プロフィール
由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
QRコード
QRCODE
※カテゴリー別のRSSです
Information
ログインはこちら
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人

2024年10月31日

○○を感じていい音色に(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/e9YXux7tB3E

弓の毛って馬の尻尾で作られてるのはご存知ですか?
で、一本一本を拡大して見ると、ギザギザが生えてるんですって。
ま、人間の髪の毛でいうキューティクルみたいなもんでしょうか。


このギザギザが松脂のネバネバで、より引っかかって、弦を引っ掛けて振動させている。

つまり、ノコギリ的な原理。

だから、二胡を弾く時は、サラサラなでるのではなく、
ちゃんと弓の毛のギザギザをしっかり引っ掛けてこすらなければいけないのだ。

イメージでいくと、
ノコギリの歯1コ1コをしっかり引っ掛けないと木が切れないのと同じ。

こういう楽器みたい


ちゃんとギザギザを引っ掛けてんだって、
分かって音を出さないといけない。

二胡って、結構なにげにソワッってやっても音は出ちゃうもんだよね

だから、ギザギザなんて意識してない。

でも、ギザギザ引っ掛けてんだって意識して弾くと、音色が変わる。

深い音や芯のある音や…
つまりいい音色になる。

特に内弦は顕著だね。

乱暴に引っ掻いてはいけないよ、
丁寧に引っ掻く。

なでるのではなく、ギザギザを一つずつ感じて丁寧に引っ掻く。

これからは、それ意識して弾いてみ。  続きを読む
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 13:34二胡上達

2024年10月18日

速弓両手のタイミングが合わない時(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/cCC21k-zqQc

速弓
短い音、十六分音符を速く弾くやつですね。

速くなってくると、まず弾けない、
そんなに速く弾けないという問題と、

それと両手のタイミングが合わない、
パパパパと弾けずにパラパラパラパラとなってしまう問題
がありますね。

今回の練習法はこの両方の解決に役立ちます。

でも、気長にやるという事が条件です。
早く速く弾けるようになりたいでしょうが、焦っては練習になりませんよ。

では、速弾きの部分を用意して。

まずははじめの2音をゆっくり弾いてみてください。
どの指でどっちの弦でどう動くか確認です。
そしたら、超速くパパっと2音弾いてください。
この時点ですでに苦労すると思いますが、
タイミングを合わせるように注意して、パパッです。

これがいけるようになったら、今度は3音です。
同じくゆっくり弾いて確認したら、
超速くパパパ
そう、次の4音目がクセで出そうになりますが、耐えてください。ビシッと3音でストップです。特に右手の弓ね。

こんな要領で、できたら次4音、5音…と増やしていくのです。

が、5音にせずに4音出来たら、次の4音を練習して、そして8音つなげる、
というふうに増やしていってください。

絶対焦って進んではいけません。
あやふやな出来なのに進まないように。
何日もかけて攻略していけばいいのです。

地道な努力、根気が必要だけど、やってみ。  続きを読む
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 16:20二胡上達

2024年10月03日

C調はええかげん?(動画つき)

C調
音とりしにくい調ですねー
ややこしい。

C調の曲を、メロディをまず覚えて、音頼りにええかげんに音を取る人、多出です。C調あるあるです。

C調はなぜ他の調よりやりにくいんでしょう?

なぜなら、上式と下式があり、曲の中でそれがごちゃごちゃに出てくるから。

上式と下式だけでもややこしいのに、
上式の第一、第二、第三ポジション、
下式の第一、第二、第三ポジション、
が混ぜこぜで曲になっている。

上式第ニ→下式第一→下式第二→上式第一
なんてね、
で、それを知らずに、認識せずに、
メロディに沿ってなんとなくその音が出る所を押さえる

これC調ええかげんあるある。

そして、それはやっちゃダメって話です。
もう1回言います。

それ、ダメです!

ちゃんと何式の何ポジなのか、
認識して弾かなければいけません。

音に合わせて、指をなんとなく上だの下だのに伸ばす、私はこれを"ズルし"と呼んでいますが、
虎口(親指と人差し指の間の股)を動かさず、ポジ移動せずズルしをして音を追うのは、
もう一度言います、ダメです!

ではまずその上式、下式をおさらいしましょう。

上式は普通に千斤からの位置、
下式は半音下がったいわゆるF調位置、
からスタートです。


覚えてほしいです。
なぜなら、今自分は何式でどのポジション弾いてるのか、分からないといけないんだから。

全部を覚えなくていい
ポイントになる位置を覚えましょう。

まず開放弦は2と6
そして、そうするとハーモニクスの位置は高い2と6、これは当たり前

そして、一番覚えてほしいのは
"いつもの場所"
"おなじみの場所"
この位置はどの調の時も覚えておきましょう

それは、千斤から2音半の位置
D調やG調でポジションチェンジしてる第二ポジションの位置

ここが5と・2になる

そして、C調ではこの位置を
三指や二指や一指で押さえる
3種類あります

三指なら上式
二指なら下式
一指なら2ポジ

これを基準で判断

しっかり何式の何ポジか認識しましょう

では練習


さて、この楽譜、
何式の何ポジから始まっている?
その先も何式の何ポジになっていってるか、書いてみて。

これが書けないとなると、あなたはええかげん弾き確定です。

答えはこちら


〈説明〉
まずは上式から始まります
手はしっかり千斤の所まで上がっている第一ポジションです
下式と書いてある所で、まずニ指を押さえてから手を半音分下にポジション移動します
だから滑音が少し出ます
(決して指を広げないよう)
2行目、上式と書いてある所で千斤の所まで手を上げポジション移動
下式と書いてある所で、またニ指を押さえてから手を半音分下にポジション移動します

分かりましたか?

