音色のための研究をしよう(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/W8AHjyutUjs
いい音色はほとんど右手で作ります。
弓の弾き方にはいろんな要素がありますが、
例えば、弾く速さ、圧の量など。
弓の推し引きを何気にピャーピャーやっても、いい音色は作れません。
今回はそんな中の
弓の当て方にスポットを当ててみます。
弓の当て方、考えて弾いていますか?
この記事をきっかけに考えて、そして研究してください。
弓の当て方
いくつかの要素があります。
①当てる角度
角度には2つあります。
1つは弓自体、弓竿の弦に対する角度。
(もう一つはまた後で。)
上下の角度と前後の角度がありますね。
上下は普通は弦に対して90度が良いですが、
特に右下がりで弾くと悪い音色になります、が、音によっては違う場合がある。
少し右下がりで弾いた方が良い音色だったり、少し右上がりで弾いた方が良い音色だったり。
前後は、普通なら琴竿に近い軌道がいいですが、これも音によっては…変えた方が良い音色だったりします。
②当てる位置
普通は筒のすぐくっついた所を擦るのが良い音色なのですが、音によっては、更に下へ食いこませるように、あるいは、筒から浮いた上の部分を弾く。
③弓毛の角度
弓毛はペタンとした形に束ねてありますね、
それを、ペタンと全体をまんべんなく弦に擦りつけるか、少し斜めにして下の方を使って擦るか、上の方を使って擦るか、この弓毛の面の当てる角度。これによって音色が違う。
④弓毛の毛どり
弓毛は全部で200本ほどあります。
これを何本ほど弦に当てるかです。
高音だったり、細く長い音だったりすると、イメージではたったの10本だけ当てる、とか。
⑤弓毛の形
弓毛はペタンとした形に束ねてありますが、これをペタンとした形で③で話した角度をつけて弾くほか、
イメージ、毛束を丸くするように弾く。
丸い角で弾くイメージに、という弾き方にできます。
ということで、
どんな角度で弓の軌道をとり、弓毛をどんな角度でどんな形で、どの位置をどのくらいの毛量で擦るか。
音によって、つまり1音1音
研究して、良い音色を探る
やってみて。
関連記事