いい音色のために5
今回も右手の弓について
今回は
弓の角度について話したいと思います。
もうここまで聞いたら、何の話か予想つくと思います。
そう、基本中の基本
弓はまっすぐ動かす
具体的に
前後は
体に並行に、っていうのが一般的に言われる
しかし、体を基準にするのは、ダメな場合がある
基準にするのは二胡。
二胡の顔(琴皮)がどっちを向いているか。
つまり、二胡の本体がどんな角度で構えられているか。
これによって体に対する弓の角度が変わる。
見てほしい所は
琴竿と弓毛の間の間隔
弓の端から端まで弾いても、
ここの間隔はずっと変わらない
外弦なら5ミリぐらい、内弦なら3ミリぐらいだろうか。ずっとその間隔を保って運弓する。
だから、足を外に開いている男性なら、二胡の顔が割と前向きなので、弓は体に並行とはならず、弓先にいくほど右斜め前に弾く軌道になるだろう
自分の軌道を探すべきだ
そして、今回言いたいのは
ずっとその軌道上を弓が沿って弾き
前後にぶれないこと
ぶれてたら音に影響する
多くの人は弓先で弾くにつれ手が後ろにひけていき、弓根を弾くにつれ弓先が後ろに押せていく。楕円状の軌道になる。
次は上下だ
これは一般的に地面と並行と言われているが、
地面を基準にしてはいけない場合がある
これも基準は二胡の角度だ
弓毛は弦と直角をなすように弾くのが一番いい
だから、琴竿を体の左側に倒しぎみに構える人は、
弦が縦まっすぐになっていないのだから、
弓先にいくほど斜め上に弾く軌道になるだろう
自分の軌道を探すべきだ
そして、今回言いたいのは
ずっとその軌道上を弓が沿って弾き
上下にぶれないこと
ぶれてたら音に影響する。
多くの人は弓先で弾くにつれ手が後上に上がっていったり、弓根を弾くにつれ弓先が下に下がっていく。
弓は自分の軌道を
前後上下にブレず弾くこと
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