脳のモード切り替え

由紀子

2014年02月20日 11:09

中国語は漢字ばかりだ。
だから中国語を学ぶ日本人には助かる。
意味が分かりやすいし、単語が覚えやすい。

発音も若干似ている。
しかし、似ているからこそ落とし穴となりやすい。

中国語学習者に、中国語を日本語読みっぽく発音してしまう人は多い。

例えば、‘了’は[リァオ]だが、日本語まじりで[りをお]と発音してしまう、
‘図書館’は[トゥシュウグァン]だが、日本語まじりで[トシュガン]と発音してしまう。
もっとひどいと、完全に日本語読みしてしまう。
‘要’は[ヤオ]だが、[ヨウ]と発音してしまったり、
‘用’は[ヨン]だが、[ヨウ]と発音してしまったりする。
実際の中国語の[ヨウ]の意味は‘有’だ。

二胡の数字譜も同じ感覚だろう。
‘1’は[いち]ではなく[ド]だ、
‘5’は[ご]ではなく[ソ]だ。

これらの頭の切り替えは完全にされなければいけない。

しかし、先に幼少の頃から日本語読み、数字読みしてきた大人にとって、
潜在意識の奥深くに学習されたものを、
新しく慣れない方を簡単に思い直す、というか脳の別のところに領域を作って、あちらこちら切り替えるのはなかなか困難だろうが。

モードの切り替えって、私の感覚として、こんな感じかな、という例を挙げると、

栓抜きに缶切りが一体化している道具を見たことがあるだろうか?
栓を開けようとしている時は、それは栓抜きであり、
引き出しから取り出す時だって、頭では「栓抜きどこかな」って言っている、
缶切りをしたい時は「缶切りどこかな」って言って探してる。
実は同じ物体なのに。

朝、コーヒーを飲みながら、「新聞ちょうだい」って夫に言われて、[今日の新聞]を持っていく、油そうじをしている夫に「新聞ちょうだい」って言われて、[古新聞]を持っていく。

脳の中では、その場面において、モードが切り替わることができる。

中国語も二胡の数字譜も、
普段の生活脳をリセットして、
モードを切り替える必要がある。

さっきも言ったように、それは大人にとって難しい。
つい潜在意識にインプットされている方が先に出る。

これを切り替えられるようにするには、
意識すること。
潜在意識に勝つ方法は顕在意識で意識し続け、それも潜在意識に入るまで意識し続けることだ。
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