ハーモニクスをしっかり出す方法
ハーモニクスシリーズで結構はなしましたが、
今回は曲中、フレーズ中
いや、一弓中にハーモニクスを出す場合、
しっかり出す方法です。
例えば、良宵
高いソはハーモニクス音を出します。
ではここでまず、
ハーモニクス音がきれいに出るための要点を話しましょう。
大切なのは2つです。
弓をたくさん使うこと。
弓を速く動かすこと。
弓をたくさん使うことというのは、弓の長さをたくさん使うということ。
10㎝より20㎝がいいし、多ければ多いほどいい。
弓を速く動かすことというのは、やはり弓をたくさん使うことと同じ。
弓が足りなければ速く動かせないのでね。
では例を良宵からあげましょう。
丸く囲んである音がハーモニクスです。
長ーいソの末にハーモニクスでド、しかもクレッシェンド。
最後の最後にハーモニクスがあると、弓が少なくてきれいに出せなくなる。
だから、
長ーいソで、とにかく弓をケチること。
長ーいソは弓の半分だけしか使わないこと、
そして残り半分を使ってドを弾く。
もう一つのも同じ要領。
長ーいミで弓をケチって、半弓だけで弾き、
あとの半弓を使ってソを出します。
こうすると、
ハーモニクスはきれいに出るし、
クレッシェンドになるし、
一挙両得です。
まず長ーい音の方だけ練習します。
がんばってケチっても、ついたくさん弓を使っちゃうので、この前の音をいかに弓を使わず小さな音できれいに伸ばせるかが練習どころ。
次はポジション移動につらされて、弓を引かないようにすること。
そしてハーモニクスを残りの半弓全て使い切って、必ず弓の端まで使うこと。
このように練習してみて。
聞いてるだけじゃなく、実際やってみないとダメだよ!
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