お話「練字の秘訣」に学ぶ練習の秘訣
今週の中国語教室でお話の聞き取りをやりました。
題名は練字の秘訣
こういった物の道理を説いたり、知恵を働かせたお話などは、中国ではよく学びます。
このお話はある書道家の話です。
子供の頃の彼は父の影響を受けて書道に大変興味がありました。なんとか習字がうまくなりたいと思っています。
ある日、お母さんにたずねます。
「どうすれば習字がうまくなるの?」
するとお母さんは彼を裏庭に連れて行きます。裏庭には18コもの大きなかめ(壺)があります。かめには雨水が満タンになっています。それを指さし、「あのかめの水に秘密があるのよ」と言います。彼はなんのことだか分かりません。
お母さんは続けます。「お前があのかめの水を使って墨をすり、練習し、かめの水がなくなる頃には、字がうまく書ける秘訣が分かるでしょう。」
さて、これを二胡に置き換えると、松ヤニあたりになるでしょうか?18コの松ヤニを使いきったら…
ま、気が遠くなるレベルの話ですが、このお話の言いたいところは
本当に18コ分やるというわけではなくて、それぐらいの気持ちで数こなせ、と言いたいのですね。
皆さん、18コの松ヤニを使いきる気持ちで、励みましょうね。
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