ポジションチェンジ虎口がリーダー?(動画つき)

由紀子

2020年04月26日 11:48

動画はこちら
https://youtu.be/tS3jfTIRBIc

こんなふうにしてはいけない、という例を挙げてみます。

まず、指ばかり移動して虎口が移動していない。

これをなまけ移動と呼んでおきましょうか。

指はせっせと移動しても、虎口は、ま、ちびりっと移動したかぐらいで、その場を離れたがらない。

もっとなまけなのは、
第一ポジションと第二ポジションの間に虎口を置いて、指だけちょいと上に伸ばしたり下に伸ばしたりして弾くやり方。
もうポジションという概念がない。

なまけ移動はダメです。


ちなみに、

これの、指だけ上に動かすという奏法はあります。
おなじみなのが、F調の7ですね。

そして、三指や四指を指だけ下に伸ばすという奏法もあります。

でも通常はちゃんと虎口も移動しなければいけません。なまけ移動はダメです。


追記
ポジション移動の方法として、
よく言われるのが、まず手首を移動し始めてから指がついていくやり方。つまり手首をくねらせる。
これなんですが、
もう1つ、手首をくねらせないやり方もあります。素直に手首も指も同時に移動する。

私は場合によって使い分けてます。

それから
前回の指だけで移動に似てるんですが、
指をにゅーと上に伸ばしてから虎口をヨイヨイとずり上げる、
指をにゅーと下に伸ばしてから虎口をヨイヨイとずり下げる、
という例。

前回のも、今回のも、
頭の中でのポジション移動の考え方を直した方がいい。

音は指先を押さえたところの音が出る、

そうです、そうですけど、その考えがポジションチェンジのフォームをくずしている。

音は指が決めるという考えではなく、
虎口が決める、
と考える。

虎口がどこへ行けば、指は自然とどこへ行く。

私は小学生の頃、少女バレーボール教室に入ってました。

レシーブする時、腕だけを横へ伸ばし、レシーブすると、球は変なところへ飛んでいきます。
体の中心をボールの正面に持っていけと、指導を受けました。
ボールが飛んできたら、腰をボールの軌道上に持ってきて正面でレシーブするのが良いのです。


ポジションチェンジもそれに似てます。

指先だけでなく、体(手全部)、つまり二胡の場合は虎口で二胡を持っているので、虎口で弾きたい音へ移動すれば、指はちゃんと安定して位置を目指すことができます。

この概念があれば、
前回記事にも書いてきた
指だけずらして弾く場合や
手首を使った粘りのある移動も
音が安定するのです。

つまり、いろんな技法を使える。


肝心なのでもう一度言います。

音は指先で探さず、虎口で探します。
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