2024年04月11日
感覚で取るな(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/1GDZz4pmAr0
二胡というのはギターのようにフレット(音程が分かる横棒の線)もないし、ピアノのように一つずつはっきりした位置がある訳でもない。
ポジションチェンジが必要な時、結果的に、「なんとなくこの辺」という感覚になる。
この、「なんとなくこの辺」を何度も練習して的確に捉えられるようにするのだが、
それにしても、あまりにも「なんとなくこの辺」な飛び方をしてはいないだろうか?
その頭の中のメロディになるには、と、音を聞きつつ手を適当に動かしている人が多い。
これではダメ!
感覚で音に飛んではいけない。
頭の中のメロディを追いかけて飛んではいけない。
しっかりロジカルに考えなければいけない。
ロジカルとは、計算してということ。
例えば、今弾いているポジションの小指の位置へ一指が行くように目指すんだな、とか。
二指がハーモニクスの位置にいくように移動だな、とか。
[ちなみにハーモニクスの位置は、前提のロジカルとして、千斤と駒の1/2ないし1/4の位置だという計算はあるものの、
一指でも二指でも三指でも四指でもサッと一発で飛んでいけるように、熟練されていなければいけない。
いちいち開放弦から数えたり、何回も音を出して探さなければいけないようでは、ダメ!]
ちゃんと計算して、ロジカルに位置取りをして、
そしてその計算を頭に置いて飛ぶ、というか冷静に移動することを、何回も繰り返して、
そして最終的に「なんとなくこの辺」が身に付くのです。
この計算と繰り返しなしでは、
永遠に毎回ハズれる「この辺」になるのです。
音だけで「この辺」に飛ぶのではなく、
ロジカルに冷静に移動、ですよ。 続きを読む
https://youtu.be/1GDZz4pmAr0
二胡というのはギターのようにフレット(音程が分かる横棒の線)もないし、ピアノのように一つずつはっきりした位置がある訳でもない。
ポジションチェンジが必要な時、結果的に、「なんとなくこの辺」という感覚になる。
この、「なんとなくこの辺」を何度も練習して的確に捉えられるようにするのだが、
それにしても、あまりにも「なんとなくこの辺」な飛び方をしてはいないだろうか?
その頭の中のメロディになるには、と、音を聞きつつ手を適当に動かしている人が多い。
これではダメ!
感覚で音に飛んではいけない。
頭の中のメロディを追いかけて飛んではいけない。
しっかりロジカルに考えなければいけない。
ロジカルとは、計算してということ。
例えば、今弾いているポジションの小指の位置へ一指が行くように目指すんだな、とか。
二指がハーモニクスの位置にいくように移動だな、とか。
[ちなみにハーモニクスの位置は、前提のロジカルとして、千斤と駒の1/2ないし1/4の位置だという計算はあるものの、
一指でも二指でも三指でも四指でもサッと一発で飛んでいけるように、熟練されていなければいけない。
いちいち開放弦から数えたり、何回も音を出して探さなければいけないようでは、ダメ!]
