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由紀子
由紀子
安岡由紀子
自宅教室(滋賀県近江八幡市)、 ツカモトミュージックアカデミー二胡教室(滋賀県の守山市・近江八幡市・東近江市の八日市と愛知川)にて、 二胡指導しています。 中国語教室(近江八幡市)も開講しています。 くわしくは、ホームページ https://jizi58.wixsite.com/niko
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2015年05月05日

弓のキャパ練習

皆さんは車を運転しますか?

車の感覚はいい方ですか?

私はあまり良くなくて、余裕を見過ぎる。例えばバックしてもう壁ギリギリ、ってとこまでつけたつもりが、降りて見てみるとまだ50㎝以上も空いてる。
ま、逆にこすったとか落ちたとかいうのはないですね。

二胡の弓も車の感覚と同じように、幅がどれだけあるのか、感覚を持っていないといけません。

そうでないと、長い音で弓が足りなくなったり、逆に十分使えなかったりすることになる。
すると、常にこちょこちょと弾いて伸びやかな音が出ないとか、弓が足りなくて尻つぼみの音になるとかいうことになります。

では、弓のキャパを知る練習をしましょう。

まず自分の使える範囲を調べます。外弦で弓の手元、つまり弓元にスタンバイします。松ヤニが塗れている部分からなので、端から3㎝くらいの所です。さあ、弓をずっと引いていって、最後どの位置まで届きますか?最大で端から3㎝くらいです。弓が長い方または体が小さい方は10㎝くらい余りますでしょうか?それが自分最大の弓使用範囲です。で、これを全弓と呼びます。

では練習に入ります。
まず、メトロノームを用意して、60に設定します。

①1拍に一弓、全弓で鳴らします。速く動かさなくてはいけませんね。この時の注意、
*必ず全弓使うこと。弓を余らせず、足りなさせずに。端から端までの音量は一定になるように。カスッとした音やガリッとした音は入ってはいけませんよ。

②2拍かけて一弓をやはり全弓使って弾きます。
*の注意は守って。

③3拍使って一弓を全弓で弾きます。
もちろん*で。

④4拍使って一弓を弾きます。
*を守って。

⑤8拍使って一弓を弾きます。
相当ゆっくりですね。
必ず*を守って。

では応用練習。
①〜⑤の練習に音を乗せます。D調1234567・1
(・1というのは高音ドの意味です)
①なら1拍ずつ、1、2、3、4、…
②なら12、34、56、7・1
③なら123、456、7・1・2
④なら1234、567・1
⑤なら1234567・1

もちろん*を守ってです。

さて更に応用。
これは②から
ポジションチェンジを入れてやります。
だから・1は一指にして。
②なら6・1(一一)、・27(二二)、4・3(三三)、・16(一一)なんかいかがでしょう。
③なら6・1・2、・3・27、なんか。
④なら56・1・2、・3・276なんか。
⑤なら567・1・2・3・4・5
あるいはこれで・5を第三ポジション一指にすると更に難度が増しますね。

さあ、キャパ練習をして、弓を有効に使えるようにしましょう。  続きを読む
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Posted by 由紀子 at 17:20二胡上達