2013年06月01日
自分の音に幻滅する必要がない理由
生徒さんが、レッスン始まるやいなや
こう言った。
「私の音、すごく悪いんです、
何が悪いのかいろいろ考えても、
分からないんです。
先生見てください。」
そして、いい音色が出るためのアドバイスをいくつかして、
生徒さんは、そうして練習します、と言った。
そして、「家で練習してたら、自分の音の悪さに幻滅して、凹んでしまいました。」
と話した。
「CDとかで聞いてたら二胡っていい音色なのに、私の音の悪さと言ったら…」
と話す。
なので、私はこう話した。
「CDと比べてはいけませんよ、
あんなものは、それなりの加工が加えてあって、響き良くいい音色に聞こえるようにしてありますから。
それと、家で練習してる部屋ですが、
絨毯の敷いてある部屋で、
カーテンがある、
なんて感じなら、音色良く聞こえません。
もっと言うなら布団が敷いてある部屋なら最悪です。
音の響きが吸収されて、
雑音まる聞こえで、
二胡の音色最悪です。
雨の日や湿気も
音色を悪くさせます。
そんな環境で練習しているなら
幻滅する音しか出ません。
生徒さんは目を丸くして
「はい、絨毯の部屋で、音が外に漏れないようにと厚いカーテンを閉めて、しかも、お布団が広げてある!」
そりゃ自分の音に幻滅するさ
音が響かなくて、雑音や自分の本来の音丸出しなら、それが自分のありのままの音だから、やっぱり自分がへたなんじゃないの?とも思えるが、違う。
そりゃそういう部分もある
音程の違いや雑音なんかは良くわかる
しかし、音色というのは響きとセットだ
響きがないなら、本当の二胡の音色ではない
例えば、トライアングル(金属棒を三角形に曲げてある打楽器)
普通は叩けば、「チィ〜ン」と鳴る。
もしこの響きをなくして「チッ」としか鳴らないなら、
それはトライアングルの音色と呼べるだろうか?
もしその音にCDと違うなどと言って幻滅しているとしたら?
そう、そんな幻滅は不要だ。
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こう言った。
「私の音、すごく悪いんです、
何が悪いのかいろいろ考えても、
分からないんです。
先生見てください。」
そして、いい音色が出るためのアドバイスをいくつかして、
生徒さんは、そうして練習します、と言った。
そして、「家で練習してたら、自分の音の悪さに幻滅して、凹んでしまいました。」
と話した。
「CDとかで聞いてたら二胡っていい音色なのに、私の音の悪さと言ったら…」
と話す。
なので、私はこう話した。
「CDと比べてはいけませんよ、
あんなものは、それなりの加工が加えてあって、響き良くいい音色に聞こえるようにしてありますから。
それと、家で練習してる部屋ですが、
絨毯の敷いてある部屋で、
カーテンがある、
なんて感じなら、音色良く聞こえません。
もっと言うなら布団が敷いてある部屋なら最悪です。
音の響きが吸収されて、
雑音まる聞こえで、
二胡の音色最悪です。
雨の日や湿気も
音色を悪くさせます。
そんな環境で練習しているなら
幻滅する音しか出ません。
生徒さんは目を丸くして
「はい、絨毯の部屋で、音が外に漏れないようにと厚いカーテンを閉めて、しかも、お布団が広げてある!」
そりゃ自分の音に幻滅するさ
音が響かなくて、雑音や自分の本来の音丸出しなら、それが自分のありのままの音だから、やっぱり自分がへたなんじゃないの?とも思えるが、違う。
そりゃそういう部分もある
音程の違いや雑音なんかは良くわかる
しかし、音色というのは響きとセットだ
響きがないなら、本当の二胡の音色ではない
例えば、トライアングル(金属棒を三角形に曲げてある打楽器)
普通は叩けば、「チィ〜ン」と鳴る。
もしこの響きをなくして「チッ」としか鳴らないなら、
それはトライアングルの音色と呼べるだろうか?
もしその音にCDと違うなどと言って幻滅しているとしたら?
そう、そんな幻滅は不要だ。
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