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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2018年12月11日

進むほど先生のすごさが見える

初めっから自分の腕をバンバン出す先生もいるのですが、

私のレッスンの場合、レッスンが進めば進むほど、先生やっぱりうまいって思うようになってます。

入門の頃は、入門レベルに特化した模範演奏をしています。

ゆーっくりで、ビブラートもなく、装飾音もなく、まっすぐな音で演奏します。

ビブラートを習った人への模範演奏でやっとビブラートをつけます。

抑揚や感情をつけることを習った人への模範演奏でやっと表現を出します。

速さは常にゆっくりでします。

なので、入門の人は先生の能力を一部しか見ることはありません。
音色の美しさに感動するぐらいなもんです。

進むほど、ビブラートは表現豊かにつくし、感情はこもるし、抑揚はあるし、滑音はうっとりするし、打音は速いしと、

だんだんその腕が見えてくる。

ま、私の腕などは全然レベルが低いので、こういうのはおこがましいのですが、それでも、進むにつれ感動するようになってます。

私はこれは、わざとしてます。

入門の人に、ビブラートつき抑揚つきの通常の速さの模範を弾いて見せると、
感動や感心はされますが、学ぶ要点が見えにくくなると考えています。

ビブラートや抑揚で音は揺れるし、
速さもその速いイメージがつくと練習のじゃまになります。

そして、下手にビブラートや抑揚、美しいメロディを奏でる事に憧れ、
やるべき基本にスポットが当たらなくなって、
本当に練習してほしいポイントがないがしろになると考えます。

よく、どんな曲か聞くために、ユーチューブで検索して見る人が多いです。
あとCDの模範演奏とか。

これってすごくぶち壊しになります。

そして、ユーチューブでイメージのついた人は、出来もせぬ速さで、落ち着きなくガチャグチャ弾きで練習し、
やるべき基本、こっちがマスターしてほしい事が、何も出来ない、

という結果になりやすいです。
(ある程度レベルの高い人にとっては参考になりますがね)

練習すればするほど悪いくせがついてしまう可能性があるのです。

こちらはわざとゆっくり弾いて、やるべき技術を誇張して弾いてるのです。

ということで、レッスンが進めば進むほど、先生のすごさが見える、という話。でした。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 23:18ひとりごと