C調の時はちゃんと、どこ弾いてるのか、
ポジショニングをはっきりさせること。
そして、虎口をちゃんと該当位置へ移動させて弾きましょう。

ええかげん弾き、卒業してください。  
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 11:00二胡上達

2024年09月20日

ニポジの合わし方(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/uwP2dS9NHf8

いきなりニポジの時、どうやって音を取ってますか?

ニポジ以外の三ポジでも、
とにかく途中位置から音を出さなければいけない時です、
どうやって位置を探してます?

千斤から、つまり開放弦から順に数えてる?

それダメです。

例えば蘇州夜曲
内弦ニポジの二指ソから始まりますね、

開放弦からドレミファ、ファを一指に変えて二指ソ、ってやってます?

ダメっす。
それでは正確ではない。

なぜなら、あなたのその開放弦から取った指幅、ホントに合ってます?
ま、しっーかり一ポジの音程が寸分たがわず取れますってならいいですけど。

もちろんちゃんと取れる人はいきなりニポジを取れます
でもどのへんかなって思っている人は、実は一ポジも不安定。

だから指幅狭くドレミファってやって、間違ったファにニポジ取りをしてるパターンが多い。

で、私が教えるのは、
開放弦と合わせる方法

外弦の開放弦はソですよね、
だからニポジ二指と開放弦の音を比べて合わせる。

しかししかし、この方法でやってもダメな手つきの人がいる。

二指は合ったけど、指幅が違うので、そのまま弾き続けると他の音が違う。

という事で、
2段階認証にしなければいけない。

千斤からドレミファと取って、ファ一指でソが二指、とおおよその場所を取った後、本当に二指がソに来てるか、外弦ソと比べる。

まあこれで大体いけます。

大体と言ったのは、ズレていた時、
修正がちゃんとできないパターンがあるから。

あれ?外弦ソと音が違う、もうちょっと下にずらさなきゃ、って思って、
指を広げてソに届かせる、

これが問題。

いいえ、虎口の位置が違ってんだよ、虎口ごと下にずらさなきゃ、って話。

で、更に失敗するパターンは、
虎口ごと下にずらしてソに合わせたはいいが、その後の指幅が悪く、ファやラが違うくなる。

もうここまで違うと、基本からもっと体にたたき込まなくてはならないでしょう。
ニポジの指幅を体にたたき込まなくては。

でもまあ、さっき話した2段階認証方式で大体はいけるので。
外弦のニポジ取る時も同じ、とにかくソを使って二指を確定する。

今回言いたい肝心なのは、千斤からドレミファって取って安心したらアカンよ、という話。

補足で
なら三ポジはどう取るかっていうと、

ハーモニクスを基準に修正するわけです。
ハーモニクスは開放弦の1オクターブ高い音ですね。

開放弦聞いて、1オクターブ高いハーモニクス取って、2段階認証とする。

え?外弦ソと内弦ソが同じか聞き分けられない?
開放弦と1オクターブが聞き取れない?

もうそこは訓練です。
チューナーを使って、ここだと思うけど合ってるかなって、何回も音聞きを訓練よ。  続きを読む
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 13:35二胡上達

2024年08月29日

この押さえ方音色がくもる(動画つき)

動画はこちら
https://youtu.be/xCUztneYjcs

苦しい音色や音色がくもる

あまり気付きにくいですが、弾き比べると確かに音色が違う

左指の弦の押さえ方に気をつけたいのです。

弦は振動してなんぼです。
弦が振動して、その振動を皮が受け音が鳴る、
だから弦がきれいに振動しないと音色が悪くなる。

弦の震えるのを抑えてしまう指の押さえ方、
2つ気をつけたい。

1つは面積


指の腹をぺったり蛙の指みたいに面積広く弦を押さえると、弦は多くの部分を押さえられたため、弦の震えが抑えられ、音がくもるのです。

指が弦に触れる面積はなるべく小さくしましょう。
まるで爪先立ちのバレエの歩き方のように指を乗せましょう。

2つめは圧
ぎゅっと強く弦を押さえつけると、苦しいような音色になります。

イメージしにくいかもしれませんが、
例えば、ウ〜と軽く歌うように力を抜いて声を出すのと、う〜…と喉に力を入れてうめくように声を出すのとの違いみたい。

弦を押さえつけないよう、音程が出るための最低限の力で触れましょう。
特にビブラートの時に押さえ過ぎる、あるいは押すことによってビブラートをかける傾向のかけ方をしている人は気をつけましょう。そういう場合はもう一度ビブラートのやり方を見直す必要があるでしょう。
弦のうわべに触るような感覚でビブラートをかけましょう。  続きを読む
  • LINEで送る


Posted by 由紀子 at 13:56二胡上達