初めっからちゃんと弾けないよね〜。


お友達に酵素作りに誘われ、行きました。

そこで、すごい身体に良いという浄水器の話を聞いたんですが、

その水でお米を磨ぐと、やっぱり違うと、美味しいと。
で、ある日、
一番初めに磨ぐ水をうっかり水道水にしてしまって、
2回めからその水で磨ぐと、
もうダメだったと。

初めの水道水の水を覚えてしまって、
いくら2回めから良い水を使って磨ぎ、
良い水で炊いても、
美味しくはなかったと。


二胡の初見。

ま、練習してなんぼのもんですから、同じじゃないかもしれないんですが、

私は米と同じかも、と思うのです。


初見で弓の推し引きがぐちゃぐちゃとか、
指を間違えるとか、

そういうことを間違えながらってのは、水道水効果だと思う。

音程が取れないとか、リズムが把握できない、ってのは、
まだ許せる。
そこは練習していくところ。


でも、弓の方向とか指を間違えるってのは、
ただの不注意。

ゆーーーーっくり 弾けばいいじゃん。

初見のくせに、スラスラ弾かなくていいよ。

ひとつひとつ、
ていねいに、
ゆーっくり、
拾えば、
間違えることは減らせる。
格段に減らせる。


私が言いたいのは、
間違えるな、と言っているのではない。

その心のありよう、
心の態度が
問題だと思うのだ。

まあ初見だから、とかいう言い逃れ
まあ取れるよ、とかいう見栄はり
弾けなければ、とかいう焦り
などなど

何にしたってその速度、
そういう心が入ってる。

超超、そして超、更に超、
ゆっくり
絶対間違わないように、
音を鳴らす前に止まって考える、
頭が分かり、手が分かる。
そしてやっと音。

その心は本当の演奏や
その後の練習態度にも反映されているぞ。

頭が分かり、手が分かる。
そしてやっと音。
これはいつの場合もそうなのだから。

初見だからと
それを心にとめないなら
きっと普段の練習もそう
本番もそう

つまりあなたはそういう人

つまりあなたはいつも、いつまでも、
頭で考えるまえに、手が準備しないまま、弾く人なんだ。


それが初見に表れている。

初見でやることが、今後のくせになる(味がしみこむ)としたら、
もっと気をつけるのではないだろうか?

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Posted by 由紀子 at 09:49ひとりごと