曲を、聞いて覚えるな

由紀子

2015年04月15日 15:30

知らない曲を練習する時、模範などを聞いて、メロディーを覚えて、それを基盤に練習するというのはよくない。

確かに、知っている曲は弾きやすい。
聞いたことがある曲は取っ付きやすい。

でも、自分の能力を高めるため、というか、イメージで技術を身につけないため、やめたほうがいい。

イメージで技術を身につけるとは、前の記事に書いた、「メロディー弾くぞ症候群」のこと。

「曲として弾く」ことを最優先してしまい、
手の場所、形、指の動き、弓の動きなどを無視し、冷静さを失って弾くことだ。

それは技術を身につけるというより、ただの我流であり、上達は望めない。

もう一回言う、
冷静さを失って弾くことは上達しない。

逆に言えば、ひとつひとつ確認して意識して弾くことは上達する。

だから、時間はかかっても、自力で、リズムをとってみて、指使いを確認し、試行錯誤する。
それから、やっと模範などを聞いて確認するのだ。

よく、新しい曲に入ると、「どんな曲か一度弾いてみてください」
と言われることがあるが、私は絶対弾かない。

必ず一回、リズムはぐちゃぐちゃでも、ひとつずつ初見を取らせる。

模範を聞くなとは言ってない。
聞く時期は上達に影響するということだ。

曲を聞いて覚えるな、と書いたが、
それは初めの頃のこと。

手が冷静に操作できるようになったら、よい模範を何度も聴いて、表現をまねしたり、イメージトレーニングするのは有用だと思う。
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