ちゃんと計算して、ロジカルに位置取りをして、
そしてその計算を頭に置いて飛ぶ、というか冷静に移動することを、何回も繰り返して、
そして最終的に「なんとなくこの辺」が身に付くのです。
この計算と繰り返しなしでは、
永遠に毎回ハズれる「この辺」になるのです。
音だけで「この辺」に飛ぶのではなく、
ロジカルに冷静に移動、ですよ。 続きを読む
2024年04月04日
おやすみ二胡 弓橋泛月をアップしました
音源はこちら
https://youtu.be/xBLCv5GI-4Y
弓橋泛月
弓橋というのは太鼓橋のこと、泛月は朧月のことです。
中国の公園には池があり、池の周りには緑のしだれ柳が揺れている。
池の中に亭(あずまや)があり、薄暗い夕ぐれに太鼓橋に朧月。
風情がある景色が浮かんできます。
話は変わり
以前聖書を学んだ時、人の記憶というか何かを身につけようとする時はザルのようで、水を入れてもすぐ抜けていくものだ、抜けていかないようにするには、ザルごと水に浸ければ良い、という内容のものが記憶に残っています。
二胡も、先生をしていると、水の中に浸かっている状態で、いやでも二胡を弾く機会が多いし、教えてると同時に、自分も学びを得ています。
私がジムに行って、ご意見の貼り紙(利用者がジムに書くお便り的なやつですね)を見た時、ジムのスタッフが筋トレマシーンを使用していて使えない時がある、とあった。
体を鍛えることが好きな人がジムで働く、いいことだ、適職。
でも、ザルを水に浸けられないなんて(自分が筋トレできないなんて)、ジムで働く良さが…半減というか何というか、
なんか虚しさを感じた。
なんかやるせない
やらせてあげてほしい
でも、そりゃお客さまのためのマシーン、たとえ空いていても、使ってはいけないよなぁ
ザルを水に浸ける為にその職、その活動を選んで、水に浸けられないなんて、
あー自分ごとのように残念に感じる私だった、
って話。
https://youtu.be/xBLCv5GI-4Y
弓橋泛月
弓橋というのは太鼓橋のこと、泛月は朧月のことです。
中国の公園には池があり、池の周りには緑のしだれ柳が揺れている。
池の中に亭(あずまや)があり、薄暗い夕ぐれに太鼓橋に朧月。
風情がある景色が浮かんできます。
話は変わり
以前聖書を学んだ時、人の記憶というか何かを身につけようとする時はザルのようで、水を入れてもすぐ抜けていくものだ、抜けていかないようにするには、ザルごと水に浸ければ良い、という内容のものが記憶に残っています。
二胡も、先生をしていると、水の中に浸かっている状態で、いやでも二胡を弾く機会が多いし、教えてると同時に、自分も学びを得ています。
私がジムに行って、ご意見の貼り紙(利用者がジムに書くお便り的なやつですね)を見た時、ジムのスタッフが筋トレマシーンを使用していて使えない時がある、とあった。
体を鍛えることが好きな人がジムで働く、いいことだ、適職。
でも、ザルを水に浸けられないなんて(自分が筋トレできないなんて)、ジムで働く良さが…半減というか何というか、
なんか虚しさを感じた。
なんかやるせない
やらせてあげてほしい
でも、そりゃお客さまのためのマシーン、たとえ空いていても、使ってはいけないよなぁ
ザルを水に浸ける為にその職、その活動を選んで、水に浸けられないなんて、
あー自分ごとのように残念に感じる私だった、
って話。
2024年03月28日
ビブラートが揺れないのは(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/-cn9myXn4eM
ビブラートの波が小さい
なんだかちゃんとできてない感じ
という方
ビブラートは 《脱力》&《力を使う》 を
うまく操らなくてはいけないものです
そしてそれがとても難しい
ビブラートの波が小さいのは
ズバリ
指の腹が使えてないから。
指の腹を使うことなく、指先だけで波を作ろうとしている。
ビブラートをつけるには
指先↔︎指の腹 と弦を押さえている場所を
指先をコロコロ転がすように変えなくてはいけない
だから回転ビブラートなんて言う
指先は弦をさすらない(滑らない)ように
弦をつかんで捉えておかなければいけないので、ここは使力の必要があります。
しかしながら、指先で弦を捉えておこうとすると、指全体そして手全体まで使力して固まってしまいがち。
手や指は固まった状態で腕又は手首を振るので、
結果、指先しか使えず、指の腹が使えない。
そして硬い波の少ないビブラートになる。
さてその指の腹を使うには
さっき言った脱力と使力の良い具合ができないといけないが。
指先は弦を捉え、指の関節は脱力、
