根深い問題2

由紀子

2015年03月20日 16:27

さて、根深い問題を抱えた人の例をみてみよう。

このパターンの人は、しっとり丁寧に弾くことが欠けている人だ。

何を弾いても、音やリズムはとれるし、手もよく動く。
しかし、しっとり色っぽく弾くことが欠けている。

レッスンの時、毎回、毎曲、指摘する。指摘するとできる。しかし、次回はまた相変わらずできてない。曲を変えるとできてない。

私は楽譜に箇条書きで注意点を書く。
・保留指
・#の音程
ここで「そして特にこれです」と言いながら、
・しっとり
と書く。

レッスンの終わりにレッスンノートに注意することを書いてもらっているが、保留指 #の音 と書いた後、違う内容を書いた。私は「あ〜また心に届かず⤵︎、壁に遮断されたか…」と愕然とした。

人には心に壁がある。この壁は、人の話が耳に入らない、見たものを客観的に見れない、人の行動や考えを善悪に分けてしまうなどの症状を起こさせる。
そして、何らかのショック、言い変えれば、目からウロコ的な感覚を受けないと壊れない、頑丈な壁だ。

これじゃ、二胡の魅力が出ない。音程よし、リズムよしで、つまらず弾けたらよしというOKライン、それはだめよ。

しかし、これはサバサバした性格なのか、メロディー=音楽という概念なのか、つまり、潜在意識からの根深い問題である。

なんとか気づいてほしいもんだが…

壁のある人には何らかのショックか、ハッとする事を与えなければいけないのだが、
「あなたの弾き方はガサツで乱暴だ」なんて傷つきそうな事を言ってショックを与えると、
「ひどい先生だ」
と思うんでしょ?

人間、特に大人、特にプライドの高い大人は、自分の悪い所を直撃的に指摘されると、反抗心たっぷりになり、指摘した人を敵視するっていう動物だから…困ったなァ、、、
~二胡生徒募集中~
無料体験随時受付中

由紀子教室 :滋賀県近江八幡市自宅
塚本楽器: 滋賀県 守山平和堂教室、(東近江市)八日市アピア教室、愛知川教室、近江八幡教室

詳しくは
https://jizi58.wixsite.com/niko

~中国語教室生徒募集中~
無料体験、見学、随時受付中
近江八幡市金田コミュニティセンター
毎週水曜日20:30~22:00
詳しくは
https://jizi58.wixsite.com/niko


関連記事