いい音色のために6
今回も右手の弓について
今回は音の頭について。
私やジャー先生はいつもうるさく言うので、生徒さんはもう分かってるという人がほとんどでしょう。
しかし、「知っている」と「できている」は大違い
再度確認して、よい音色を目指しましょう。
音の頭、または音の立ちあがり
これをきっちりするためには、
音を発する前の準備が大事になります。
左手は押さえるべき指を、押さえるべき深さに押さえるという動作
もっと細かく言うと、
押さえるなら押さえ終わる、
離すなら離しきる、
という動作。
右手は
内弦なら内弦に、
外弦なら外弦に、
弓毛を押さえつけて貼り付けるという動作。
この両手の準備ができてから初めて、
音を出す。
これができてないと、
ふにゃふにゃした音、
ボヤけた音、
弾きはじめにギーっと鳴る、
弾きはじめにピーっと鳴る、
などの音が出ます。
この音の頭をくせ付けるには、
焦ってはいけません。
開放弦、内外をしっかり換弦してから弾く練習に始め、
音階練習などで、
ひと弓ごとにしっかり止まって、
両手の準備が出来たことを確認してから、
音を出す練習をしましょう。
例えば1234 5432なら、
こんなふうに
01020304 05040302
音の間にしっかり止まって、
その間に手はボケッと止まってないで、
次の音の準備をする。
0の時に、指をトンと置く&弓毛をトンと貼り付ける
0の時に、指をパッっと離す&弓毛をパッっと貼り付ける
トン1トン2トン3トン4
トン5パッ4パッ3パッ2
音の頭のくせ付けは、
地道な練習と意識が必要です。
そして、音色に多いに貢献します。
いい音色のためにシリーズで、
これが一番意識しにくく、欠落しやすいポイントです。
もう一度言います。
地道な練習と意識が必要です。
そして、音色に多いに貢献します。
ぜひ、いえ、
絶対身に付けてください!
関連記事