手首は動かす力は必要だが、手の甲は脱力
この脱力と使力については、
ビブラートシリーズをもう一度見て
特に ビブラートを味わう を見てください
とにかく今回は
指の腹、もっと使えよ
ってことです。
https://youtu.be/-cn9myXn4eM
ビブラートの波が小さい
なんだかちゃんとできてない感じ
という方
ビブラートは 《脱力》&《力を使う》 を
うまく操らなくてはいけないものです
そしてそれがとても難しい
ビブラートの波が小さいのは
ズバリ
指の腹が使えてないから。
指の腹を使うことなく、指先だけで波を作ろうとしている。
ビブラートをつけるには
指先↔︎指の腹 と弦を押さえている場所を
指先をコロコロ転がすように変えなくてはいけない
だから回転ビブラートなんて言う
指先は弦をさすらない(滑らない)ように
弦をつかんで捉えておかなければいけないので、ここは使力の必要があります。
しかしながら、指先で弦を捉えておこうとすると、指全体そして手全体まで使力して固まってしまいがち。
手や指は固まった状態で腕又は手首を振るので、
結果、指先しか使えず、指の腹が使えない。
そして硬い波の少ないビブラートになる。
さてその指の腹を使うには
さっき言った脱力と使力の良い具合ができないといけないが。
指先は弦を捉え、指の関節は脱力、
手首は動かす力は必要だが、手の甲は脱力
この脱力と使力については、
ビブラートシリーズをもう一度見て
特に ビブラートを味わう を見てください
とにかく今回は
指の腹、もっと使えよ
ってことです。
2024年03月21日
おやすみ二胡 陽関三畳をアップしました
音源はこちら
https://youtu.be/FsR_6gDSwaU
陽関三畳は
本当に心知り得た、支えとなる友
そんな友だちとの別れの曲です
3月、日本では別れの季節
学生も卒業で別れ
社会人も移動など
別れの多い季節ですね
皆さんには
そんな心の支えにしている友がいますか? 続きを読む
https://youtu.be/FsR_6gDSwaU
陽関三畳は
本当に心知り得た、支えとなる友
そんな友だちとの別れの曲です
3月、日本では別れの季節
学生も卒業で別れ
社会人も移動など
別れの多い季節ですね
皆さんには
そんな心の支えにしている友がいますか? 続きを読む
2024年03月14日
チューナーで音高確認の落とし穴(動画つき)
動画はこちら
https://youtu.be/gMNuuJ80e_I
チューナーで音が合ってるか確認する。
いいと思います。
チューナーは先生がわり、
音がズレていたら教えてくれる便利なアイテム
しかしながら、その使い方ではためにならん、何も身につかないし、弊害さえ出てるよ、っていう使い方に注意です。
自分が思っている所を押さえて、音が合っているか、チューナーを見ますよね、そう、それでいいんです。
ところが、ここからが問題。
合ってれば何もないのですが、違っている時のこの後の行動、意識が大切。
指をにょいとずらして、チューナーを見ながら正しい音に押さえに行く。ちょっとずらして行き過ぎたら戻したりしてばっちりの音に合わす。
あ、ここか、と次に進む。
はい、ダメー
あなたの押さえた音は高かったのか低かったのか記憶がありますか?
ない? 話にならないですね。
例えば、第二ポジションから始まる曲で、
ここかなと思う所を押さえたあと、チューナーを見て正確に合わせて、曲を弾き始められた方に、あ、すみません、さっきチューナーで合わせた時、はじめズレてたのはどちらにズレてたんですか?って聞くと、意識してなかったって答え。
ありゃりゃ。
まず確認すべきは、自分の思っている所はどちらにどれくらいズレていたかです。
そして、それを踏まえて、学習する
曲の途中なら、指を離して、前の音からもう一度やり直すのです。
にょいとずらしてはいけません。
身につけたいのは、まずは感覚です。
前の音から指の広げ具合、あるいはポジションチェンジなら虎口の移動具合、をどのくらいか身につけないと。
あとでにょいとずらして、これが合ってるのか、なんてやっても意味はありません。
例えばです。あなたの立っている所に印をつけました。
そして、5メートル先に線を引きました。
目を閉じてこの線ぴったりにつま先が来るよう歩いてください、と言われました。
あなたは線よりずれました。そして、ちょっと移動して線につま先を合わせました。この日は線にぴったりつま先を合わせたという事になって終了。
また次の日、印の所から線まで歩きます。
またずれたので、ちょっと移動して合わせました。
また次の日、ちょいと移動して終了。…
分かりますか?
