最終的にどっちが大事?
生徒さんからこんな質問があった
今一生懸命手の形を直そうとしてますけど、二胡は最終的には、音がちゃんとしてればいいのか、手の形がちゃんとしてればいいのか、どっちですか?
答えは、音がちゃんとしてればいい、です
昔は二胡は指先で弦を押さえていませんでした。関節部分で押さえていたんです。
その後いろんな変化を経て今に至っている
そして今も進化している
手の形も変わって行ってるんです
だからいまだに「コップを持つように」なんて言ってる先生はこういうこと
昔、指の関節で握るように二胡持っていた時代に伝えられた言葉
その時代の先生が生徒に伝え、またその生徒が先生になってその言葉を伝え…と
二胡の持ち方は進化しているというのに、言葉だけが残って伝えられた、というわけ
で、手の形を一生懸命直すのは、音をちゃんとするための手段ですね
手の形がちゃんとしてるから、その状態で弾けばどんな曲も早くちゃんと弾ける。
一番効率がいい
だから、手の形がおかしかろうが
音が正しく美しいならOKちゃOK
ただ、検定やコンクールなどでは、手の形は評価対象です
悪い手の形で弾いていれば減点です
だから、音か手の形か
どちらが大事、という事ではない
正確な音や動きが出来るために
効率の良い手の形にするってこと
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