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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2016年03月19日

弓足りん人のための練習法

弓足りん ~_~; っていう時ある?あるでしょう?

普段の4拍のばすとかならできるけど、ここは足らんようになるって所あるでしょう?
今回はそういう弓足りんのための練習法を紹介します。

普通に長弓で4拍続かんとかはそれ以前の話なので、それについては今回は割愛します。

まず、弓足りんのは、そもそも弓の速度がコントロールできてないということです。弓の速度がコントロールできてないというのは、速く弾くべきでないのに速く弾いちゃってる部分があるということです。
で、なぜ弓の速度コントロールがきかなくなるかというと、左手の方に気を取られるからです。

例えば、ポジションチェンジ、装飾音、滑音、四指の伸指などです。

これらに気を取られて、というか、つられてというか、ビューと弓を使っちゃう。んで、足んねぇ〜ってなる。

では練習法を紹介しましょう。

まず、そのビューと弓を使っちゃう場所を特定しましょう。
2音、装飾音の場合は1音に絞ってください。

そしてその2音は弓のどの部分で、どれだけ弓を使うべきか考えてください。
例えば、弓先10㎝だけで弾き終わるべきとか、弓の真ん中1/4で弾くべきとか。

例えば、G調外弦2356と引き弓で弾く時、(3→5はポジションチェンジする場合)問題の場所は3→5です。ポジションチェンジにつられて弓をビューと使っちゃって6は足りない状態。(強弱などの話は置いといて)この4音を単純に均等に割ると、1音は1/4弓を使う計算。ということは3→5は弓元1/4の場所から弓先1/4の間で弾かなければいけない。
この場合の練習は、この3→5の部分だけ練習する。弓元1/4の場所に弓を置いてから3→5と引いて、弓先1/4以上が残っているように練習する。それができたら、2356とやってみる。
初めから何回も2356をひたすら練習するのは効率が悪くて時間の無駄が多い。

もう一つ例を挙げてみよう。
D調
21--という初めの2の上にvvっていう装飾音(ちょっとうまく書けないけど分かるかな?むにゃむにゃってした記号)がついているのを引き弓で弾く場合。

232って速く弾いて1を3拍、2321--です。
この場合、この装飾音に気を取られて232だけで弓をビューっと使っちゃって1は3拍も続かない〜~_~;って、弓足りん現象が起こる。

この場合、問題となる場所はそう、232。
なので、練習法はやはり弓を4等分して、232を1/4だけで弾く練習をします。232は第一音めなので弓を弓元端っこに置いて、弓元1/4だけで232と弾く練習をします。なんなら1/4と言わずもっと短い距離で弾ければなお良い。この232が弓元10㎝ぐらいで弾けるようになってはじめて2321--と練習します。

さて、練習法はこんな感じです。
ポイントをもう一回言うと、ビューっといっちゃう場所を特定して、その音を弾くべき弓の場所と距離を割り出し、その部分だけ練習。です。

補足としてもう一つ。(ま、補足といえどかなり大事な要素だし、これが原因で弓足りん現象になっている場合が結構あるんですが)

そのフレーズの、前の弓で充分端っこに弓を持ってくるように弾いておくこと。

なが〜い引き弓が次にあるのに、ちゃんと弓元まで押し込んでおかないで弓中から引けば、弓が足りなくなるのはアホでも分かる。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 22:32二胡上達