これではダメなんです。学習の過程がない。
線まで足りなかったのか越えたのか、
何センチ足りなかったのか、何センチ越えたのか、
これをちゃんと認識して、次はそうならないように意識しなければいけません。
そして、ちょっと移動して合わせたのを、「合わせた」と勘定しない事。
ちゃんと一発的中でないと意味がありません。
学習して、歩幅を広げるなり狭めるなり、
歩数を増やすなり減らすなりして、
次のチャレンジをしなければいけません。
という事で、
チューナーで音を見たら、
音が高かったのか低かったのか、あとどれくらいだったのかをしっかり確認する。
そして、もう一度もといに戻って、前の音から、修正を加えてチャレンジです。
この作業を何度も繰り返し、音に一発的中で当たるようになったら、耳の出番です。
よく聴いて、音程を覚えるようにします。
だから、一発的中したら終わりじゃないんです。
的中音を何度も耳に聴かせて、覚えさせる。
そして手にもクセづけする。
これでこそ練習です。
チューナーの有効利用です。
毎回にょいとずらして学習した気になっていては、いつまで経っても身につかないどころか、
その間違った音に毎回行ってるという事なのだから、間違った手指感覚をがんばって積み重ねているということになるので、その使い方は身につける弊害になっていますよ。 続きを読む
https://youtu.be/gMNuuJ80e_I
チューナーで音が合ってるか確認する。
いいと思います。
チューナーは先生がわり、
音がズレていたら教えてくれる便利なアイテム
しかしながら、その使い方ではためにならん、何も身につかないし、弊害さえ出てるよ、っていう使い方に注意です。
自分が思っている所を押さえて、音が合っているか、チューナーを見ますよね、そう、それでいいんです。
ところが、ここからが問題。
合ってれば何もないのですが、違っている時のこの後の行動、意識が大切。
指をにょいとずらして、チューナーを見ながら正しい音に押さえに行く。ちょっとずらして行き過ぎたら戻したりしてばっちりの音に合わす。
あ、ここか、と次に進む。
はい、ダメー
あなたの押さえた音は高かったのか低かったのか記憶がありますか?
ない? 話にならないですね。
例えば、第二ポジションから始まる曲で、
ここかなと思う所を押さえたあと、チューナーを見て正確に合わせて、曲を弾き始められた方に、あ、すみません、さっきチューナーで合わせた時、はじめズレてたのはどちらにズレてたんですか?って聞くと、意識してなかったって答え。
ありゃりゃ。
まず確認すべきは、自分の思っている所はどちらにどれくらいズレていたかです。
そして、それを踏まえて、学習する
曲の途中なら、指を離して、前の音からもう一度やり直すのです。
にょいとずらしてはいけません。
身につけたいのは、まずは感覚です。
前の音から指の広げ具合、あるいはポジションチェンジなら虎口の移動具合、をどのくらいか身につけないと。
あとでにょいとずらして、これが合ってるのか、なんてやっても意味はありません。
例えばです。あなたの立っている所に印をつけました。
そして、5メートル先に線を引きました。
目を閉じてこの線ぴったりにつま先が来るよう歩いてください、と言われました。
あなたは線よりずれました。そして、ちょっと移動して線につま先を合わせました。この日は線にぴったりつま先を合わせたという事になって終了。
また次の日、印の所から線まで歩きます。
またずれたので、ちょっと移動して合わせました。
また次の日、ちょいと移動して終了。…
分かりますか?
これではダメなんです。学習の過程がない。
線まで足りなかったのか越えたのか、
何センチ足りなかったのか、何センチ越えたのか、
これをちゃんと認識して、次はそうならないように意識しなければいけません。
そして、ちょっと移動して合わせたのを、「合わせた」と勘定しない事。
ちゃんと一発的中でないと意味がありません。
学習して、歩幅を広げるなり狭めるなり、
歩数を増やすなり減らすなりして、
次のチャレンジをしなければいけません。
という事で、
チューナーで音を見たら、
音が高かったのか低かったのか、あとどれくらいだったのかをしっかり確認する。
そして、もう一度もといに戻って、前の音から、修正を加えてチャレンジです。
この作業を何度も繰り返し、音に一発的中で当たるようになったら、耳の出番です。
よく聴いて、音程を覚えるようにします。
だから、一発的中したら終わりじゃないんです。
的中音を何度も耳に聴かせて、覚えさせる。
そして手にもクセづけする。
これでこそ練習です。
チューナーの有効利用です。
毎回にょいとずらして学習した気になっていては、いつまで経っても身につかないどころか、
その間違った音に毎回行ってるという事なのだから、間違った手指感覚をがんばって積み重ねているということになるので、その使い方は身につける弊害になっていますよ。 続きを読む