点を突く表現

由紀子

2015年08月08日 12:48

同じ事を話しているにもかかわらず、使う言葉とか、単語とか、言い方とか、例えとか、っていうものによって、その人に伝わるか伝わらないかが分かれる。

その人に「目からウロコ」状態にさせることを、ツボに当たると言うことにしよう。

鍼灸では、よく知られたツボ。それは小さく、点である。ちゃんとそこを突かないと効かない。

人と話す時も同じだと思う。ツボに刺さる単語や表現を使わないと、同じ言い方で何回口すっぱく言っても、相手には伝わらない。意味は伝わるかもしれないが、グッと心に入らない。

そのツボ突き単語は人によって違う。

いわゆるグサッとくる単語というのは人によって違うので、
例えば、太っていることをけなされて、デブ、ブタ、トド、ふとっちょ、ぽっちゃり、メタボ、とか言われても大丈夫なのに、体重いくら?って言われるとグサッとくるとか。その人にとって、体重っていう単語がツボに当たるのだ。

レッスン時、なんとか分かってもらい、心の中に浸透してもらうため、言葉を探す。

先生のように真似をして、というのは、難しい。

先生の体の中で何が起こっているのかが説明されないと、見た目をいくら真似たところで、それにはならない。

だから、私はとにかく言葉、単語、言い方を変えて、どうにかツボにヒットするようにしている。

「しっとり」と言ってもダメなら、「丁寧に」、「弓をゆっくり」「歌うように」「はんなり」「しっぽり」「寝そうに」など、思いつく単語をいろいろ変えて表現する。

手の回し込み方を深く、なら、「抱っこするように」「囲んで」「回り込むように」「首のすわらない赤ん坊を抱くように」など。

ある単語や表現がヒットして、ツボに当ったとたん、コツをつかむ。

中国人の先生では、もひとつ分かりにくいというのはこの部分だろう。

圧倒的に単語数が違う。
体の内部で何が起こっているのかは、日本人の先生の説明の方がツボに当たりやすいだろう。

もし先生の表現がヒットしなくて、感覚が分からないなら、自分で違う言い方を探してみてはいかがでしょうか?
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